【 アホンダラ達の空 】

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イレギュラーな来訪者に小さな友軍基地は大騒ぎだ
被弾した友軍機の為に滑走路を広く空け
万が一に備え消防車が滑走路脇に待機している。
王はその光景を見ながら愛機を滑走路に滑りこませる。
キュ!!というタイヤのこすれる音の後に工事現場のような騒音と振動が続く。
「ココの滑走路の舗装は最悪だ!!オレの田舎の馬車道の方がまだましだ!!」
管制官に判らぬ母国語で皮肉を言う、40歳手前の疲労した肉体にはこの振動は腰に響く

しかし、本当の最悪とはこの後の出来事だった。
被弾した寮機の主脚はこのあぜ道に耐えることが出来なかった。
着陸直後に主脚は折れ滑走路を時速300kmで疾走する火の玉と化した。
運良くパイロットは脱出できた。

滑走路は機体の残骸と消火液とで閉鎖され、小さな基地の飛行計画は全てキャンセルされた。
着陸を予定していた機も他の基地に振り分けられた。
王が功を焦ったおかげでミドル・アメリアのイシケン軍のスケジュールに多大な影響を及ぼしたのだ。

その後、王少佐がどうなったか簡単に説明しよう。
その後彼は、チョイナ空軍、イシケン軍の軍法会議にかけられ、命令違反やその他諸々で有罪となる。
禁固は免れたが軍を追われることとなった、よって彼の生涯スコアは0のままである。

そして、王が「人殺しの大罪」を犯さずにすんだ事を神に感謝するのは彼が70歳を過ぎてからのことである。




イシケンの F-7MG です。






◆◆◆ イシケンの製作後記 ◆◆◆

F-7MG   1/144 トランペッター

この商品は実は沖縄で購入したものなのです。
お値段は¥500円・・・高いのか安いのか?

完成品はちょっと手を入れています。
実は主翼の付け根(主脚格納位置)に大きな隙間があったのです。
当然パテ埋めですよね。
写真では見えませんが主翼に大きなヒケがあります。
驚きのヒケ具合です。
しかし、そこにリベット痕があるので埋めるわけにも行きませんでした。

あと水平尾翼はひどい厚みがありました。
上下ともに削り込み、モルドも彫り直しました。
元の尾翼の2/3ぐらいにしたのですが、それでもまだ厚さが目立ちます。

イシケン軍マークですがiをガンダムペイントでデカールの上に直接書きました。
なんだか、某T○Sのマークみたいですね。


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