【 アホンダラ達の空 】

ドッグファイト・サーカス の入り口へ戻る

アホンダラ達の空 の入り口へ戻る



◆◆◆ 遅すぎたデビュー vol.1 ◆◆◆

アーリージェットクラスと同じくらい、いまいち盛り上がりに欠けるカテゴリーが、レイト・レシプロクラスだ。
このカテゴリーはプロペラ戦闘機でも、かつての大戦で登場時期が終戦前後だった機体がメインのカテゴリーである。
そのため、一部のマニア層には支持されているものの、一般的な認知度が低いため盛り上がりに欠けるのだった。

そして、それとは別に今一つ人気が出ない決定的な要因があった・・・



マネージャー:「一言で言うと、対戦相手がいない。これに尽きます。」
マネージャー:「同じカテゴリーの対戦相手がいないから、華やかなドッグファイトショーが出来ない。」
マネージャー:「結果、金が入ってこない。」

オーナー:「うーん・・・世界最強レシプロの名が泣くなぁ・・・程度が良くて美品の良い買い物だったのに。」
オーナー:「これじゃぁ維持費だけで大赤字だよ。」

マネージャー:「維持費どころか、このままでは、撤退せざるを得ないですよ。」

オーナー:「いや、せっかく大枚はたいて買ったんだ、何とかならんもんかね?」

マネージャー:「そうですねぇ・・・ここは一つスポンサーを募ってはいかがでしょう?」
マネージャー:「知り合いにスーパーマーケットチェーンの会長がいるのですが・・・」

オーナー:「スーパーだと?この美しく気高い機体に、スーパーマーケットのロゴをつけろと言うのか?」
オーナー:「それはならん、断じてならん!」

マネージャー:「とはいえ、オーナーのポケットマネーだけでは、もうどうにも運営がままならないですよ。」
マネージャー:「このままでは邸宅を売り払うなど、私財を投げ打つ覚悟も必要になるかと・・・」

オーナー:「うーーーーむ・・・・・・」



華々しいドッグファイトショーが執り行われる中、
一方で財政難に困窮する人々の戦いも日々執り行われているのであった。
果たして彼ら、マイナーカテゴリーに属するチームの運営は続けられるのであろうか・・・



◆◆◆ 製作者:キクメン 「 ウエストランド ワイバーン 」 ◆◆◆












◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

モノクローム製 1/72 ウエストランド ワイバーン
(モノクロームブランドだけど、キットはトランペッターからのOEM)

ターボプロップエンジンに二重反転プロペラの最高峰といえばやはりワイバーンでしょう。
ここまでしてペラ機である必要性が良く分からない程イカした戦闘機です。
しかも艦載機ってところがステキ。
とにかく登場が遅かったため戦場での活躍はあまりなかったけれど、
スペック的には最強のプロペラ戦闘機のひとつですねぇ。

で、キットの方ですが出来はすこぶるよろしいです。
パーツ同士の合いもよろしく、パテ要らずです。
キャノピーとボディの接合部がカッチリしてて好印象を持ちましたが、
ちとタイトすぎてクラックが入ってしまいました・・・
クリアランスはとった方が良いです。
モールドがもう少し深かったら最高だったなぁ。

今回はかなり入念に洗剤で洗ったので、
トラペ特有の離型剤で塗料がはじかれることはなかったです。



ドッグファイト・サーカス の入り口へ戻る

アホンダラ達の空 の入り口へ戻る