【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ 護られる者 vol.2 ◆◆◆

前回のアホンダラは コチラ

ここ偏狭の地ショッパイヤ平原(の中でもさらにあまり見向きもされていなかった地域)でもにわかに戦況は変化し、
旧式の攻撃機だけで編成される部隊(というよりもグループ)は金を出し合って
戦闘機からなる空の用心棒を雇うという行動に出ざるを得ないような状況になっていた・・・



ココが他所なら誰もが目を疑うだろうよ。
見てみろよアレを。プロペラ機だぜ?信じられるか?
農薬散布に行くってんならわかるけどよ、まさかアレがまだ現役だなんて誰が信じるかよ。
オレの乗機もボロだけど、アレにゃあかなわんぜマッタク。



オイ!とっつぁん!とっつぁん!

あぁ?なんだぁ?何か言ったかぁ?

飛ぶ前によぉ!ココになぁ!サインしてくれやぁ!

あん?サインだぁ?なんだってそんなもんせにゃあならねぇんだぁ?

ココもなぁ!ジェット戦闘機がよぉ!出るようになったんだわぁ!
だからよぉ!ゼニ出し合ってよぉ!用心棒を雇うことになったんだよぉ!

用心棒?なんでだよぉ?

だからぁ!ココもなぁ!ヤバくなってきたんだって!!

・・・

( なんだか知らねぇが、ココももうのんびり飛んでいられるトコじゃなくなったってコトか )



風を切るプロペラ音がとどろく中、老兵は受け入れなければならない現実を静かにかみしめていた・・・



◆◆◆ 製作者:キクメン 「 プカラ 」 ◆◆◆














◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

スペシャルホビー製 1/72 プカラ

簡易インジェクションの雄、チェコ共和国はスペシャルホビー製のキット、
フォークランド紛争でアルゼンチン軍が使用した攻撃機「プカラ」を作りました。
このキットはTAK01君からのプレゼント品でありまして感謝感謝のアイテムであります。

さてキットレビューでありますが、まず嬉しいのがキャノピーがバQじゃないという点です。
ちゃんとしたインジェクションキャノピーなのでホッと一安心であります。
でまた主翼のスジボリモールドもなかなか良い感じです。
硬〜いレジン製のパイロットシートの雰囲気もなかなか良く、
計器パネルやシートベルトなどの精密エッチングパーツもついていてなかなかゴージャスです。
( でもエッチングパーツの組み込みはすごく面倒臭いので使用しませんでした )

各パーツを切り出してみての印象はやはり簡易インジェクションといった感じで、
薄さやシャープさではさすがに国産プラモには及びません。
これは各車輪格納個所の扉パーツやペラのブレードなどを手にとると分りやすいです。
( ペラのブレードはカタチもちょっと不ぞろいでした )
レジン製のフロントエンジンカバーのディティールもつぶれかけていましたね。
でもまぁ薄さという点では、この機体はプロペラ攻撃機ということで主翼は厚いので特に問題ないです。

次に各部品を貼り合せてみたときの印象ですが、胴体左右はスキマも出来ずいい感じです。
主翼と胴体、機首とキャノピーの接合部はパテ修正必須のスキマが出来ます。

で、その機首とキャノピーのスキマ埋めの時にやっちゃいました。
写真では分りにくくしておりますが、自家製の溶きパテの調合に失敗し、
流動性が高くなりすぎてキャノピー内部にドロドロパテ君がどんどん流入していってしまいました。
当時は非常にショックでヤルキがかなり下がりましたが、
それでも最後までやり遂げられたのはやはりプレゼントの品だからであります。
で、結局完成させてみたらなんのなんの許容範囲許容範囲でありました。

こうして完成させてみると確かにちゃんとプカラになっておりまして、
なかなか優雅で美しいアウトラインをいい感じで再現しているのではないかと思います。

うーん・・・・満足。TAK01君よありがとう。

ちなみにこのキット、すんごくヒップヘビーなのでしりもちつかないようにしこたまオモリを仕込まないといけません。
しかしながら機首に仕込むスペースはほとんどないといっても過言ではありません。
なのでペラの直後のスペースなど、前側に重心を持っていけそうなところには可能な限りいつも通りネジを入れました。
ってか、いい加減釣具屋にいってオモリ買えよオレも。



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