キクメンの大空

【アホンダラ達の空】

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◆◆◆ 冷やかしも程ほどに ◆◆◆

前回の話は コチラ

いやーやっぱトーネードは角度によっちゃレーダー映りがいいねぇ。
そのでっかい垂直尾翼、バリバリ反射しちゃってるよ。

と、いきなり無線に割り込んできたのはラファールのパイロットであった。

トーネードのパイロットは敵の最新鋭戦闘機でないことに安堵したが、
どうにもこの「おハランス」野郎の言い回しにムッときた。

もうここじゃユーロファイターあたりに乗り換えないと厳しいんじゃないの？
あぁでもそれに乗り換えたところでイーグルやラプター相手じゃやっぱキッツイか。

さすがにトーネードのパイロットもカチンときた。

なんだとテメェ、それじゃテメェはラプター相手でも勝てるってのか？

ウィー、メルシーボクゥ、ボクのこのエレガントなラファールならば勝てますとも。

ほーならいっちょここで模擬戦でもしてそのエレガントな腕前を見せてもらおうじゃないの。

ウィー、ムッシュゥ、格の違いを見せ付けてあげますよ。

こうしてお互い本来の任務そっちのけで哨戒空域での模擬戦が開始された・・・

運動性能で勝るラファールに対し、二人の目で敵位置把握に務め対抗したトーネード、
これが観客のいるスポーツであったなら実に良い好勝負といえる内容であった。

最初こそお互い敵視し合っていた者同士であったが、この好勝負にそれぞれ尊敬の念を抱き、
互いの健闘を称えあい最後にはいつか酒場で共に飲もうと言い、それぞれ互いの任務に戻っていった。

しかしこの派手な模擬戦は敵のレーダーにそれこそバリバリに映っており、
敵威力偵察編隊の知るところとなっていたのであった・・・

その後彼らはなんとか無事生き残ることが出来たが、
共に機体を失ってしまい、酒場で出あった時はお前が模擬戦をやろうと言ったからだとか、
いやそもそもそっちが妙な挑発をしてきやがったからだと口論になり、
結局陸の上でも殴り合いの戦闘になってしまった。

無論ＭＰによるケンカ両成敗が成立したのは言うまでもない・・・

◆◆◆ 製作者：キクメン「ラファール」 ◆◆◆

◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

ドイツ・レベル製 1/144 ラファール

キット紹介記事は コチラ

これは素晴らしいキットであります。
これが1/72スケールだったならなぁと思う程です。
美しく彫られたスジボリが消えてしまわないようにパーツの接合部を仕上げるのには神経を使いました。
とはいえパーツ同士の合いは良好なのでストレスはありませんでした。
なるほど各所で絶賛されているキットだけのことはあります。
うーん・・・ハセかレベルかアカデミーあたりに同機種の1/72スケールのキットを出して欲しいなぁ・・・

あ、ミサイルのノズル部を黒く塗るの忘れた。
でもってキャノピー横のデカールの貼る位置が実機と違うぜ。
はははドンマイドンマイ。

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