【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ 兄弟コンビ vol.1 ◆◆◆

辺境と呼ばれるショッパイヤ高原にも激戦区域とそうでない区域が存在する。
それはエネルギウムの埋蔵量や採掘場の立地条件によって左右される。
今回の舞台はその中間と呼べる場所での話である。



おい、給油プローブなんか外しちまってくれ。ココにゃぁ給油機なんてもんはいねぇんだからな。
それから、両サイドのパイロンも外しちまってくれ。
( 機体が軽けりゃそれだけ燃料消費も少なくなるし運動性能も多少は上がる )
そのっかわりマベリックを4発、4発だ。

整備士:え?それじゃ空対空ミサイルはどうすんです?

そんなもん必要ねェよ。ハエたたきは弟にまかせてるんでね。
アイツの空戦能力はピカイチでな、こんな辺境なんかで飛ばすのは軍にとっちゃ大いなる損失ってなもんだぜ。

整備士:そんな腕前のパイロットがなんだってまたこんな辺境にいるんです?

いくら腕が良くても50歳以上のパイロットはさすがに激戦区の最前線にゃ投入出来ねぇんだとよ。
Gに耐えられない、極限状態の瞬間判断能力低下、若い指揮官や作戦内容への文句、
ご丁寧に最新鋭のコンピューターなんか扱えねぇだろうって皮肉まで言ってきやがった。
アタマのカタイ連中が考えそうなこったぜマッタク。

整備士:まぁ、文句が多いのは当たってますかね。

あんだとォ?

整備士(逃げるように走り去りながら):マベリック持ってきまーす!

チッ、あのやろう・・・



ココは辺境ショッパイヤ高原。
完熟期を迎えた猛禽達が集う場所。
抜けるような青空と草原の大地は、老いゆく猛禽の心を癒すことはあるのだろうか・・・



◆◆◆ 製作者:キクメン 「 A-7E コルセア2 」 ◆◆◆












◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

フジミ製 1/72 A-7E コルセア2

キット紹介&解説は コチラ

フジミのコルセア2を作るのはこれで2回目です。
前回は2002年ということであれから4年もたったのか〜と、ちょっと感慨にふけました。

本当はエッシーの このキット を作っていたのですが、
機体を貼り合わせた後でやっぱりエアインテークが塞がっているのがイヤで急遽こちらに作り変えました。

でもってやっぱりフジミのキットは機首のエアインテークのパーツが分割されているのがなんともイヤな所です。
ここはモールド密集地帯で目立つところなので段差が出来るのは勘弁なのです。
せっかくのスジボリなので今回は段差修正の方をあきらめました。
とはいえこのスジボリがまたなんとも浅い彫りなので、面倒だけど彫りなおしました。

さて、今回も(次回も)やっぱり「うっかりミス」をしでかしちゃいました。



どうもキャノピーに全神経がいった後ってのは油断するもので、
またしても中に入れなきゃいけないものを忘れてしまいました。



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