【 アホンダラ達の空 】
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◆◆◆ 製作者:キクメン 「 BAe ホーク 」 ◆◆◆
◆◆◆ サー・アンドリュー・メルヘンシュタインの話 ◆◆◆
私の名はサー・アンドリュー・メルヘンシュタイン。
我が国の女王陛下よりサーの称号をいただいた、
伝統あるメルヘンシュタイン家の末裔である。
我がメルヘンシュタイン家は先代よりずっと陛下の楯として、
陛下を、祖国を御守り申し上げてきた。
しかし、今、私は祖国を遠く離れたこの草原の大地、
かつて騎馬民族が優勢を誇ったこの東の大地で、
対地攻撃専門の航空パイロットを教育することで生計を立てている・・・
なんとも落ちぶれたものだ・・・
そもそもこんなことになったのも、あの、め・・・
ねぇぇん!きょぉうかぁぁんってばぁぁぁ!
う、うむ!?な!な、何事かねマリアンヌ君!
えぇっとぉぉ、なんかぁぁ、この飛行機ぃ、
さっきから落ちてるみたいなんですけどぉ。
な、なにぃぃ!!
ハッ!い、いかん!高度がだいぶ落ちてる!
早く操縦桿を引くんだ!
それとスロットルをもっとあげたまえ!マリアンヌ君!
はぁい、わかりましたぁ!きょぉうかぁぁん!
えぇーっとぉ、えいっ!!
うわぁぁーー!引き!引きすぎだ!マリアンヌ君!
そんなに引いてはループするぞ!
いや、ループするには推力が足りん!!ストールする!!
えぇぇぇー!?
どうしたらいいんですかぁぁ!?きょうかぁぁぁん!!
ダメだ!操縦系をこちらに回しても間に合わん!
ストールした!脱出する!!
えぇぇぇーっ!脱出ですかぁぁぁ!?
こわいの ヤ ですぅぅぅぅ!!
数十秒後、二人は無事ベイルアウトした。
その日、東の乾いた空はその澄んだ青空とは正反対に、
メルヘンシュタインの心をまるで彼の母国の空のように暗く陰鬱にさせた。
はぁぁぁ・・・このような身に甘んじている自分は、
なんと先祖に申し開きをしたらよいのか・・・
女王陛下・・・
何故、サーの称号を持つかつての貴族の末裔が、
この東の大地でこのようなことをしているのか、
それを知る者は誰もいなかった
メルヘンシュタインは多くを語らない・・・
◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆
フジミ製 1/72 BAe ホーク
中古の模型屋で300円でゲットしたキットで、かなり昔のキットです。
シートの出来が、悪い冗談のようなものですが、
下にはさらに下もいることだし、
取り敢えずそんなことは全く気にしないでサクッと作っちゃいました。
今回はめずらしくグロス塗装にしております。
塗装をする上で実機の写真をネットで見て参考にしましたが、
塗装とは別にあることに気がつきました。
よく、目の肥えた飛行機模型マニアが、
「全然カタチが違う!」と言っているのを見るにつけ、
これまでの自分は、え?どこが?状態だったのですが、
確かに実機の写真と自分の完成品を見比べると、
明らかに違うということがよ〜く分かりました。
さて、このホークという機体、
これまでの自分だったら、練習機?復座?悪いけどパス、だったのですが、
ネットで色々見ているうちにかなり好きになってきました。
また、出来上がった機体が小さいので、
保管場所も省スペースで済むので大変よろしいものでした。
こういう機体もいいもんですなぁ。
と、いうわけでこの先こういった小型機が3機ほど続きます。
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