【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ それぞれの裏切りの理由 vol.3 ◆◆◆

ラスアそしてジャプンに近い太平洋沖に点在する一つの強大な航空兵力、
全世界を震撼させたアメリアからの突如の離反、
それがこの最新鋭原子力航空母艦「ドナルド・レールガン」だ。

裏切り者の汚名をかぶってもなお、
ここに居続ける者達の胸中はいかようなものだったろうか・・・



「 最新鋭のこの機体、実際どの程度の戦闘力があるのか試してみたかったのであります。 」

「 ホウ、同じようなことを他のパイロットも言っていましたよ。 」( by 記者 )

「 そうですか・・・いや、実はここだけの話、私はここで得た戦闘データを某メーカーに多額の報奨金で渡す契約をしているのです。 」

「 イシケン軍やエーロ軍機との戦闘データではなく、味方最新鋭機との戦闘力差を実際の戦闘データで欲しいと強く要望されたのです。 」

「 ここでの戦闘参加でのボーナスに加えて、多額の情報提供料、しかもその際はそのメーカーにそれなりの役員職での勤務まで保証されているのです。 」

「 それはすごい。 」( by 記者 )

「 でしょう?こんなチャンスはまたとないですよ。普通に軍人としてこのまま任務を遂行していてもここまでの報酬は決して得られませんよ。 」

「 しかし、実際反逆者としての汚名をかぶることには抵抗はありませんでしたか? 」( by 記者 )

「 それはあります。しかし私がここで得る情報データは今後さらなる高性能機を開発するための貴重なデータとなり、
それによって多くの優秀なパイロット達の生存率を高めることになると思います。 」

「 そのためには味方機も撃つ? 」( by 記者 )

「 なるべくなら致命傷を与えずに撃ち落せればいいのですが・・・ 」

「 そんなにうまくいくものでしょうか? どうも、あなたのおっしゃりようは独善的すぎると思いますが。 」

「 ・・・そう・・ですね。 」

「 しかし開き直るようですが、この艦も含めて、そもそもエネルギウムをめぐる戦闘行為そのものが独善的だと私は思います。 」



前回 ドライな損得勘定で動く人物が案外多いかもしれないと書いたが、外れてはいなかった。

そもそも各国が利権を求めて激しい争奪を行っていること自体独善的であり、
この艦の行動もそうであるように、個々のパイロット達の行動までも同様である。

結局のところ今回のインタビューによって、独善の規模も大もあれば小もあるということがハッキリした。
この艦の人間はそのことを隠さずに堂々と謳っていたのが印象的であった。

ただ、この艦にいる全てのクルーがそうであるというのではない。
中にはどうもただお祭騒ぎを楽しんでいるような人物もいるようだ。

以上、AP通信、非常勤記者:アーサー・J・ローエンより。



◆◆◆ 製作者:キクメン 「 F/A-18E スーパーホーネット 」 ◆◆◆













◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

キット紹介記事は コチラ を読んでください。

ハセガワ製 1/72 F/A-18E スーパーホーネット

実に作りやすい。まこと、作りやすいキットであった。
部品はほぼ全てピタッと合った。
スジボリもきれいだしリベットも適度にあってスミイレが決まるし、もう言う事ない。

しかも大柄でガサツになったと思っていたスタイルも完成させてみるとカッチョEの一言。
とにかくかなりの好キットである。

今回のガッカリ点はキャノピー内がかなり汚れてしまったことだ。
せっかくボディがうまく決まってもキャノピーが汚れていると台無しだ。
シーリングに気を付けないといけないなぁ・・・



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