【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ デルタ・コデルタ( Respect for パンダ・コパンダ ) vol.2 ◆◆◆

前回のコデルタは コチラ

激戦続く荒涼の大地、アタマカタイ砂漠。

今日も幾多の名もなきパイロット達が大空へと飛び立ち、散っていく・・・

乾いた大地に、澄み渡る空は、散りゆくパイロットの英霊をヴァルハラへと導いていくのだろうか。



また、お母さんがビスケットを届けてきた。
いい加減僕を子ども扱いするのはやめて欲しいなぁ。
僕はもう一人前の軍人、戦闘機パイロットなのに。

おっ?なんだ?旨そうだなソレ。

あ、食べます?先輩

おう、サンキュ。

ヒラリ

ん?何か落ちたぞ?手紙か?

えぇ、きっと母からの手紙です。いい加減まだ僕を子ども扱いするんですよ全く・・・
どうせ寝る前に歯を磨けとかちゃんと風呂に入れとか飯の前に必ず祈れとかそんな事書いてあるんですよ。

ははは、ま、親にしてみれば幾つになろうが子供は子供よ。オレの親も似たようなもんよ。

え?先輩みたいな一人前の大人の軍人に対してでも?

おうよ、お前のこの、甘いビスケットなんかまだいい方よ、
オレの親なんかなぁ、こないだ菓子折りもって基地にまで乗り込んできて、
息子をお願いしますとか、言ってきやがったんだぜ?

しかもウチの息子はニンジンと魚が苦手だからそこを考えた献立にしろとコッ・・・コック長にまで・・・ク・・・
思い出しただけでオレぁ泣けてきた・・・
あん時ほどオレぁいっそのこと撃墜されてヴァルハラへ逝きたいと願ったこたぁねぇよ・・・

先輩・・・先輩も・・苦労してるんですねぇ・・・



はるか南、乾ききった寒風吹きすさぶ砂漠の大地。
南十字星の輝きがデルタ・コデルタの機体を照らし写す。

兵士達の心の疲れは癒されることはなかった・・・



◆◆◆ 製作者:キクメン 「 JAS39 グリペン 」 ◆◆◆













◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

ドイツレベル製 1/72 JAS39 グリペン

キットレビューは コチラ

デザインフォルムがカッチョE第四世代他用途軽戦闘攻撃機、
スウェーデンのグリッペー!さんちゃーん!魚紳さーん!であります。(途中から釣りキ○三平になっとるがな)

でもキットはかなりダメダメキットで、パッと見及第点のグリペンっぽく見えますが、
キャノピーのアウトラインなどはグリペン好きには悲劇的出来です。
全体にビッシリ彫られたキモイモールドも全然デタラメです。
細かい点もハチャメチャが押し寄せてくる!スパーキング!みたいな感じで、
足は長すぎる上にすごくオリジナルデザインでまさしく未来!宇宙!ナンバーワン!みたいだし、
エアインテーク横の整流フィンなどは戦車の装甲並の厚さで頑丈そうですぜ、親方!

ま、だけれど一応大多数の人にはグリペンに見えるからいいんじゃないでしょうか。
(メーカーを甘やかすだけか?)

パーツの合いはまずまずで、キャノピー部分にちょこっと自家製溶きパテを塗ったくらいです。
ダメキットでも完成品が素晴らしくカッコ良く見えるのはキクメンのセンスがセンスオブワンダーだからです。
今度スウェーデンの国民栄誉賞をもらいにいってきます。
くれないか?キレナイカ。(なぜ、そこでアドバンスド大戦略の・・・)



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