【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ 製作者:TAK01「 MiG-21 "フィッシュベッド" 」 ◆◆◆










◆◆◆虚空の銀翼◆◆◆

ギラつく日差しを背に受け、雲海を突き抜ける。
襲撃に気づいた敵編隊が散開する前に、最後尾の一機をまず頂く、
そのまま機体を右にひねると避退する敵の二番機がちょうどレティクルにおさまる。

そいつに惜しげもなくミサイルを二発叩き込み、背後に迫る一機を減速とバレルロールでオーバーシュートさせる。
近い。こいつはGUNで食っておくか。(トントン・・・)

今回はかなり上手くいったぞ。
護衛機を手早く片付けた分、時間も残弾も余裕たっぷりだ。
後は「七面鳥撃ち」よろしく輸送機編隊を叩くだけ、ちょろいもんだぜ。(コンコン・・・)

しかし図体がデカいぶんミサイルでも四、五発撃ち込まねばならんのが面倒なんだが、
まあ、機関砲でちまちま削るのも面白いかもな。

「大尉!!開けてください!!!」

(ちっ、こんな時に邪魔が入るとは・・・)
「なんだよー?」

「いい加減降りてくださいよ、整備の邪魔なんですよ。ゲームは自分の部屋でやってくださいと何度言ったら・・・」

(まったく、おふくろみてぇな野郎だな)
「いや、こういうのって雰囲気がもの凄く大切なんよ?それにもうすぐ一面クリアなんだけど・・・。」

「降りなさい。」

「はい。」

イシケン軍独立愚連隊所属のMiG-21、機番「赤の35」はエンジン不調の為、現在オーバーホール中である。


◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

コプロ 1/72 MiG-21

キクメンさんより頂き物のコプロのミグ21です。
このキット本当は「MiG-21R "Recon MiG"」となっておりまして、専用の偵察用ポッドなどが用意された「戦術偵察機」仕様だったんです。
それで、キットはノーマルのMiG-21をベースに上記仕様に組むためのパーツを追加しているパターンだったのですが、
「R」仕様にする為の追加工作がめんどスッキリした外観が好みなのでノーマル版として製作しました。

いやー、それにしてもこのキット、全体のプロポーションは申し分ないのですが結構な曲者でした。
凸モルドなのはこのさいどーでもよろしいのですが、ただ、機体に取り付ける小部品、脚まわりなどがちょっといただけません。
そして決定的な絶望が窓・・・、キャノピーでした。

いや、肝心の透明部分であるキャノピーそのものは最低限まともなレベルだったんですが、
それを取り付ける機体の側がとにかく合わない。もう凸凹や隙間だらけで接着面の余地すらほとんど無かったのであります。
初めは溶きパテで枠を盛ろうとしたものの、これがなかなかうまくいかず、
結局、普通のパテを適当に盛った後、半乾きの状態でキャノピーを押し付けてある程度の型を付け、
無謀にも瞬間接着剤で強制的に接着後、残った隙間を伸ばしランナーや瞬着で埋めてヤスリで整形したのです。
ハッキリ言ってこの作業だけで「彼女」に対する愛情はほとんど使い果たしました。

ということで塗装はスプレーをバー吹き。
しかし、紙でてきとーにマスキングしたため、出来上がった迷彩はやっぱりバケボケ。
さらに時を同じくしてキットのをまんま使おうとヤスっていたピトー管がバサラの熱気に押されて「ポキッ!」。
これで二人の仲はすっかり冷めきってしまいました。

そんな状況の下では角度があからさまにおかしい主脚扉の修正すらやる気が起きず、
辛うじてショックコーン等のわずかな塗り分けや、ピトー管の作り直しで世間体をつくろったものの、
突然押しかけてきた「須保唯(35)」の誘惑に翻弄され、って何の記事だこれ!?

◇よい子のひとくちメモ◇
プラモンを作るときはかんきを良くしましょう。

と紆余曲折ありましたが、ひとまず形になったコプロの「未久(21)」たんでした。



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