【 ガンプラ雑記 】

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がんぷらにまつわるよしなしごとを
つれづれなるままに
かきつくることにする
こぅなぁにてござそうろう。
しそうのうろうにはきをつけるでござそうろう。

と、ゆーワケで、ここでは我輩の熱い魂の叫び(ラトル・アンド・ハム)を書くことにする。

2002年11月24日

「 ガンプラよ、バンダイよ、いやいやプラモそのものよ何処へ行く!? 」 の巻き

昔のアニメじゃあるまいし、というタイトルだが、そうなのである。
賢明なる皆さんならもうご明察の取り、キクメンは予想屋である。
というより預言者である。

あ、浮かびました。

予想屋はもうよそうや。

・・・
・・・
・・・
地球を破壊したくなる気持ちはグッとこらえてください。

さて、久しぶりに筆をとりました。
( 本当はキーボードだけど、雰囲気ね雰囲気 )

それにしてもあたることあたること。
これまでの予想はかなりの確立で実現されてるのには書いた本人もビックリであります。

・・・ってそりゃそうだ、
何も自分の予想がスンバラなものだったというのでは決してなくて、
普通、人気や売上を考えればごく当たり前の成り行きだったのだ。

それでも、300円のガンダムSEEDシリーズの販売などを見ると、
自分がかつてこのコーナーで書いたこととダブって、
ひょっとしたらバンダイの人とかこのコーナーを見てるのか?
と、ありえもしないバカな妄想についウププなことを考えられずにはいられないのである。
( 実はエアガンの東京マルイとかマルゼンの人も見てるのか?
などとアホウな妄想をしていたりする )

・・・だが、
そう、だが、どうにもマチガイだったか?
と、思われる現象も起きているのである。

今日はそこのところも含めて、これからの展望を再度書いてみたい。

ではまず早速、先に書いた現象について述べよう。
それはつまり 「 300円のSEEDプラモは売れ余ってる 」
ということなのである。

ところがどうだ。
1000円を超える HG シリーズは即完売、なのである。

これはオレが浅はかだったか?
前にこのコーナーで書いた、「 子供達に安価に提供できる、しかも、
最初にプロト的なモデルを出してウルサ方の反応をも見る 」
という戦略の提案は功を奏してはいないのだろうか?

だが、こう判断を下すには情報が足りない。
つまり、300円シリーズを開発製造販売し、それにかかったコストと、
売れた数の利潤、しかもそれだけがこの目的ではない。
その後の1/144や1/100さらに1/60、
もっと遠大なことを書くとその後のガンダマーを育て、
将来的な消費家達を生み出し、バンダイのガンプラ売上にどれだけ貢献出来たか、
ということをも含めて判断すべきである。

というのは書きすぎだし、いい加減なアホウな意見である。

正直ハッキリ書くと、バンバカ買ってく消費者て、誰よ?
あ、オレか?
そう、そういうことなのだろうか。
18歳から上の人が最も多い購買者なのではないだろうか?

例えばよくいく模型屋でリサーチ( って書くほどのことはしていないが )してみると、
小学生などの購買者層がガンプラを手にして買っていく様子を見たことがない。
たいていはカードゲームのカードを購入している。

考えてみればイシケンもオレも意識して本格的に、
小遣いをプラモの購入にあてる比率が高くなったのは中学1年生くらいの頃からだ。
その頃になると少しは目も肥えていたから、
もしもその頃の自分等が今いたとしても恐らくは、
HGの方をこそ購入しているのではないだろうか?

まぁちょっとオオゲサになってしまったが、
残念ながら300円シリーズは近所の模型屋では余りに余っております。
でも、初回ロットのHGのエールストライクとデュアルは完全に売りきれです。
さらに、定価6000円のMGS−ガンダムも初回どころか第2回生産品も売り切れです。

と、いうことはですよ、
つまるところ今のところ最も貢献している消費者ってのは、
目の肥えた20歳オーバーの、親からの小遣いではなく、
なんらかの収入のある人ってことなんじゃないでしょうか?
って、それは誰もが知ってる既成事実か。
でも、そうはいっても今のうちから将来のガンダマーをはぐくむ姿勢は必要ではありますな。
多少の出費は覚悟しても。

で、だ。

今のところ自分としては、ガンダムSEEDシリーズには、
やはり作りやすくて出来がよいという二律背反を、
スンゴイレベルでクリアしている1/100のスケールの方で充実して欲しいのである。
確かに早く手軽に完成できて場所も取らずコレクションしやすい、
1/144も非常に魅力的ではあるが、
塗装のしやすさや細部のディティール、面の情報量によるかっこやさなどの点で、
やはり1/100の方が完成した時の満足感は上である。

これはどうにも難しい選択である。
でもやっぱり欲しいのはMGのジムコマとかジェガンとかネロとかネモなんだけどさ。
これらスタンダード機体(ジムカスタム等も含めて)はHGUCシリーズでも是非とも欲しいっすね。

で、次の展望。
とうとうカトキガンダムまで出る始末ですんごいことになってきとりますが、
そうなってくると今度はこういうことを書いちゃう。

つまるところ 「 有名デザイナー戦略 」
おっとさらに、 「 有名造型師戦略 」 である。

これだ。
アパレル服飾関係の世界ではこれ当たり前じゃないですか。

つまり、えー・・・
っと、回りくどい書き方はやめよう。

ようするにホビジャンでやってるコーナーの 「 ガンダム・インテグラル 」 の、
小松原氏の原型作品を忠実に再現したものを1/100でも1/144でもいいから、
出して欲スィのであります。

で、300円シリーズの売れ余りもあるから、ここはやはり可動も考慮に入れた、
ちゃんとしたパーツ分割のインジェクションキットで欲しいのであります。
さらに、ぞんざいな( と書くと申し訳ないが )握り指を、
Bクラブで別売しているものレベルのものをちゃんとプラでいれて欲しいのであります。

ようするに、ウルサ方、マニア層、
雑誌やネットで情報を仕入れいている層にアピールするのが最も売れるんじゃないか?
と、勝手にまたもや推測なのであります。
大角氏の作品もキットで出すのも面白いかもしれませんね。
新たなMSVとなるか?

とか書きつつ自分で自分を否定することを書きます。
自分はどうにも反メジャーらしいです。
大方の人の好みと反対する嗜好の持ち主です。
そんな自分なので読み取れなかった事実がひとつあります。
それは、ガンダムver1.5を、単に色を赤に変えて、
「 キャスバル専用 」 としただけで、近所で普段なら売れ余るものが、
在庫一切ナシ、という状況になるということです。

いや〜これはビックリ。
そういうものなのか? ・・・そういうもんなんだろうなぁ・・・
ってコトで、今度出る色変えシャア用MGリックドムも売れるんでしょうか?
これに関してはどうかなぁ・・・
ガンダムは記号学的に非常に分かりやすいデザインですが、
ドムってデザイン大味じゃないですか。( 自分は好きだけど )
恐らくキャスバルガンダムが売れたのは、主人公的ヒーローロボが
悪のライバル、ちょい悪者チック、だけどそこがイカスのよん、
というイメージに触発されたからじゃないかと思うのです。
であるからして、どうでしょう?
赤リックドム、売れるのかしら?
だってさ、赤ゲルググ余ってるし・・・
( まぁ出てから年数経ってるけどね )

とにかく、6000円のS−ガンは売れた。
ガンダムセンチネルという知名度がもの凄く高いわけでもないのにだ。
( アムロやシャアは皆知っててもリョウルーツなんて誰も知らんだろ )
ならば、敵役の深い青色ワルそうなガンダムMK−5も売れるんじゃねーか?
と、邪推してみたがどうなんでしょう?
分からんねぇ購買者層と実際の反応は。

しかしここまで来て見てホント、ますます考えてしまうねぇ。
これから先一体どうなるんだ? ってさ。
だってさ、MGのSガンに( ちなみに自分はEx−Sどころか、
PGでの Sガン の予言をしてたりする )
HGジオじゃないすか、HGでデンドロやっちゃうくらいだから、
当然HGでデカイ、サイコガンダムやらクインマンサやらまでいっちゃうんじゃないですか?

でもね、やっぱり主役級のものの枯渇は避けて通れない課題なんですよ。
そうなると当然売上も難しくなるような気がするんよ。
だからじゃぁどうすっか?
っちゅーことで、新作アニメを作ってみたりしているわけだけど、
上で書いた、 ウルサ方に人気のデザイナ or 原型師 シリーズ、
みたいなのも出してみたらええんじゃないかな?
と思ったのであります。

だってさ大量生産でここまでクォリティ高くて、しかも組みやすいとか可動するとか、
変形合体という付加価値詰めこんでんだからさ、
さらに違う付加価値として、ガレキのような個人のブランド的付加価値、
というのを詰めてみるのもいいんじゃないかと思ったのです。
どうすかね?

それよりもPGの百式とか、けんぽう君ガンダムとか、
やたらと、とんがった鋭角的デザインのモノの方が売れるんでしょうか?

2002年8月20日

いや〜眠い。

やることがないからさらに眠い。

さらに今日は周りに人が少なく、
偉い管理職の人もいないからさらに眠い。

そんなわけで眠気をまぎらわすため、
雑談をかわしたのである。

こういう時共通の話題が出来る人の存在は貴重である。

これから書く以下の内容は、
そこで交わされた雑談にちょっと肉付けしたものである。

と、切り出しておいて、いきなりだが、
イマイは倒産したのである。

いきなり話はかわるし、しかも、
もう今となっては古い話であるが、
そういうことなのである。

で、ここからなにをいいたいのかというと、
明日のプラモデルを語る、ということを言いたいのである。

さて、最近はキャラクターキット・ブームである。

といっても勝ち組は1社ともう1社しかないが、
まぁそういう風に断言させて欲しいのである。

1社とはつまりガンダムのバンダイのことである。

で、だ。

今日はバンダイではなく ハセガワ についてちょこっと語ろうと思うのだ。

もちろん自分は内情に詳しい専門家ではないので、
全て勝手な推論であることを明記しておく。

ハセガワ・・・ご存知の通り世界に名だたる、
航空機プラモのメーカーだ。

しかし現在、とりわけ国内において、
プラモ離れはかなり深刻な問題で、
とりわけ若年層の開拓という点においては、
現代は価値観の多様化という時代の流れもあり、
20年前のような若年層のプラモ大ブームというのは望めない。

まわりくどい言い方をしてきたが、
ようするに戦闘機や爆撃機のプラモを作っても、
それは一部の模型ファン相手の細細とした商売なわけだ。

ところが、消費者であるところの模型ファンは、
手抜きでショボイプラモ商品にはうるさいのであるから、
細々とした商売を営まざるをえない小メーカーでさえ、
かなりカッチリした仕事を要求されるのである。

っていうか商品開発に金がかかるのである。

もちろん時間もかかるが、時間がかかるということは、
それだけ人件費を払わないと行けないから、
企業としては結局金がかかるのである。

そうなると当然そんなに真新しい商品開発など出来ないのである。

そんなもんだから、高い開発費と金型代を取り返すために、
一部のパーツを変えたりデカールを差し替えたりして、
違う国、違う部隊のモデルなどを出して、
なんとか元をとって儲けようと努力していたのである。

とくに最近売り上げが厳しいミリタリー模型を作っているメーカーは。

そこでだ、
そこで冒頭のキャラクターキット好調のところに話が戻るのである。

ところがここでハッキリとした違いがあるのである。

キャラ物だしゃぁ何でも売れる、っちゅーことじゃないのである。

そこには確固としたアイデンティティがないと、
ダメなんじゃぁーとがしぃーとらまるぅー( by 男塾 )なのである。

つまりキャラ物ブームだから、ウチもなんか出しゃぁ売れんだろう、
というメーカーはキッチリもれなく負けるのである。

さて、ハセガワに話を戻すが、
どうも模型雑誌によると、ハセガワは通常の5倍のエネルギーゲインがあるぞ!
はアムロ君のセリフですが、
そうではなくて、普通に航空機プラモを売ってた時の5倍の収益があったそうで、
普通これは異例中の異例である。

開発陣、経営陣はさぞやひっくりかえったことだろう。

そりゃそうだ。

あそこは硬派なミリタリー航空機ファンが転じて仕事になっちゃた人々、
( と書くとかなり失礼かつ語弊があるが、まぁゆるちて )
で構成されている会社だから、
ロボットだぁ? ああん? てめぇ、ジュラルミンで殴られてぇのかアホウ?
( と書くとかなり事実歪曲があるが、まぁゆるちて )
っちゅーことなのである。

そんなところ( という勝手に極大誇張した筆者の勝手なイメージ )が、
いまやバトロイド君を出しちゃってるのである。

もうモーレツあたろう( by 赤塚、読んだことはない )もビックリなのである。

利益というのは企業のポリシーを変える力があるのである。

( 誤解です、変わってはいません。 とりわけ熱意と情熱は変わっていません )

しかしイマイは倒産したのである。

あっちゃっちゃーになったのである。

ようしチトおれらも気合入れてよぅ!
マッハ号 を気合入れまくりの十倍でコダワッテ開発するぜい!

えぇ、それでよかったのです。

最初はそれでもよかってん。

でもその後が続かなかった・・・
しかもイマイのマッハ号を買う人は、
ハセガワのマクロスのバルキリーを買う人よりも少なかったんだ。

圧倒的に・・・

出しても同じマッハ号の色違いとかクリヤーボディだったんや。

そこに勝ち組みと負け組みの差が出たんや。

勝ち組みのバンダイはすごいよ。

ほんとスゴイ。

クォリティは高いわ、作りやすいわ、どんどん新商品はだすわ。

ただガンダムという人気ブランドに乗っかてるだけじゃここまではいかなかったよ。

しかも宣伝もする。

雑誌媒体と連動するし、アニメ、ゲームも出すし・・・

まぁ企業の大きさが違うからここまでのことを他社もやれというのはナンセンスだが。

とにかく話題。

とにかく話題作りが大切。

もちろんそれは良い意味での話題だ。

MGだって最初はホビジャンだけの小さな企画だった。

しかし、読者から始まり、クチコミで徐々に、
今度のガンダムのプラモはとんでもなくスゲェらしいぜ、
という流行性感冒ウィルス状態にもっていくのである。

これがないとダメなのである。

そして、なにを作るか、これがまた重要だ。

アオシマよ、ガオガイガーはまぁ分からないではないが、
ヴァイア艦はないだろう。( by 無限のリヴァイアス )

ヴァイア艦作ってどースンダ列島。(スンダ島は実在)

皆が欲しいのはなぁ、スコープドッグなんだよ!
( そりゃタカラじゃねぇか! しかもお前の超個人的好みじゃん! )

確かにアオシマが当時、気合入れてたのは知っていた。

雑誌で開発担当リーダーが一生懸命えぇモン作りまっせ!
っちゅーようなことを数度に渡って紹介していたしね。

だが、
だが、
だがな、悪いけどやっぱ出来ワリィよ・・・

バンダイはやっぱすげぇよ。

一朝一夕にあそこまでのモノを作るレベルにはたどりつけないんだねぇ・・・
・・・

毎度毎度思い浮かぶそばから書いて、
推敲なんかしやしない文章だからムチャクチャだが、
とにかくキャラクターモデルブームとはいえ、
80年代の乱脈製造時代と違い、
今は昔と違ったアイデンティティ、或いは価値がそこにないとダメなのである。

自分的にわかりやすーく書くとこうだ。

・カッチョ E
・作りやすい

うわーなんじゃそりゃ、って書いてて思った。

説明しなきゃ字足らずだ。

まずは現代的解釈で3次元、立体物、あるいは、
工芸デザイン的に正しくかつ、カッコ良くリファインされていなければならない。

つまり2次元のウソではだめなのである。

ちゃんと、あ、この関節なら曲がる。

という破綻のない正しい立体を成立させなければならないのである。

ただし、ただしこれはあくまでも最初のハードルなのである。

その次に、デザイナーの書き起こした画稿、
要するにカッチョ E イメージ画像にどこまで立体物が近づけるか、
或いはそれを超えられるか、ということが重要なのである。

そして、次に、サブ的な要件として、作りやすいこと、なのである。

おっと、それよりもさらに大切なのが、知名度だ。

誰も知らないモノを作ってもソレがいかに出来が良くてもダメなのである。

異次元世紀機甲兵ガギグゲゴンRみたいなオリジナル物を出しても、
それがメディアなどで人気がでないとダメンチョス3世なのである。

そういうことでハセガワはうまいことやったのである。

まず自分の得意分野で攻めてきた。

いきなりバンダイを意識してロボをやる前に、
航空機で攻めてきた。

しかもうまいことにマクロスというのがあった。

これは飛行機→ロボットへ変形という、
当時リアルロボ系の変形メカということで、実に斬新、
かつ、アニメも人気急上昇だった。

映画にまでなり、シリーズも続き、
ガンダムの次くらいに人気がでたロボアニメだ。

これがガッチリ合ったんだねぇ。

そんなもんだから売り上げが5倍だもの。

おかげでアラド(ナチスドイツの飛行機)作れたんだねぇ。

要するにマクロス売れて、
それまではおいそれと簡単に開発できなかった、
模型の商品開発が出来る金を稼げたんだねぇ。

( もちろん筆者の勝手な憶測 )

まぁいろいろ意見はあるかもしれないが、
E 〜〜〜〜 ことだと思うよ、マジで。

だから頑張ってよアオシマ・・・ 西部警察再版してるバヤイじゃねぇーって。

そしてタカラよ、
( ってかはようバンダイ版権買い取れよ )

頼むからスコタコをやってくれよう!

もちろん出来は良く、しかも作りやすいこと前提、
ヒジ関節など、模型として作りやすくするため、
アトハメOKにするための、
デザインアレンジ変更もオレはOKだぜ。

あとはなんだ・・・えー・・ ダ・・ダグラムか!?
( だからそりゃタカラだろうよ )

バンダイならば、レイズナーにドラグナー(よりもドラグーン)、
ザブングル(これは苦しい・・・でもティンプのブラッカリィは好き)
という手も・・・

いや、やっぱスマン、苦しいかも。

でもスーパーロボット大戦(やったことないけど)で、
さかんに登場させてるくらいなんだから、
主役級ならいろいろ出してもいいんじゃないかなぁ・・・

皆さんなら何が出て欲しいッスか?



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