【 アホンダラ達の空 】

ドッグファイト・サーカス の入り口へ戻る

アホンダラ達の空 の入り口へ戻る



◆◆◆ 最強対決 ◆◆◆

F8F ベアキャット
大出力のエンジン、高い防弾性能、徹底的に洗練された空力構造で最強のレシプロエンジン戦闘機と評される機体だ。
だが、同じようなことを言われる機体の代表としてオギリスのシーフューリーも存在する。
この2つの機体はエアレースにおいてもライバル同士で、無論このドッグファイトサーカスにおいても互い譲らぬライバル同士だ。
そしてそれは、それを駆る者、パイロットについても同様であった・・・



あぁ? シーフューリー だぁ?んなオギリス野郎にゃ負けるかよ!
世界最強艦上戦闘機つったら誰がなんといおうとこのベアキャットに決まってんだろ!

全く・・・実際をロクに知らねぇ評論家連中があれこれ言いやがるがこいつが一番強ぇんだ。
実戦でそれを証明してやる!・・・証明してやりてぇんだがよ、どうにもなかなか相性が悪いんだよなぁ・・・

なんたってコイツもアイツもレプリカじゃないオリジナルのレストア機だからよ、
どうにもデリケートで整備が欠かせねぇわけよ。
コイツが調子いい時はアイツが調子悪い、アイツが調子いい時はコイツが調子悪いってんで、
なかなかお互いベストな状態で戦う機会がないんだな。

決着が着くのを恐れて実はお互い示し合わせて戦いを逃れてるんじゃねぇかって言う奴もいるけど冗談じゃねぇ、
オレもアイツも決着つけたくてウズウズしてるんだ。

え?次のドッグファイト大会では向こうも調子は良好だって言ってるって?

あ・・ああ、コイツも調子はいいぜ。

でもな・・・残念だが、次の大会の日は娘の運動会でオレは飛べねぇんだ・・・

いや、実に残念だ・・・



◆◆◆ 製作者:キクメン 「 F8F ベアキャット 」 ◆◆◆












◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

SWORD製 1/72 F8F ベキャット

チェコ製簡易インジェクションのキットでありますが、出来は良好・・・
だと思ったんですよ、最初は。
なんたってモールドがしっかり彫られててパッと見好印象だったんですもん。
ただやっぱりそこはそれ、簡易インジェクションなわけで、
パーツの合いはイマイチだし、強度や取り付け位置が気になる接合部は何のガイドもないイモ付け、
しかも精度も優秀国産キットに比べればイマイチ。
とりわけキャノピーとボディの接合部に出来る隙間がいただけない。
でも部品点数が少ないからカタチにするのはスグ出来ました。

気になるアウトラインはちょっとキャノピーがポッコリ高すぎのような気がする。
しかしながら簡易インジェクションキットとしては良く出来ているものだと思います。

ちなみに今回溶きパテをシンナーで拭き取る作業を始めてやってみましたが、
どうにも経験不足でキャノピー周りが汚くなってしまいました。失敗失敗。
でもってせっかく作ったいい感じのダークシーブルー、どうせならグロスで仕上げた方が良かったですなぁ。

そう、このキットで最高なのがデカールであります。
このデカールだけは最高の出来で、余白がまったく見えなくなるし、
フィット感もバツグンだし、このような暗い色の上でも白が透けません。
このデカールは恐るべしでありました。

でもってお茶目なことにこのキット、メーカーロゴマークにある剣が
何故かパーツとしてランナーにちゃっかり付いていたりします。



ドッグファイト・サーカス の入り口へ戻る

アホンダラ達の空 の入り口へ戻る