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皆さんお久しぶりです、本講義を担当します、サー・アーサー・キクメンタール IX 世です。

昨今の経済情勢における・・・ − 中略 − ・・・

本日の講義内容は、スホーイ22、フィッターのプラモデルの比較であります。

まずは比較対象となる、2つのキットの箱絵を御覧下さい。




上下2つの箱のうち、上は恐らくもう存在しない国内メーカーの「グリフォン」という銘柄の「フィッターJ( Su-22 M-3 J 型 )」であります。

その下はイタリアのイタレリ社、しかし製造元はチェコの「ビレク」という銘柄の「フィッターK( Su-22 M-4 K 型 )」であります。

どちらのキットも元は旧ソビエト連邦の戦闘攻撃機でありますが、恐らくグリフォンのフィッターは、
まだ、ソビエト崩壊前の製品で、グラスノスチ(情報公開)前であるため、
正確な機体の情報(図面など)などない状態での製品化であったと思われます。

ちなみに Su-22 というのは ソビエト国外の輸出型だそうです。

国内の同型機種は Su-17 という機種名がついております。

違いは アビオニクス(航空電子工学・・えーと・・まぁかなり大雑把に言うとソフトウェアと解釈して下さい) を、
輸出用に簡略化(というよりもスペックダウンさせる)したものだそうです。

どうしてそういうことをするかというと、あなたが昔の剣術の達人だとします、
で、あなたの技を弟子たちに教えたりして日々生活をしているわけですが、
大事な極意を簡単に教えちゃったりしたら、あなた自身の強さが危うくなるわけです。

そういうわけで、たいてい他の国輸出する時はアビオニクスを簡略化するのです。

また、J型とK型の違いは、新しいコンピュータで航法システムとかレーダーも改良されているそうです。
外観はそれほど変わらないと思います。

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