【 アホンダラ達の空 】
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◆◆◆ エリート vol.1 ◆◆◆
そもそもこの地にパイロットとして着任してきたということ自体、
非常に名誉なことなんだぞ、それが分かってるのかお前?
そりゃ分かってる、よく分かってるよ。
ここに配属される連中は全員トップガンみたいな連中だってんだろ?
分かってるならお前もそこんとこをちったぁ自覚しろよ。
そういわれても、オレはもともと D.F.C で飯食ってたんだぜ?
( D.F.C = ドッグ・ファイト・サーカス )
実際にドンパチやってたわけじゃぁないんだ。
操縦ミスや整備ミスとか、あとはバッドラックに見舞われる以外、
命の危険性はないトコで、ショーフライトをやってただけなんだ。
分かるだろ?ホラ、ショーカラテのスターと実際のカラテの試合の選手とじゃ全然違うっていうのと同じなんだって。
そんなコトはお前に言われなくても分かってる。
それよりもな、いいか?
お前は実際、現実に、 コレに乗って、ココにやってきた わけだ、あの方からの依頼でな。
いや、だから待てよ、オレが聞かされたその依頼ってのは、 コイツをココに届ける ってことで、
何もここで コイツに乗ってココで戦え ってことじゃない。
オレはただ コイツを運んできただけなんだ。
あの人にそう言われて来ただけなんだ。
オレにはお前が腕利きのパイロットで良い稼ぎをするって、あのお方から聞かされたんだがね。
フン、まぁお前が何を言おうとも、とにかくお前の契約書のサインは確かにココにあるんだ、
最低1年間はここで仕事してもらうからな。
・・だから、それはただの受理書だとばっかり思ってたんだって!
勘弁してくれよ!
悪いが一度契約したもんは取り消すわけにゃあいかんな。
契約違約金をお前が払うってんなら別だがね、そんな金お前にはないだろう。
・・さ、裁判だ! 裁判をすればオレの言う事の方が正しいことが分かるハズだって!
裁判だ?お前ここをどこだと思ってるんだ?
ここには裁判官も陪審員もいやしねぇ、
ここにいるのは、敵と味方と後は簡易葬式の時の交代制神父様だけってなもんだ!
とにかくゴチャゴチャいってねぇで、さっさと乗って飛べよ。
じゃねぇと裁判どころか、敵に吹っ飛ばされてあの世行きだぞ。
だから・・・オレは実際の戦闘はしたことがないんだって・・・
じゃ、今からしてこいよ、そいつをよ。
さんざん泣き言を言った後、
最終的にそのパイロットは観念して乾いた大地の碧空の空へと飛び立っていった。
ここにいるパイロットは皆、エリートと呼ばれているが、
こうしたエリートの誕生もあることを、多くの人は知らない・・・・
◆◆◆ 製作者:キクメン 「 YF-23 」 ◆◆◆
◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆
トランペッター製 1/144 YF-23
キット紹介解説記事は コチラ を読んでください。
製作過程記事は コチラ を読んでください。
では製作後の感想を書きます。
え〜・・・サクッと完成しました。
土曜日の深夜1時に作り始めて(3時には寝ました)翌日の夕方5時のわずか1日で完成です。
もともとシンプルなデザインで、キットの方も部品数は少なく、
ボディ上部と下部の接合部は裏返さないと見えない位置になっているので、
そこの修正を気にしなければ、ほとんどやすりがけして整形する個所がないです。
そして、その部品の合いもかなり良いです。
またサイズがイッチョンチョンなので、塗装面積も狭く、塗料があっという間に乾いてくれます。
次の工程に進める速度は実に速く、非常に楽しかったです。
そしてイッチョンチョンは完成後場所をとらないので実に良いです。
今回作った機体は結構大柄な機体なので、ナナニーだったら置く場所に困惑したことでしょう。
結果として非常に満足の行く楽しい模型製作でした。
でまた、作る前はカッコ悪い、出来も悪いと思っていたのですが、
カタチにしてみたらエライカッコ E ので、作ってみてホント良かったと思っております。
こういうシンプルで素っ気のないのが質実剛健的で好きなのです。
◆◆◆ 注意点!! ◆◆◆
製作過程記事にも書きましたが、まず離型剤に注意です。
そして、キャノピーピラー(窓枠)のラインが全然デタラメで、
そのままマスキングしたら、どエライ目に遭うので気をつけて下さい。
自分は、 S.T 氏の完成品 を見ながら、
自分のフィーリングを信じて脳内ラインを作ってマスキングゾルをカットしました。
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