【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ 衛星破壊作戦 vol.1 星は舞い降りた ◆◆◆

人類が宇宙に熱狂した時代は過ぎ去った。
政治的野心や未開の土地への冒険心
今は、そんなことよりもエネルギー問題が重要なのだ。

しかもエネルギーは圧倒的に不足している、
幾ら太陽エネルギーが無限でも現在の技術では効率が悪すぎる、
腹が減ってるのに夢で描いたフルコースは全く無意味だ。

宇宙に投じる予算があったら、戦闘機を買い兵を育てる、
1t 打ち上げるのにいくらかかると思う?50億ジャプン円だ
1Kg 500万・・・

そうして宇宙開発は縮小凍結された。

宇宙飛行士といえば祖国ではTOPエリートであり英雄であったが
彼らが厳しい訓練のあとに飛行士になったときには
英雄は戦場で活躍するエースパイロットになっていた。
彼ら元エリートはその実力を示すことなく宇宙に置き去りにされているのである。



「同士ピロシキン大佐ついに完成いたしました。」

若き宇宙飛行士、ア・トゥーイ・ボルシッチが
ラボ(実験モジュール)との連結をくぐり芝居がかって報告する。

軍所属の宇宙飛行士にしては破天荒すぎる性格のボルシッチが
このようなしゃべり方をするときは大体下らない発明なのだ。

「同士ボルシッチ何が完成したというのだ?」

「は!ウォトカであります、そしておつまみも・・・」

「なんだと?!祖国の魂”ウォトカ”を蒸留したというのか?」
ボルシッチはフラスコに入った怪しい液体とビーカーの黒い固形物を突き出したが
勢い出した両腕で無重力状態のボルシッチの体は回転をはじめる。

これは妖しい、そう思うピロシキンだが、あまりの退屈に興味を示してしまった。
予算削減によりミッションは全く無く
施設管理のために滞在している彼らには娯楽が必要であった。

「そうかそれでは早速試してみよう」

フラスコの栓を抜き恐る恐る口をつけてみる。
「がぁ〜・・・この喉の焼ける感覚、まさにウォトカ!!」
「さてつまみは?甘くてサクサクした食感これもイケル」
「でかしたぞ!同士!!」我ながら悪乗りだと思う。

ところで、これらの原料は何処から手に入れたのだ?
宇宙空間に持ち出せるものは限られている、正規の原料は積んでないはずだが

ボルシッチはラボを指差したあと推進ブロックにゆっくり指を動かす。
工業用アルコールと固形推進剤?
彼は船外活動時に船体制御用の推進剤をこっそり拝借してきたというのだ。

密閉空間においては固形燃料は気化することは無い
しかし、ボルシッチがブロックから抜き出した体積は0気圧空間になり
その空間を満たすために固形燃料は気化をはじめる。
最後に太陽熱によって固形燃料と酸素が結びつく、結果は以下のとおりだ。

轟音、振動、アラーム警報、回転する船体、そして宙に浮いたものが動き出す。
両名が思い浮かぶことは一つである「何かが爆発して空気が漏れ出した!」

ボルシッチは爆発音があったと思われるモジュールへと急ぎ
ピロシキンはスラスターを必死操作しに回転を止めようとする。
そして、自らの作業が無駄であることを認識することになった、
船体の破損の大きさは修理のレベルを超えていたのである。

「こりゃ駄目だ・・・」

そうと決まれば結論は簡単だ、ソユーズに移乗しての脱出しかない
すでに宇宙開発に興味を失った祖国の宇宙センターは彼らの報告から
宇宙船の放棄をあっさり許可した。

ピロシキン、ボルシッチの脱出後、小爆発が起こり船体は高度を下げ始めた。
「さらば、ラスアの栄光よ、さらば人類の英知よ・・・ひっく・・・」



その夜、ラスアは全世界に向けて宇宙船の事故を発表した。
ラスアからの公式発表は以下のとおりであった。
「我が宇宙ステーションはデブリとの衝突により約72時間後に地上に墜落する、
墜落地点、墜落時の被害状況は後に発表する、以上」



◆◆◆ 製作者:イシケン 宇宙ステーション・ミール ◆◆◆








◆◆◆ イシケンのキット解説と製作後記 ◆◆◆

勘弁して下さい。
ノリで買ってしまいましたが、合いの悪さに愕然です。
というかまともに作ろうと思ってないでしょ。

真摯な態度で作るのならばそれなりにカッコウはいいのでしょうが
2個目はさすがにありません。(途中から気に入り始めたのも事実)

しかし、この商品はどのぐらい売れているのでしょうね?


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