【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ 製作者: S.T 様 「 YF - 23 」 ◆◆◆









◆◆◆ −傭兵パイロット L.カーディンの話− ◆◆◆

オレは戦闘機パイロットだが、正規の軍人ではない。いわゆる傭兵というやつだ。

しかし、その辺の僻地をロートル機で飛んでいるような、
落ちこぼれと一緒にしてもらっては困る。
オレはキクメン側傭兵の総元締めである例の団体から来たんだ。
ほら、知ってるだろ?真黒のイーグルを出して来た…あそこだ。

今回、アメリアからの要請を受けて、この新型と一緒に来たんだ。
なんでも、イシケン軍の連中、あのベルクトを出して来たそうじゃないか。
それでアメリアの連中焦った訳だね。

ラプターならやつの相手として充分だが、
ラプターはまだ部隊として作戦行動ができない状態なんだな。
色々改良したのは良いが、そのせいで実戦配備が遅れちまっている。

まったく、ぐずぐずしてるからそういうことになるんだ。それで替わりに、
かつての競争者だったこいつの出番だ。皮肉なものだな。

え?何でこんな機体持ってるのかって?
アメリアはイーグルの後継機としてラプターとこいつを開発して、
ラプターの方を採用したわけだが、こいつはそのままお蔵入りになるところを、
うちのボスが「そりゃあもったいない!捨てるんだったらわしにくれ!」
とダダをこねて強引に貰って来てしまったらしい。

実はうちのボス、その採用テストにも関係していたらしいが、
その頃からこいつがエラく気に入っていたらしい。
別の噂では、軍関係に断られたところを、メーカーに掛け合って(脅して?)提供させたとか…。
まあ、確かにうちは政治的にも経済的にもものすごい力を持ってるから…でも、そりゃあ公私混同ですぜ、ボス。

で、この尾翼のNo.見ろよ、「03」だぜ?実はこの機体、3号機なのよ!
そのうち後続も来るかもね。

…さて、敵さんのベルクトだけど、向こうさんもまだ1機しか出てないらしいし、 こちらを牽制する目的もあって出してきたんじゃ…?

こっちの新型が1機じゃ何だからそう思いたいけど、まあ、味方がアメリアだからね。
イーグルとかホーネットとかいっぱい持ってるしね、強いしね。割と気楽な任務と思っている。
競争相手だったラプターに先駆けて実戦とは、こいつもさぞかし溜飲を下しているだろう。



◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

タミヤ−イタレリのウォーバードです。

機体の大きさの割に、部品数がかなり少ないです。 大きな作業は筋彫りと胴体の貼り合せだけで、飛行機としては楽なキットでした。

主翼の舵以外は凸モールドなので、全部彫り直しました。
曲面で複雑なパネルラインがありますが、数は少ないので短時間で出来ました。
機体上下の合わせはまあまあ。ただ、主翼下面の分割ラインはちょっと幅があり、
自分は太いままのラインとしてやっつけました。
この機体は上方向から見た方がカッチョEから、
下はあまり見ないと思うのでこれでOK。尾翼の固定は若干問題あり。
接着面積が少ない上に、接着面の平面が出ていないので注意。

塗装は最初ロービジにしたのですが、境界ぼかしがうまく行かず、結局塗りつぶしてしまいました。
マーキングは実機も相当あっさりしているようなので、機番とラインのみ。
試作3号機のつもり。

尾翼ライン太:2 細:1 2+1=3

K923−F:キクメン軍戦闘第923飛行隊

 9:900番台は試作のつもり
23:自分の年
 F:Fighterだぞ

…つまらない解説に5行も使ってしまいました。

その独特のスタイルから、ファンの多い機体ですが、やっぱりカッチョE!
と思います。実機と模型に形の違いがあるかどうか知りませんが、やっぱりどうみてもカッチョEです(嬉


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