【 アホンダラ達の空 】
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◆◆◆ 残る者・・・ ◆◆◆
あれ、あんたまだいたの?
何だよその言い方は?
だってさ、あんたのいた部隊…なんてったっけ?
アイス何とかとファイヤ何とか?…みんな転属になって引揚げたじゃん?
ああ、確かに一緒にいたけど、別に俺はあそこの所属ってわけじゃないんだ。
俺の愛機と、奴らの機体って同じ23だろ?
たまたま向こうで調子が悪いんだか何だかで一機足りなかったらしいんだ。
それで、臨時に指揮下に入ってやったってわけ。
なるほど…そう言えば、機体の雰囲気だいぶ違うね。
あの時、だいぶ派手にやったみたいだね?
まあね。連中もそこそこの腕だし、数もまとまってたから。
おかげでいい稼ぎになったよ。
でもチームとか組むと、統制だ何だって面倒だし、一人の方が気楽だからな。
でも、あの部隊と一緒にいたほうが良かったんじゃない?
あいつら確か、本国へ引揚げて29とかに乗ってるんじゃなかったっけ?
今更、新型貰ってもなぁ…こんな旧式でも、
俺の相棒はこいつしかないって決めてるし…だいたい、
ここにいる連中なんてみんなそんなもんだろ?
ははは…まあね。俺の機体もあんなのだしな。
だけどさ、自分の腕を、今まで生き抜いて来られたっていう実績で示せるんだから、
それでいいじゃない。
ここはミンゴル。お払い箱や落ちこぼれの集まる場所。
しかし、ベテラン達には互いに通じる、何かがあるようだ。
◆◆◆ 製作者: S.T 様 「 MIG-23 」 ◆◆◆
◆◆◆ S.T 様のキット解説と製作後記 ◆◆◆
アカデミー 1/72 MIG-23
あまりシャキッとしたキットではありませんね。
キクメンさんレビューのように、何も考えずにさらっと行こうとしたのですが、
そんな簡単には行きませんでした。
(1)モールド
筋彫りは甘いですが、そこそこ深いので、彫り直しはまあ楽。
パネルラインは結構簡素です。
細かいパーツ(脚とかミサイルとか)はバリも多く、
形もいいかげんなところがありましたが、目立つものでもないので、気にしない方向で。
(2)パーツ合い
主要部分の組合せには少々パテを使うくらい。
問題はエアインテークまわりです。最悪です!写真をご覧下さいませ。
キャノピーは、後部の上側に段差が出来ます。
なお、キャノピー枠のラインは、前部は下側の位置が少し高く(枠が太い)、
後部はラインが内側にモールドされています。
(3)形
エアインテークまわりがぼってりしている気がします。
全体の形とか印象は良い感じではないでしょうか?
※可動翼収納の隙間から向こう側が透けてしまうので、
内側についたてを立てると良いかもしれません。
迷彩パターンは、可動翼で出たり隠れたりする部分があるので少し迷ったのですが、
ベース塗装に控えめ?に迷彩を入れ、ご覧のような出来になりました。
キャノピー内側がめちゃめちゃ汚くなってしまいました。
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