【 ガンノート: 雑記 】

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執筆日 : 2004年1月20日

タイトル : こういうのが欲しい(パート3)

早速結論から書こう。

エアーブローバックハンドガンを出せ。

これだ、この方針で行こう。

おわり。

と、ゆーワケにもいかんから追って説明しますとですね、やっぱりフロンはダメっすよ。

オゾンホール破壊とか地球温暖化とか、確かにそういう観点でダメッチョダメダメなんだけど、
液化フロンじゃなくて圧縮エアだったら、理論上、
外気温に作動・射撃・命中性能が左右されることもないじゃないですか。

確かに理屈だけでいうならばキクメン、アンタの言う通りや、ってーことになるわけです。

しかしその実現が難しいのであります。

で、ですね、それじゃあまりにも非現実的だから、
取り敢えず具体的に未来予想案みたいなのを書こうかなと思ったのであります。

よくあるじゃないですか、未来の海底都市とか未来の月面居住区図とか、
なんかそういうちょっと現実チックな未来の予想図みたいなの。

取り敢えず今回はそのノリで文章をかいてみようと思ったワケです。

では早速。

<エアチャージ式エアーブローバックハンドガンの構成>

まずは電動ガンのようにフルセットと本体セットの2系統販売方式を採用。

フルセットにはコンセントに挿してそのままワンタッチで各種マガジンとジョイント、コネクト、
着脱してエアチャージ出来るエアチャージコンプレッサーがついてくる。

もちろん当然の安全対策として、パワーは0.2グラム弾で0.5ジュールくらいのパワーの分のエアーを排気、
かつ、ワンチャージで30発くらいが撃てる分の内圧にしか出来ない構造にする。

エアチャージコンプレッサーもマガジン自体も。

ちなみにこのエアチャージコンプレッサーは、その後、ユーザーからは、
チャーコンと略称され、親しまれる。

また、マガジン自体は、その内圧内(プラスアルファ)でのみの耐久性を考慮すれば良いので、
ポリカーボネイトとか強化プラスックとかABSなどでも良いと思われ、そうなると、
バルブ周りだけが金属で強化されていればよく、
重量軽減、材料費削減にもなって、軽いのが好きな少数派の私にとっても、
コスト削減というのはメーカーにとっても、
スペアマガジンが安く提供できるというのは、ユーザーにとっても、
マグチェンジをバンバン行うスピードシューターにとっても、
(床に遠慮なくマガジンを落とす)嬉しいことが多いのである。

(おっとプラだと割れないようにしなくちゃいけないからそんな簡単じゃないか・・・)
(しかも破裂してプラの鋭利な破片が飛び散ったら危険だ・・・)

次に、ワンチャージにかかる時間は30秒以内というのが理想。

これだと実に素晴らしい夢のようなエアガンが実現する。

第一に、撃っていて気化熱が発生してマガジン内温度が低下し、気化効率が下がって、
銃口初速が下がることもなく、同様に、外気温が低い環境で、
やはり銃口初速が低下、または不安定になって、最悪動作不良、
というあまりよろしくないことがほとんど発生しなくなる、というメリット。

第二に、もとから圧縮された気体なので、銃を逆さにして撃とうが、
横向きにして撃とうが、素早い抜き撃ちをしようが、液化ガスが銃口から吹いて、
マガジン内の液体全て放出、初弾で発射不能でワンマガジン終了、
というラーメンタベル(悲しい)なことも起きなくなるわけです。

つまりナチュラルNLSマガジンなわけです。

フレミングの法則とかソレノイドコイルとか常温超伝導などを研究する前に、
是非ともこのエアチャージ方式を(昔、最も最初期に出たMGCの93Rはエアチャージでした)
さらに磨きをかけて再登場させて欲しいのであります。

そうするとランニングコストは電動と同様、数千発で数円という超低コストになると思います。

月とか火星とかにいっちゃう人間に出来ないことはないじゃないですか、
是非とも研究開発してくださいよ、東京マルイさん。

(いや東マルに限らず他メーカーでもいいけど・・・ってかこういうのがビジネスチャンスだと思うが・・・)

だってですね、
現在のところ電動ガンのシェアは東京マルイの完全独占寡占状態、まさしく横綱相撲で一人勝ちなわけですよ。

でもそれは極悪パワー高圧エアタンク・フルオート・エア(ガス)ガン全盛期の頃に、
一社コツコツコツコツと電動を開発し、しかも市場に出したら出したで、
最初はまったく売れなく見向きもされなかったわけですよ。

それでもひたむきにM-16を出したりHOPUPを出したり、それなりに啓蒙活動も行って、
イベントも催して、その努力の結果今の横綱相撲状態にたどりついたわけですよ。

で、今身銭を切って研究開発しておけば、今後オオバケしてイケそうなジャンルっていうと、
もう、脱フロンのエア・チャージ・ブローバックというジャンルなわけですよ。

ここまでくればフロン(というより液化ガス全般)を使うことのデメリット部分は払拭されるわけです。

いや、これまで書いてきたことは架空の理想論であって、
実際に現在のWAのマグナブローバック並みの性能を出すには相当困難な道のりだとは思いますよ、
でもですね、NHKのプロジェクトXを見てくださいよ、
物作り日本がこれまでいかに技術革新で不可能を可能にしてきたか、を。

ほとんど不可能と言われてきたことをことごとくクリアしてきたじゃないですか。

その熱意で是非とも(たかがおもちゃにそこまでするか・・と思われるかもしれませんが)

実現させて欲しいのであります。

F-1の世界でも毎年レギュレーション改定でより不利な状況を課しているにも関わらず、
毎年コースレコード更新ですよ。

つまり人間ってそれくらいスゲェわけですわ。

だから、(その会社の資金繰りの基礎体力あってが前提だけれども)出来ないことはないと思うのです。

・・・でも現実的なことを書くと、
やっぱり開発資金を潤沢に用意できるほどこの業界のメーカーって儲かっていないよな・・・

とにかくだ。

とにかく、上で書いたような理想のエアーブローバックハンドガンが欲しいのです。

もちろん長物にも転用して、是非とも電動では得られない、
シアーでバルブ解放のエア方式ならではの撃ち味というのを実現して欲しいっす。

(あ、今シアーが落ちるな、バルブノッカーを叩くな、というのがなんとなくつかめる微妙な感覚)
長物の場合、出来ればダミーカートを飛ばせるギミックも・・・(前回のコラム参照

<この文章を書いた数分後、読み返して気づいたこと・・・>

多分上のエアーブローバックハンドガンの実現、ムリっぽい気がしました。

そもそも圧縮空気で30発分ブローバックさせて、
なおかつ0.2グラムの弾を約0.5Jというパワーで発射させるには、
マガジン内は何気圧になるんだ?ってか、液化しちゃうんじゃないか?
・・・と、すぐに考え付いちゃったわけです。

自分は、圧縮空気と容量容積算出のプロじゃないので全然目検討もいい加減なもんですが、
それでも、恐らくおもちゃとして安全提供出来るレベルの内圧では、
圧縮空気で30発分ブローバックさせて、なおかつ0.2グラムの弾を約0.5Jというパワーで発射、
というのはそもそも物理的に不可能なんじゃないか?と思ってしまいました。

うわーじゃぁやっぱり電動しかないのかー!くそー!

・・・・
・・・
・・

終わり。


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