【 昔に作ったSF3D 】

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■■■ バック・トゥ・ザ・・・ ■■■



あれ?確かホルニッセは作った記憶があるぞ・・・中には何が入っているんだ?
と、思って蓋を開けてみるとなんと・・・
(箱の隅がカビてますなぁ)



なんと、奇跡的に昔作ったSF3Dのプラモが出てきました。(本当は手がもげてたり、アンテナが折れてたり、キャノピーが外れてたりしてました)
今これを書いているのは2011年5月15日ですが、これらのキットを作ったのはそこからおよそ27年前の1983年頃、自分が15歳の頃です。

いや〜・・・・よくもまぁ壊れずに残っていたもんだ!っていうか、よくぞ保管していてくれました!家族に感謝!



ひゃーーーー!!懐かしい!懐かしすぎる!!



当時、ホビージャパンにて松本州平氏のドライブラシテクニック大特集に大いに感銘を受けて、
それをまねして本に書かれた通りひたすら筆塗りでドライブラシを7層も塗り重ねた記憶があります。

それにしても懐かしい・・・実に懐かしい。
っていうか、当時中3だったのだけれど、ウメーな昔のオレ。
さすが学生、疲れ知らず、面倒くさがり知らず。一度熱中したら持続力が今とは違うねぇ。

確か腕の関節部分には筆荒いの汚いシンナーで浸したティッシュを巻いていた気がするけど取れちゃってますな。



年月の風化がさらになんかE 感じで汚れた雰囲気を醸し出しておりますが・・・
表面に付着しているのは確実に 「 カ ビ 」 ですな。




でもここまでアップして見ると、ところどころ荒いね。



うおーPKAじゃPKAじゃ!部品がいくつか紛失しているけどええのう。
(でも今の自分的には手はこっちじゃない方が好みかも)



いや〜スゲーな当時のオレ、中の人をちゃんと塗ってるではないか。
(キャノピーの表面に青カビが生えていたので全てコンパウンドで磨いておきました)




これも良く塗り重ねているのう・・・

油絵のような絵画ちっくな感じじゃないですか。



さて、カウツです。(これは宇宙で使われる装甲戦闘服です)
これがまた何がすごいって、良く見るとキットのカウツとラインが全然違うのです。でもって3つの突起がなんか不揃いなのです。
実はこれはフリーゲを元にエポキシパテで作った 「セミスクラッチ」 なのであります。



だから、胸の中央に黒く塗られて丸い穴が二つがあることろ。ここがちょっとフリーハンドちっくで歪んでいるのです。

でもって、胴体上部、頭の部分はパテの塊なので重く、すぐに前のめりになって倒れちゃいます。



スゲーなオレ、今なら絶対しない(出来ない)ようなことをやっちゃうんだから・・・

って、あちこち塗装がはげちゃってるね。

ちなみに塗料のはがれをリアルに再現しようとして、いったんグレーを塗装して、そして白を塗装して、
そこから荒いヤスリでこすれそうなところを削って、塗装がこすれてはがれたという状態を再現しようとしました。
で、削りすぎでプラの地肌まで到達しちゃっているのがお茶目ですねぇ・・・若さですねぇ・・・




ちなみになぜセミスクラッチをしたかというと、当時SF3Dのプラモコンテストがあって、
札幌のパルコに入っていたポストホビーで地方大会をやっていて、それに応募する目的でした。
おかげで確か何かの賞をもらいました。(多分筆とかパレットだったような・・・)

・・・・いや〜・・・しかしまぁなんとも懐かしいですなぁ・・・・

出来ればもっと前に作ったプラモも残っていれば嬉しかったのですが、さすがにそれは残っていませんでした。
というより、確かオイラ自身が捨てていたような気がする。

ともあれ、ホビージャパンとSF3Dに出会う前までは、汚し塗装というと、
ただただ銀のドライブラシしか知らなかったので、ダグラムもボトムズのATも、MSVのプロトタイプガンダムも全て、
かたっぱしから銀のハゲチョロか、銀のゴシゴシなすりつけドライブラシのものばかりだったハズ。

まぁともあれ、とても嬉しいタイムカプセルでした。

これを書き終えた後、なんだか今、むしょーにウェーブのスナップフィットのAFS(今の新作キット)を、
まさに今のオイラの腕で作って比較してみたくなった。

多分今のオイラだと何層も塗り重ねるなんて、面倒この上ないことはせんかも。
せっかちで、時間もないから、どんどん次のプラモを完成させたい欲求の方が上なんだよね、今は。


やっぱ自分で作ったものを取っておくのはE 〜っすよ。


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