【 敗者復活すらなかった人 】
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笑ってはいけない、彼らの一生懸命さを笑ってはいけない。
時として、一生懸命さや真面目さがかえって喜劇さを増すことがある。
残酷ではあるがこれはどうしようもなく滑稽なのだ。
部品だけを見るとシャープでスジボリもいい感じだと思うことだろうが、
それでも見る人が見ると速攻で笑いのツボが刺激される。
このキットはとにかく機首、キャノピー、コクピットである。
もう全てがこの機首周りだけで説明可能だ。
例えるならこの機首、コクピット周りのネタだけで10年は食っていける漫才師が誕生するってなトコだろうか。
とりわけ正面から見た絵は最高である。
もう組んでる最中から「こりゃありえねぇだろ〜」ってな感じで爆笑してしまった。
このキットもグラスノスチ前の開発だから似てないことに弁明は出来るわけだが、
いまだにデカール替えで新製品として販売しているのはいかがなものか。
いや、商魂たくましいなぁと感心するよ、しみじみ。
まーそういうわけで世界のミドル級、最もジャンル、商品キットの多い1/72スケールではあるが、
首をかしげる不遇な有名機というのもあるのである。
とりあえずまともなファルクラムを作りたいのならタミヤ(中身はイタレリ製)のキットあたりにしておくのが無難なような気がします。
もちろんさすがの自分も今回の3機は作りません。
出来ればバラクーダ号のダイス船長に良好な「ぷらすちっく」として提供してあげたいくらいです。
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