− 東京マルイ : VSR-10 − | |
箱出しノーマル | |
マルゼン製 スーパーグランドマスター弾 0.29g 使用 | |
射撃位置から的までの距離 | : 20m (メジャーで測定) |
天気・風 | : 晴れ・無風(時々弱風) |
気温 | : 10度 |
湿度 | : 45% |
射撃姿勢 | : 座射 |
射撃方法 | : 膝の上に肘を乗せて固定 |
測定日 | : 2003年12月21日 |
標的 | : 350mlのジュースの空缶 |
↑射手はイシケン | |
射撃数 | : 100発 |
使用弾 | : スーパーグランドマスター弾0.29g |
射撃者 | : キクメン |
命中確率 | : 58%(100発中58発命中) |
射撃者 | : イシケン |
命中確率 | : 49%(100発中49発命中) |
− キクメン の 実射インプレッション --- | |
写真と購入時のインプレは コチラ | |
期待の新星、(って、メーカー自体は新星じゃないけど) 東マルのエアコッキングボルトアクションスナイパーライフルの第一弾、 VSR-10プロスナイパーバージョンの登場です。 って、ここまで目を通した人ならば既に「ウーム・・・」状態かと思いますが、 やっぱり撃ってる本人達も「ウーム・・・」でした。 まず、1人25発装填で4回計100発ずつ撃ったのですが、毎回初弾が極端にドロップします。 次に、測定前の試射時にスコープをゼロイン調整したわけですが、 マガジンチェンジする度にそれが狂いました。 今回はtype96測定の時よりも風のコンディションは良かったのですが、(気温は4度低いけど) 結果としてはコバ・ツイストバレルを搭載した電動AUGよりも命中確立は低かったです。 また、ときたま微風が吹きましたが、風による影響は結構顕著で、 その場合は空缶の横の空間をリード射撃しました。 type96の時は空缶の「へり」を狙うだけで済んでいたので、 恐らくこれは初速の差だと思われます。 さて・・・次に驚いたのが、バレル内の汚れであります。 なんと今回、いつも通り家に帰ってからバレルをクリーニングしてみたのですが、 下図のように激しく汚れていました。 たかだか200発撃ったぐらいでここまでは汚れませんので、 これは恐らく買ったときからついていた汚れとみました。 ひょっとしたらこの汚れが命中確立低下の原因だったかもしれません。 総評: 大御所東マルが本格的にのりこんできたこのジャンル、 しかも定価が2万円をきるという価格帯での登場ということで、 とても感心が高く、発売前からいろいろ憶測が飛び交った銃ですが、 残念ながら箱出しではその憶測を上回る程のものではありませんでした。 もちろん撃つ方は今回も手を抜かず真剣に撃ったのですが、 いつも書いているとおり、結果は結果なので、真摯に受け止めなければなりません。 ただ、この値段でこのクォリティを出してきたのと、 ほぼAPSだけだったこのジャンルに新たに選択肢を増やしたということは、 評価に値すると思います。 今後、サードパーティ製のパーツ如何によっては、 オオバケする「可能性を秘めている」ことだけは間違いありません。 とにかく何よりもこの価格帯で提供してきたことに敬意を表したいです。 自分的には、この軽さは大変な魅力なので、 タイトでなくていいから誤差のないステンレスバレルと、type96のようなストックが欲しいです。 (デフォルトはアルミバレルです) そういえば、新型V字パッキンを搭載したガスハンドガンの、 NEWパイソンの命中精度の高さは各地で証明されていたので、 VSR-10にもそのV字パッキンを搭載してみて欲しかったです。 でも、そのあたりのことはメーカーである東マル自体が商品開発にあたり、 相当試行錯誤したであろうから、恐らくV字パッキンの効果は、 VSR-10にとってはそれほどでもなかったのでしょうか? とにかく今後のサードパーティ製のカスタムパーツにちょっと期待といった結果でした。 で、いつものプロ・クロノで銃口初速も測りました。 結果は・・・ 1発目 :257ft/s 2発目 :258ft/s 3発目 :257ft/s 4発目 :257ft/s 5発目 :258ft/s 6発目 :256ft/s 7発目 :257ft/s 8発目 :255ft/s 9発目 :254ft/s 10発目:257ft/s 1フィートは約0.3048メートル 257ft/s = 78.3336m/s = 0.8897421688992J ( APS type96は 86.2584m/s ) この結果から判断すると、初速は安定していると思います。 |