キクメンの大空

【アホンダラ達の空】

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◆◆◆ 青天の霹靂（せいてんのへきれき） ◆◆◆

「いや～さすが北極圏、まだまだ寒いねぇ、コイツもなかなか言う事聞いてくれねぇよ。」

「もう御歳ですからねぇ・・・大尉も機体も・・・」

「おいおい、バカいっちゃいけねぇよ、オレはまだまだ現役バリバリだって。」

「ですがねぇ・・最近はここいらも激戦区になろうとしてますから大尉のように御歳を召された方にはキツイんじゃないですか？」

「え？ヤだなぁ何言ってんだよ、そういう時だからこそ、オレみたいなベテランが必要なんだろうが。」

「大尉、最近のベテランと呼ばれるパイロットの年齢を御存知ですか？」

「え？・・・そりゃ・・お前・・５０・・じゃちょっと歳とりすぎ・・かい？」

「残念ですがベテランといよりはもう・・・。で、ですね・・・なんとも申し上げにくいんですが・・・・」

「あ・・あれ？何よそれ、そのなんだか嫌な予感のする書類は・・・」

「すみません大尉、でも、上からの辞令なんで・・・」

「なになに・・・貴官を本日付けで・・・より、えーと・・・ミンゴルの・・ショ・・・ショッパイヤ・・平原？
ショッパイヤ平原ってなによ？あ・・ミンゴル？ミンゴルって・・・あのミンゴル！？マジかよ！！」

「・・・まぁ・・その・・・そういうことです大尉。」

「ちょ・・・ちょっと待てよオイ、いくらなんでも・・・（約15分ほど割愛）・・・で、もちろんこの機体も一緒に持ってくんだよな？」

「いえ、この機体はまだなんとか偵察任務等で使用します。大尉には・・多分現地でドラケンを使用してもらうことになりそうです。」

「は・・はいぃーーー？」

北極海におけるエネルギウム反応は、北エーロ方面における情勢を大きく変えつつあった・・・

同時にごく小さな情勢も変えているようだった。

◆◆◆ 製作者：キクメン「サーブヤークト・ビゲン」 ◆◆◆

◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

エレール製 1/72 サーブヤークト・ビゲン

買ったはいいけれど、中身を見てゲンナリきたので、半ば捨てていました。
（なので、箱絵もキットレビューもナシです）

しかしながら下には下があるようで、イシケンのいろんなイッチョンチョンのビゲンを見て、
（とりわけ高額なオオタキ製のビゲンを見て）ショックを受け、
それらにくらべればはるかに、ずーっとはるかにマシに見えて、（なによりちゃんとビゲンに見える！）
彼の無念を晴らすべく着手しました。

凸モールドは私の中ではノン！でしたが、最近ではそんなのどうでもよくなりつつあります。
カタチがちゃんと実機に似ていて、カッコよければＯＫになってきました。

作ってて特にストレスに感じる点はなく、割とサクッと完成しました。
塗装に関してはホントにサクッと終わらせました。

テキサス君がウチに遊びに来て、いろいろ食べてしゃべって模型屋にいって、
なんとなくやることがなくなった時に、冗談でテキサス君が実演塗装してといったのが午後4時半。
そこから猛ダッシュで塗って５時間後に完成しました。

かなり無理矢理でいつも以上に（ってかいつも通り？）ザツで荒いです。
でも、やっぱり・・・・
カタチにしたらカッコＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥ！！！！！

塗装レシピ。
クレオス Mr.カラー 308番 338番ノーマルのホワイト、以上。
つまり昨日の2機目のA-10の残りの塗料。
急いでいたので結局エーロ軍のデカールは作る余裕がありませんでした。

とにかくいつもくそみそに言ってたエレールのキットですが、
なかなかどうして、完成させてみたらカッコＥです。

あ、そうそう、今回のミスった点ですが、
まずは背中の突起を赤く塗るのを忘れたのと、いつの間にか機首先端のピトー管を折っていたことです。

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