【 ガンプラ雑記 】
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がんぷらにまつわるよしなしごとを
つれづれなるままに
かきつくることにする
こぅなぁにてござそうろう。
しそうのうろうにはきをつけるでござそうろう。
と、ゆーワケで、ここでは我輩の熱い魂の叫び(ラトル・アンド・ハム)を書くことにする。
2003年6月22日:
タイトル : 誰が為のガンダムか!!
オレはコーディネイターじゃないんだ!
プログラマーなんだ!
あ、一応システムエンジニアだったりデータベース管理者だったり、
ネットワーク周りや、インフラ環境構築もやるぞ。
でも超一流とは程遠い、ようするに、なんでも少しだけ出来る便利屋さ!!
( ここら辺は
「キクメン・ビジネス」 ネタだった・・・ )
なぁどうよ? ぶっちゃけどうよ?
今日もあまり前振り説明なしでいきなり結論の直球を放り込むから、まぁ覚悟してくれ。
サイクロプスで体が膨張してはじけて内臓ぶちまけて絶命する兵士や、
「 殺戮や憎悪の連鎖という命題にどう取り組み戦争を回避するのか 」のような、
戦争行為、人の感情や心理哲学を午後5時に訴えておいて、
放送終了後にタレント上戸お嬢さんの 「 ガンプラ1分間クッキング 」 を放映するこのアンバランスって、
誰もおかしいと思わないのか?
結構マジメにとらえるとヘビーなテーマを、キラキラお目目輝く美少年美少女が、
きらびやかでゴージャスなガンダムゥチョに乗って戦って演じるのは、
実はかなりおかしなことじゃないか?
ちなみに自分はガンダムシードは毎週欠かさず楽しく見ている。
全然OKの人である。
しかしだ、しかし今日はちょっと敢えて書かせてもらうぞ。
ガンプラ1分間クッキングをやって、小学生にもガンプラの楽しさを広めるぞ!
という企業利益に基づく理念や、いやいやオレ達はそうじゃないぞ!と思っている社員の人達の、
結局どちらにあってもガンプラを広めたい! という気持ちは理解できるし、そういうことをやってくれないと、
今の幸せなガンプラブームが去っていってしまうので、逆にどんどん啓蒙して欲しいのである。
だがだ!
だが、そうなら何故もっと単純明快勧善懲悪な内容のガンダムゥチョをやらないのか?
「 どちらかが死ぬまで、どちらかが死に絶えるまで永遠に戦わないと終わらないのかねぇ? 」
というような、まるでイスラエルとパレスチナのような、そういうテーマを掲げていいのかい?
あまり好きじゃないけどGガンダムのような、熱い友情と悪い敵をやっつけるぞがんだむ、
いけ! たたかえ! ぼくらのがんだむ、やはりせいぎと愛! ラブ! そして友情ガンダムゥチョ!
みたいな、ぼく、ドラえもんです的な分かりやすいガンダムで子供を釘付けにした方がいいんじゃないか?
「ガンプラ1分間クッキング」を放映するくらいなら、だ。
もちろん、自分の見たいガンダムはまるでそうではない。
自分が見たいガンダムはもちろんこれまでこの雑記を読んできた皆は知っているとは思うけど、
登場人物はひたすら写実的劇画チックな例えば「小林源文」氏の戦争劇画のようなテイストで、
MSも泥臭くて、んな赤だの青だの黄色だの、戦場であったらまるでおかしな色をしていない物だ。
変な恋愛ドラマンは見たくない。
出来ればドキュメンタリー番組のような作りの渋い物が見たいのだ。
言っておくが、自分はマイノリティ、少数派だ。
悪いがカミーユビダン君の女のコいっぱい死亡ガンダムには興味はないし、
アイナァァ! 好きじゃぁぁぁぁ にも、アニメじゃないダブルのゼータンにも興味はない。
それよりもコック長が「大変だ塩がない」とか、ククルスドアンの島とか、
戦争の中で戦争を忘れたとか、巷に雨の降るごとくとか、
奥さん、こっちは危ねぇとか、頼むから気付かず行ってくれ、とか、
悲しいけどこれ戦争なのよね、とか、姉ちゃん母ちゃんの匂いがする、
思い出させちゃったかねぇ・・・ミハルゥゥゥゥ!!
とかが好きな、少数派なのだ。
( セイラさんやルーやドロシー嬢やティファしゃんやディアナ姫が好きなのは秘密だぞ! )
( って、結局全シリーズまめに見とるやんけ! )
ちなみにターンエーは結構好きだった。
Xガンダムも主人公のお約束なんちゃってドラマ以外、
要するに結構渋いナレーションとおっちゃんニュータイプと医者の会話は好きだった。
例えば映画トップガンよりもブラックホークダウンやプライベートライアンが好きな人なのだ。
さて、番組自体は10分くらいの短さで良い。
例えば、「 知られざるエースパイロット達の素顔、
今日は「ジョニーライデンとその卓越した技量はいかにして生まれたか」を、
お送りいたします。」 のようなものだ。
ディスカバリー・チャンネルのような雰囲気ならばなおいい。
さらに、そのノリで「 リックドム誕生秘話 」とか「 ジムシリーズの変遷 」など、
CGを駆使して極めてドキュメンタリータッチな10分番組を見たいのだ。
今年で34歳になる間違って大人になってしまったマイノリティな私が見たいガンダムとは、
そういうものなのである。
ようし、今日も結論から先に書くぞ。
1:最初の15分間は子供向けの内容の派手で変形もバリバリで、
羽もいっぱいついていて、尖ったパーツもいっぱいあって、
色も赤青黄色、金色銀色、光り輝く極彩色のガンダムが大活躍で、
主人公は正義感が強い明るく元気な10代! が大活躍の熱血ガンダムアニメだ。
10代で戦争というのはもうとてもここでは書けない、
カンボジアのクメールルージュや旧日本軍の学徒動員などを彷彿してしまうから却下で、
ガンダムに乗って、例えば見たことないけどアニメのベイブレードや、
ミニ四駆アニメのダッシュアンドなんとかみたいな競技ものの話にする。
ライバル達と戦って、友情がはぐくまれ仲間になり、時には強敵に叩きのめされ、
へこむんだけど、ガンダム仙人のもとで修行し、強くなって(ここで新型MSを出すのもOK)、スカっとする勝利。
とにかく単純明快な 努力・友情・勝利、IQ50でも理解できる内容のものでいくのだ。
( 昔の少年ジャンプの編集部スローガンか? )
15分番組という理由も、集中力が短い子供にも見てもらえる良い戦略だ。
ドラえもんなり、なんなり、子供向けアニメンチョスは短いものが多い。
30分番組だと長いような気がするのだ。
おまけに30分での単純明快勧善懲悪ストーリーだと、
時間を持たせるのにいろいろと間を空かせなければならず、
結構毎回間を埋める脚本を考えねばならず、それって結構退屈されてしまうのだ。
モビルのスーツが活躍する前の間を埋めるための妙なドラマの間は、
子供達はテレビを見ないでロボットのおもちゃで遊び、
MSが活躍する頃にまた見始めるという、まるで、おもちゃ入りのお菓子の、
おもちゃは要るけどお菓子はどうでもいいや状態の図式である。
しかも15分戦略ならば、毎回アニメを作るスタッフも時間的余裕があるので有利で、
旧ドラゴンのボールのゼット君とか、現在の種まきガンダムのように、
毎回毎回前回の同じシーンを何度も何度も繰り返してセル画(って最近使われないらしいけど)を、
使いまわす苦しい時間稼ぎもそう必要ない。
子供向けでも出来れば熱くて結構自分のような大人が見ても楽しめる脚本だとバッチリ。
これで、若いおとうさんと息子は安心して一緒にガンダムを閲覧。
しかも30分番組前半終了後には 上戸 嬢の「簡単ガンプラ組立てコーナー」をオンエア。
バンダイはここでヤルキを出さないといけない。
番組で新型MSの登場と同時期リンクで番組終了後にイカしたCMを流し、
なおかつ視聴者が、番組を見終わった後にこれ欲しい!と思って模型屋に向かわせ、
もちろん店頭在庫に不足なし! という状況にしないといけないのだ。
とにかくウォーカッチョエー! 欲しい! と思ったときに買わせないと、
多くの一般的な普通の視聴者、購買者は飽きたり 忘れて しまうのだ。
ある意味衝動買いかもしれないが、売り手はこれを考えない手はないのだ。
とにかく新型MS登場! もちろん演出はバッチリとやること!
そんでもって番組終了後にさらにカッコイイプラモCM!
そして店頭在庫はバッチリ余裕! こういう図式を用意するのだ。
若いお父さんと息子を模型屋に向かわせるのだ。
だが、これだけではない。
断じてこれだけではない。
我々、間違った大人も救済して欲しいのだ!
30分枠の番組後半は、先に書いた「ドキュメンタリータッチ」の写実的番組を用意してくれ!
ドキュメンタリーチックな番組の場合、例えば、
第一回:「 人類初の大型二足歩行兵器はいかにして生まれたか 」
みたいな物の場合、極論を言うと別に全編フルアニメーションじゃなくても良いのだ。
資料的なビジュアルの静止画にウンチクたれているだけでも良いのだ。
時折りすげぇリアルなガンダム・イヴォルブのようなCG画像が動いてくれれば良いのだ。
変なラブロマンスは頼むから止めて欲しい。
変なヒーロー君大活躍も頼むからやめて欲しい。
とにかく淡々と説明する番組が欲しい。
ディスカバリーチャンネルチックガンダムを見たいのだ。
もちろん放送終了後はこれだ!
「今月の新商品、MSVマスターグレードシリーズ第XX弾 「 ジム・スナイパーカスタム 」、
キットはもちろんミリタリー的なモノトーンの配色で、リアルなデカールつき、
デカールはさまざまな部隊マーキングを豊富に用意しました。また、武装も豊富です。
また、キットには詳細な機体解説とカトキ氏によるイラストの小冊子つき。
現在絶賛発売中。」
これだ! これや! この方針で行こう! TKC全国会!
こうすれば、若いお父さんと息子は母親の絶望を振りきり模型屋に走り、
息子はゴージャススーパーロボット、ゴッドガンダムウイングストライクを買い、
父親はリアルタイプMSV、マスターグレード、ジム・スナイパーカスタム2
「 北米基地第203部隊マーキング仕様 」を買うのだ。
模型屋を出る頃は二人ともホクホク顔で、母親は絶望に身をよじれぃぃぃぃぃの顔だ。
これだ! これや! この方針で行こう! TKC全国会!
ハセガワやタミヤのミリタリー模型を知っているかい?諸君。
スケールキットと呼ばれるこのジャンルの模型では、
例えば同じ戦闘機でも、マーキングデカールが違ったり、
ほんのちょっと武装を変えたりとかして、同じような機体のキットが、
何種類もバリエーション展開されて売られているのだ。
で、ファンやマニアはこれらを揃えたりするのが好きなのだ。
ガンプラだって、シャア専用とかガトー専用などして、
同じようなことをしているが、もっと、スケールキット的なことをしてもいいと思う。
もしも上で勝手に自分が妄想したような番組をやるならば、
このようなココロをくすぐる内容の回を放送すれば良いのだ。
そんでもって、キットの小冊子に 「 南米で活躍したMS第12師団のXX小隊、
この小隊は敵からはアマゾンの吸血部隊と呼ばれて畏怖された 」
な〜んてデッチあげればこっちのもんよ、ヒャハハハ!
これだ! これや! この方針で行こう! TKC全国会!
( このテレビCMオレ大嫌い )
だってさ、結構ネタがきれかけて困ってるのが見て取れるじゃないですか、
最近のMGのラインナップ。
それだったら、プラチップの色換えとデカール換えと武器換えと、
小冊子とボックスアートを換えたバリエーションを出せばいいじゃないですか。
どうですか? バンダイさん。
とにかく、今のガンダムシードは楽しく見てるけど、
ラクス嬢、暗殺の秘密警察は頭撃ち抜かれて死んでるのに、
平然としていたり、今日もまたやたらとナチュラルなんかの捕虜はいらねぇ!とかいって、
MSのマシンガンで人殺しをする狂気の兵士を描いた後で、
上戸 嬢の 「 ガンダム1分間クッキング 」 をやるのは、どう考えても、
バランスがおかしい、子供と一緒に見ているお母さんも目をしかめるんじゃないか?
午後6時番組でこれでいいのか? といいたかったのだ。
でも、本当はドキュメンタリーガンダムとリアルタイプ、MSVの復活を願っているのが本心でもあったのだ。
確かにガンダムはリアル・ロボットのジャンルなんや、
戦争をテーマにするからガンダムなんや!
軟弱で多感で繊細なガラスの乙女チックココロを持った弱弱そうな、
ティーンが活躍していくのがガンダムなんや!
ぶったなぁ! 二度もぶった! 親父にもぶたれたことないのに!
とか、カミーユンユン、オイラは漢じゃぁぁぁぁ、
なめるなとがしぃぃぃ! とらまるぅぅぅぅ!!
みたいなのがガンダムゥチョだ、
( ちょと違うか? )
という見方は確かに正しい。
ガンダムゥチョス君はこれまでの黒歴史の上に成り立っているのが確かな事実だからだ。
そうなるとそれは今度は、中学生〜ガンダムを引きずって生きている20代向けの、
多感な十代青いぜガンダム、でも変形、もちろん赤青黄色を用意しなければならぬぞ。
確かにその世代をターゲットにするのは正しい。
お小遣いもまぁまぁあるだろうから、微妙なラインでリアルロボットらしいMSを出して、
悲劇のパイロットを描いたり、或いはそこそこ派手めな演出をして、
ケレン味のあるデザインMSを出せばなかなかいけるかもしれない。
サイコのでっかいガンダム君とか、クインのマンサとか、ナイチンのゲェェルとか、
結構人気あるから、そういう具合でゴージャス君を出せばいいのだ。
青春群像、恋に芽生え、ライバルと戦い、戦争という現実で悩み苦しみながら成長していく。
好きだったあの娘がビームでパチューン、でも、死んだタマチイと会話もOK、
最後は、皆のリキをオラにくれ! あ、MSが動いたぞぉ、
やったぁ敵めぇ、これでもくらえ、正義のビームで宇宙は平和!
だけど、ボクタマチイどこかいっちゃった、ストーリーだ。
或いはエヴァンのゲリオンチョスみたいな、やはり多感で青い少年が、
イヤイヤイヤン、ボクちん戦の争チライ!
なんだかショッキングで難解チックなイメージ優先の青いストーリーもので、
最後はサービスサービス! 出光のサービスステーション!
みたいな物がすごい収益と影響を及ぼしたから、そういうのがいいのか?
ハッキリ言ってそういうドラマはミーは好きじゃないですが・・・
そういうわけでスメルズ・ライク・ア・ティーン・スピリットでネバーマインドの、
(ちなみにこれニルヴァーナの曲ね)
キクメン34歳、困った大人がお届けしました。
今回はこれで おはり
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