【 アホンダラ達の空 】
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◆◆◆ おひれ はひれ vol.3 ◆◆◆
ここは辺境ショッパイヤ高原。
激闘続くチョリなどとは違い、小規模な戦闘が散発的に行われている地。
最前線からほされたけれど、結局飛ぶことから逃れられない猛禽どもが今日も獲物と、ちっぽけなロマンを求めて空へと飛び立っていく・・・
パイロット:「やはりここショッパイヤ高原といえば、かつて隆盛を誇った騎馬民族の大地だろう。」
整備兵:「確かにこの広大雄大な草原を見ると、そんな光景が目に浮かぶようですねぇ。」
パイロット:「だろう?オレもそんな偉大な先祖の末裔として、大いに血が沸き立つ気分だ。」
パイロット:「現代の騎馬民族として、愛馬は空翔る鋼鉄の天馬と共に戦っているんだ。」
整備兵:「ロマンですねぇ。」
パイロット:「だろう?でな、モノは相談なんだが、このオレの愛機・愛馬にな、こう・・・大きく馬の絵を描いてもらいたいんだが。」
整備兵:「えっ!馬ですか・・・うーん・・・自分は整備に関してはそれなりに自信はあるんですが、絵に関してはちょっと・・・」
パイロット:「誰か他に思い当たる人物はいないか?」
整備兵:「そうですねぇ・・・ちょっと整備士仲間を当たってみます。」
数日後・・・
パイロット:「おお、見事な出来栄えの絵じゃないか、これは実に素晴らしい!」
パイロット:「・・・しかして、反対側のコレ・・・コレは・・なんと書いてあるのだ?」
整備兵:「あぁそれは馬と書いてあるんですよ、漢字みたいですね。」
パイロット:「なにぃ!漢字だと!おのれ!何故我が騎馬民族の字ではないのだ!!」
整備兵:「まぁそう怒らないで下さいって。かろうじて絵が描けるヤツに任せるしかなかったんですから。」
整備兵:「それに今はもうそんな大昔の戦国時代じゃないんですから、ねぇ・・・」
パイロット:「うぅむ・・・確かにそれはそうだが・・・・」
ここは辺境ショッパイヤ高原。
今も、そして恐らく太古の昔もちっぽけなロマンを抱いたアホンダラな漢たちが戦い続けた緑の大地。
◆◆◆ 製作者:キクメン 「 F-8 II フィンバック 」 ◆◆◆
◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆
トランペッター製 1/72 F-8 II フィンバック
8年ぶりに尾ひれがチャーミングな、その名もズバリ「フィンバック」を作りました。
(テキストも前回の使いまわし・・・)
ちなみに本国では殲撃−八II(殲撃8II)「ジェン・バーツー」というそうです。
ココ を見るとデビュー自体は新しい機体なんだけど、性能はいまいち1世代前のような感じなのでショッパイヤでの登場としました。
で 前回 と違い、今回はそのチャーミングな尾ひれはたたんだ状態での製作にしました。
今回の目玉は今年で2回目となる、イシケンとの「お題」毎年その年の干支を、手描きで書初めならぬ「描き初め」をしようというもので、
垂直尾翼にやり直し出来ない手描き一発勝負、今年の干支、「馬」を面相筆で描いてみました。
自分の場合は1/72スケールキットなので、先に垂直尾翼を外して描くと胴体との接合部が非常に目立っちゃうので、
ボディをくみ上げた状態で描かなければならず、これがまたすごくやりにくかったりします。
絵の方はなんとかそれっぽくなったけど、自分は字の方が救いようがないくらいヘタなのでガッカリします。
こんなんでこの先10年続くんだろうか・・・そんとき自分は・・・うへぇ54歳かよ〜〜!!
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