【 アホンダラ達の空 】
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◆◆◆ 製作者:キクメン 「 フィアット G.91 」 ◆◆◆
◆◆◆ 伊達男 ミエチャッタ・パンティーニ の最後 ◆◆◆
こういっちゃなんだが、俺は自他共に認める伊達男だ。
まさしくイタイアの種馬、
どんなセニョリータも俺にかかっちゃ一夜でベッドインさ。
先祖の代からずっと、我が家系の男達は皆伊達男で、
俺はそんな伊達男パンティーニ・ファミリーの三男坊ってわけさ。
だが、俺は確かにセニョリータも好きだが、
もう一人、別のとびっきりなセニョリータも好きなんだ。
もう愛しているといっても過言ではない。
そう、それが、コイツ、俺の愛機、我が祖国が産んだ、
奇蹟の軽戦闘機、FIAT G.91 だ。
コイツと出合ったのは、伊達男として男を磨くために先祖の代から行われてきた、
軍隊に入って戦争に行くというファミリーの掟通りに軍に入った時だ。
初等練習を終えて高等練習過程になって初めてコイツを見たとき、
なんてたまらねぇケツしてやがるんだ、って思ったもんだ。
以来、コイツと飛ぶのが楽しくて楽しくてたまらなかった。
セニョリータの上に乗るのもいいが、
コイツに乗ってこの抜けるような青空を駆け抜けることは、
それにも勝るとも言っても過言じゃない。
ここは俗に言う偏狭ってところだから正規の軍がドンパチやってるわけじゃない、
ヤバイ地対空ミサイルや迎撃戦闘機がオレのセニョリータを脅かすこともない。
それにここでのスポンサーはどっかの大企業とやらだ。
だから愛機を好きな色に塗ってもどやされることはない。
まぁ確かに同じパイロット仲間からは半分呆れられてはいるだろうが、
オレ以外にも結構派手な色を塗っている奴はいるから特にオレだけ浮いているワケじゃない。
それになんといってもオレの国といえば、やっぱりこの色に塗らないとダメだろう。
確かに給料は下がったし、ここには金髪の西洋女もいないが、
コイツと飛べるんだったらそれくらいのことは我慢するぜ。
さて・・・と、じゃぁ今日も二人でデートといくか。
しかし数時間後、
この恋人との楽しい空のデートも一転して破局に終わった。
エネルギウム無人採掘機の損耗が増えるのを防ぐために配備された迎撃機により、
この音速も出ない小型攻撃機はなすすべなく撃ち落されたのだ。
この地ではエネルギウム採掘ロボットに代表される無人採掘機が、
エネルギウムの採掘作業を行っているわけだが、
これら無人採掘機の損耗が企業にとって、経費的に無視出来なくなっていた。
そのため、一部企業は迎撃機の配備をし始めていたのだ。
さて、撃墜されたパイロットの方はというと、
なんとか無事生還し、その後、ドッグファイトサーカスの方へと身を転じたようだ。
しかしながら、ドッグファイトサーカスでの戦歴は芳しくなかったようで、
それよりも一夜の戦歴の方がはなはだ良好であったようである。
その彼を撃墜したのは・・・
◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆
ドイツレベル製 1/72 フィアットG.91
そもそもこのキットを手に入れた経緯などは ココ を参照してみて下さい。
機首サイドのパネルが別パーツなので、隙間、クリアランスがちょっと気になりますが、
それ以外での部品の合いは良く、全体的に結構作り易いキットでした。
(おっと、座席の出来はイマイチでしたね)
で、最近立て続けに小型機を作って来て、毎度毎度同じ事を書いてきましたが、
今回も同じ事を書くと、やはり小型機は完成した後、置き場所を取らないので大変よろしいです。
さて、この機体、ミエチャッタ君と「 佐貫 亦男 」氏は美しいと絶賛しておりますが、
キクメン的には格好良い機体だなぁとは思いますが、「美しい素晴らしい」とまでは思えませんでした。
そもそもキクメンは節操がないアホウなので、大体完成したキットを見るにつけ、
なんでもカッチョE!の人なので、これこそ宇宙スペースナンバーワン!
という程のこだわりや思い入れを持つ機体は実はなかったりします。
知識タップリ、造詣の深い航空マニアじゃないしね。
でもボクだって、航空ファンなんだい!
とにかくこれまで何度も書いてきたけど、
「模型は作って、完成してナンボじゃい!」
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