【 アホンダラ達の空 】
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◆◆◆ おひれ はひれ vol.1 ◆◆◆
ここは辺境ショッパイヤ高原。
激闘続くチョリなどとは違い、小規模な戦闘が散発的に行われている地。
最前線からほされたけれど、結局飛ぶことから逃れられない猛禽どもが今日も獲物と、ちっぽけなロマンを求めて空へと飛び立っていく・・・
噂話にゃ大抵尾ひれがついてまわるってなもんよ。
大体尾ひれっていうんならホレ、オレの機体のケツんトコにもついてるだろうがよ。
え?そんなんじゃねぇって?
な〜に言ってやがる、オメェらの言う噂話の方がバカバカしいホラ話じゃねぇかよ。
え?見た奴がいるって?・・・だ・・・誰だよそりゃぁ・・・(マズイな)
あ?チョロモフスキーの奴だって?あぁ、そりゃあいつ、ウォッカの飲みすぎだろ。
え?ばかこけ?いくらなんでも飲んで飛ぶ奴がいるかって?
飛んだんだよ、なんせチョロモフスキーのこったからよ。
いいからもう散った散った、いくらなんでもこんな辺境でオレみたいな落ちこぼれパイロットが、
どこをどう間違えたらF-15イーグルを撃ち落せるっていうんだ?
そもそもこんなド辺境にイーグルなんているわきゃねぇだろ。
そもそも撃墜地点を見てみたろ、F-15どころか何の残骸もなかったろうがよ。
バカだなお前らわざわざ燃料代自腹で払ってまで見に行ってよ。
いいか、何度も言わせんな、噂話にゃ尾ひれはつくもんだが、実際付いてるのは機体のケツのフィン(尾ひれ)だけだ。
3日前、彼が撃ち落してしまったのは識別信号とレーダーと無線機の3点セットを
同時多発故障させてしまった他地域の味方戦闘機(とはいえ商売上はライバルになるのか?)の MiG-25 フォックスバット であった。
彼は何度も呼びかけを行ったが、全く無視して近づいてきたためにやむなく彼はコクピットを避け、爆発引火のリスクの少ない個所に向けて発砲した。
たまたまそれを遠巻きからみていたチョロモフスキーはそれを F-15 と激しく勘違いしてしまった。
名前にふさわしいチョロな奴だったようだ。
もちろん撃墜してしまった当の本人はさすがに味方機を撃墜してしまったということは自分の口からは言い出せずにいたのだった。
彼にとって幸いなことに残骸はエネルギウム無人採掘ロボによって掃除されてしまった。
噂話というのは誇張されるのが常で、ここにいる者は少なからず最前線を外されたことに対する劣等感めいたものがあったから、
話を美化、つまり、旧式戦闘機で空の王者たる戦闘機を撃ち落したということを信じたかったのだろう・・・
ここは辺境ショッパイヤ高原。
最前線を追い出された漢どもが一時夢を見る緑の大地。
◆◆◆ 製作者:キクメン 「 MiG-23 フロッガー 」 ◆◆◆
◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆
アカデミー製 1/72 MiG-23 フロッガー
キット紹介は コチラ
せっかくの尾ひれなんだからやっぱり尾ひれを展開した飛行形態の方がカッコいいべやってなことで飛行形態で作ってみました。
しかしながら車輪格納庫の扉のパーツは閉じた状態を考慮しておらず、すきまはあくしカタチも合わないしってなわけで結構面倒でした。
また、このキットを手がけた方々が皆ネットで語っているようにエアインテーク上面の段差はなかなかのものでツライチ修正はかなり面倒です。
他にも段差、クレバス発生個所は数箇所あるので結構手を焼きました。
んでも完成させてみるとバタ臭いロシア機の中でもバタ臭さを残しつつ絶妙にカッチョEロシア戦闘機が出来上がります。
やっぱり尾ひれは展開してナンボです。っていうかそもそも飛行形態こそが本来の姿なのであります。
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