【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ 製作者:キクメン 「 S-37 ベルクト 」 ◆◆◆









◆◆◆ 名も無き空軍大尉と整備兵の会話 ◆◆◆

いやー・・・これまた、すごいのがきたなオイ。
上の連中も相当ヤルキ満々なのかねぇ。

にしてもさ、これ、ちゃんと飛べんの?

何言ってるんですか、大尉、コイツは最新鋭機種ですよ?
飛行実験だって随分行われてきたんですから。

大尉だって御覧になられたでしょう?
コイツがあちこちのエアショーでハラショーなデモフライトを見せていたのを。

確かに見たけどさ、
でも、実戦での戦闘飛行はしていないわけだろう?

そもそもこの翼、この翼だよ。
激しい空中戦の最中に、もぎ取れやしないか心配だよ。

それはこれから大尉が実証するんですよ。

えー・・マジで?
そんなのオレじゃなくたっていいじゃん。

何言ってるんですか大尉、
こんな最新鋭の機種に先陣を切って乗れるなんて、
名誉なことじゃないですか、他のパイロットからすれば羨ましいことですよ。

いや、そんな名誉なんてもんはいらないから、
金と休暇をくれっての。

よくいいますよ、
大尉は自分らよりも随分いい給料もらってるじゃないですか、
それにパイロットは私ら整備兵と違って、
給料をもらって堂々と休める静養休養日があるし、
まー、全く自分らと比べればいい身分ですよ。

いいですか、そもそも大尉は・・・

あー分かった分かった、飛ぶよ、飛びますよ、
いやー嬉しいなー、最新鋭機に乗れるなんて、名誉だなー。

分かったんならさっさと支度してきて下さい、
こっちはそうでなくとも色々忙しいんですから。

ヘイヘイ・・・

どちらが下士官なのか分からない会話を終え、
この空軍大尉を乗せた「金色鷲」は、
キッカリ15分後に碧空の空へと消えていった・・・


◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

ドイツレベル製 1/72 S-37 ベルクト

「 まだまだ だね。 」

えぇ、全く持ってその通り、まだまだ精進が足りません。

御覧の通り、見事にデカールが気泡だらけになってしまい、
残念な結果になってしまいました。
貼り付けたときはちゃんと空気を押し出したつもりだったのですが・・・

また、実際に手にとって細部を舐め回すように見れば分かるのですが、
そりゃもう細部はかなり雑な仕上がりになってしまいました。

カタチにした途端、結構これはこれで未来的でカッコイイかも、
と、思えてきただけに実に残念であります。

さて、それよりも深刻なのが、置き場所であります。
そろそろこういうデカブツを収める箱と収納スペースが限界になりました。

72じゃなくて144にすれば良かったと思う今日この頃です。


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