【 アホンダラ達の空 】
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◆◆◆ 空飛ぶペンギン ◆◆◆
ドッグファイト・サーカスではさまざまな競技があり、
魚雷ゲームもなかなかに人気のある競技である。
これは水面付近にあるターゲットに爆薬を抜いた魚雷を命中させるというもので、
徐々にターゲットは小さくなっていく。
最高難度になると、水面にスキージャンプ板を設けて、
そこに魚雷を滑らせて水上にある輪に魚雷を通すというものだ。
もちろん魚雷は自動追尾機能などはついておらず、
ただひたすらパイロットと魚雷発射担当員の技量がものをいう世界である。
現在この芸当が出来るのは世界でも5人もいないと言われている。
その5人の中の1人に皇帝と言われる達人がいた・・・
TVアナウンサー:本日はドッグファイトサーカスでも大変人気の高い魚雷ゲームの達人、「皇帝」ことミッシェル・プラチナ氏に来ていただきました。
皇帝:や、どうも。
TVアナ:それにしても見事な腕前ですね、こないだのサーカスではとうとうドラム缶をくぐらせることに成功し、我々の度肝を抜きました。
皇帝:や、これはどうも。
TVアナ:今日はファンからいくつか質問が来ておりまして、私も非常に興味のある質問をミッシェル氏にお聞きしたいと思います。よろしいですか?
皇帝:は、どうぞ。
TVアナ:まず最初の質問は機体のシンボルマークは何故ペンギンなのでしょうかという質問です。
皇帝:や、それは・・・娘が・・・ペンギン好きなもので・・・
TV:なるほど〜、娘さんのお気に入りというわけですね。それを愛機のマークにするとは、なんとも素敵ですねぇ。
皇帝:や、なんとも、お恥ずかしい・・・
TVアナ:ところで、ミッシェル氏は皇帝と呼ばれるほどの達人的な腕前ですが、何故「皇帝」というニックネームがつけられたのでしょう?
皇帝:は、それは・・・娘の好きなペンギンが・・・皇帝ペンギンなもので・・・
TVアナ:ハハハ!それはなんとも愉快な冗句を有難う御座います!おっと、いったんここでCMです。
皇帝:や、冗句ではなく・・・
〜 CM 〜
今日も残業お疲れ様!疲れたときのきつけの一杯!ユンカル皇帝ゴールド!これで明日も元気一杯!!
空飛ぶペンギンは今日もどこかの空で羽ばたいていた・・・
◆◆◆ 製作者:キクメン 「 フェアリー ガネット 」 ◆◆◆
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◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆
トランペッター製 1/72 フェアリー ガネット AS.MK.1/4
世界で最も醜いと称されることもあるフェアリー社のガネットさんを作りました。
(ガネットはカツオドリの意だそうです)
ちなみに一部では空飛ぶさつまいもとも言われてたりします。
確かに洗練された流麗なスタイルではありませんが非常に愛嬌があって、
模型としては面白味のあるデザインであると思います。
で、キットの出来はなかなか良いです。モールドも機首周りのリベット跡を見て分かるようにグッドです。
胴体と主翼の取り付けの合いが大変良くスキマがほとんど出来ないのが実に嬉しかったです。
複雑な面構成のキャノピーと胴体の合いに関しては若干スキマが出来ます。(でも結構頑張った方だと思います)
さて、トランペッターといえば相変わらず困りものの離型剤ですが、今回もその例にもれず派手についています。
ぬるま湯&洗剤でゴシゴシやったのですが、パーツ内側、コクピット内での塗装で大いに塗料がはじかれました。
この離型剤ほんとなんとかならんかねしかし。
それともう一点、胴体後方の下部についてる潜水艦探知用のレーダーなんですが、
説明書の通りに組み立てると地面に完全についてしまって、車輪がちと浮いてしまいます。
けっこうテイルヘビーなキットなのでしりもち対策にはなりますが、車輪が浮いてしまうのはいただけません。
あらかじめ仮り組みをしっかりしておけば気付いたのでしょうが、せっかちキクメンは最後まで気付きませんでした。
そんでもってさらにどうしようもないことに主翼の翼端灯を塗るのすら忘れていました。
久しぶりに飛行機を作るとこんなもんです。
おまけにフロントキャノピーの内側、モロに曇っちゃったっし・・・・
とはいえ完成したブツには非常に満足しております。適当だけどカッチョEからE〜のE〜の。
ちなみに今回の塗装は実物のカラーパターンに即した塗装にしております。
ただ胴体に実物同様ダックエッググリーンを塗るのはチト嫌だったのでお手製のライトグレイにしました。
ダークブルーもお手製です。(っていうか前回のジンクス3を塗った際の余り。相変わらずのケチケチ作戦。)
二重反転プロペラにターボプロップエンジンの排気管、そしてボコッとした丸い3つのキャノピー、これはこれでイカしてますなぁ。
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