【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ おのれ、孔明!! ◆◆◆

機体もロートルならパイロットもロートル。
ここは辺境ショッパイヤ高原。
わずかな資源に群がる年老いた狼どもが集う場所。


ショッパイヤ高原では使える物は何でも使う、使えなければ他所で不要となった物でも貰い受けて使う、そして使い倒す。

先日、機体を失った若いパイロットに廻されたのは、他所で標的機として廃棄される寸前の旧式の機体であった。

そんな機体だったがフェリーしたパイロットが言うには「実戦で使える」とのことであり、突然の現役復帰となった次第だ。

ただし、構造体は使えてもアビオニクスは当時の旧式。最新のミサイルは使えず弾数も少なく機体を活かすには相応の腕前が必要だ。

だが、若いパイロットはコクピットを覗き込んだ瞬間にアナログ計器に驚き、装備の貧弱さに唖然とし、戦闘スタイルがドッグファイトと聞いたときには魂は体から離れていた。

そんな場面を見ていたベテラン機付長は悪戯心からクルセーダーの名を配したこの機体の翼に、羊ちゃんを描くこととした。
先輩に付いて飛ぶだけの若いパイロットの駆る羊ちゃん、そんなイメージが湧いたのだろう。

若いパイロットがスコアを上げた時、羊マークは消される約束となっている。
期待を裏切る活躍を見せるのか、いつまでも羊マークが消せないか、それはショッパイヤの猛者たちが教えてくれる。


◆◆◆ 製作者:イシケン 「 F-8K クルセイダー 」 ◆◆◆


















◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

プラッツ製 1/144 F-8K クルセイダー

144でちゃんとしたクルセーダーが出るなんて本当にいい時代です。
食玩ブームに感謝ですね!!(おそらくこのくだりは今後も出てくるでしょう)

プラッツやレベルの製品は精度の高い金型と良質なプラスチックと製造技術のおかげでとても繊細なモルドになっています。
よって、スプレー缶塗装のイシケンではモルドが埋まってしまうため、今回は罫書き針を用いて線を堀り直しています。

そのかいもあり、のっぺりとしてしまう144スケールのモデルが締まってみえる良好な結果を得られました。

本商品、パーツの合いもとてもよく、またデカールも良品です。
値段が少し高いですが2機入りですから、買って損はないと思います。


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