【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ 魚雷ゲーム ◆◆◆

ドッグファイト・サーカスではさまざまな競技があり、
魚雷ゲームもなかなかに人気のある競技である。

これは水面付近にあるターゲットに爆薬を抜いた魚雷を命中させるというもので、
徐々にターゲットは小さくなっていく。

最高難度になると、水面にスキージャンプ板を設けて、
そこに魚雷を滑らせて水上にある輪に魚雷を通すというものだ。

もちろん魚雷は自動追尾機能などはついておらず、
ただひたすらパイロットと魚雷発射担当員の技量がものをいう世界である。

現在この芸当が出来るのは世界でも5人もいないと言われている・・・



パイロット:おー今日もまた随分客入ってるねぇ。

魚雷発射担当:んー、入ってるねぇ〜。 ホラ、バンクして答えてやんなよ。

パイロット:おうよ。

魚雷発射担当:んー、喜んでる、喜んでる。

パイロット:んじゃいつも通り、さらに喜ばせるとしますかね。

魚雷発射担当:んー、そうさね、決めますか。



ごく当たり前に、さも普通に、簡単そうに彼らは 「 輪くぐり 」 を終え、万来の拍手とともに見送られた。

これがプロというものなのだろう。

そして、世界中の大空で沢山のプロ達が今日も普通に常人では考えられないようなことを行っているのであった・・・



◆◆◆ 製作者:キクメン 「 TBM-3E ナイトアベンジャー 」 ◆◆◆












◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

ハセガワ製 1/72 TBM-3E ナイトアベンジャー

キット紹介記事は コチラ を読んでください。

今年初の完成品は25年以上振りに作るレシプロ機であります。

実質初めてといっても良いので国産の良質キットを選んで良かったです。
実にストレスなく組みあがりました。

スキマがほとんど出来なくピッタリ合ってくれます。
胴体後部垂直尾翼部に若干のスキマが出来ますが、流し込み接着剤と、
しばらく指で押さえているだけでピッタリくっついてくれました。

とにかく組み立てには何不自由しませんでした。

問題は塗装、というよりもマスキングであります。
なんといっても昔の機体ですから、キャノピーフレームが非常に厄介です。
この障子扉の格子のようなフレームが極細で、マスキング作業が実に根のいる作業になります。
でもって後部機銃銃座の丸いキャノピーがこれまた厄介な存在です。

じっくりと時間をかけて丁寧に徹底的に作業するということとは無縁の性格のキクメンは、
今回のこのマスキング作業で既にチカラを使い果たしたため、
スミイレも最後のつや消しコートもオミットして早めの終了にしました。
塗装開始から大体3日(実質2日)で完成です。

今回の機体はキット付属の説明書を読むと、ほとんど紺一色で、
車輪カバーの内側も車輪を収める部分の内部も普通は白色なのですが機体色の紺であります。
いいですねぇこりゃラクでいいです。
「だってモノホンがそういう色なんだもん」って堂々と言えますもん。

スミイレはしていないけれど一応先にブラックを吹いてから、
パネルラインを残しつつ紺を吹いたけど、デジカメ画像じゃ分りませんね。



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