【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ You & I vol.2 ◆◆◆

前席パイロット : ねぇアラン?見てよこのボクのステキなフラワーを。

後席レーダー士官 : まぁ、ポール、ステキなフラワーだね。

前パ : うん、ボクはこのステキな花をボク達のラブリーフラワー号(彼らの機体を指す)に描いてもらおうと思うんだ。

後レ : おぉ、ポール、それは実にステキなアイディアだと思うよ、ぼくらのラブリーフラワー号がますますラブリーになるね。

・・・数日後・・・

前パ : アラン!アラン!大変だよ!

後レ : なんだいポール?そんなに慌てふためく君を見るのは心が痛いよ。

前パ : あぁ、アラン、聞いておくれよ。あの醜いマッチョな連中ときたら、この美しいラブリーフラワー号にトイレのマークを描かせろというんだよ。

後レ : なんだって!ポール!あの野蛮で臭い連中がボク達のエレガントな機体にそんな醜く酷いことをしようとしてるだって!?

前パ : あぁ・・アラン・・・ボクはもう限界だよ・・・これまでも酷い仕打ちには耐えてきたけれど・・・今度ばかりは耐えられない・・・

後レ : まったく同感だよ、ポール・・・ボクもこれ以上の仕打ちには耐えられない・・・

後レ : ・・・よし、分った・・・一緒に行こう。二人でこの世界から旅立つんだ。ボクらのラブリーフラワー号で!

前パ : アラン!おぉアラン!君って人は・・・



こうして・・・レールガンから初めての離反者が誕生した・・・

残念ながら彼等二人を乗せたラブリーフラワー号は、サンクチュアリに辿り着くことなく海に没した・・・

二人は近海の漁船によって救われた。

彼らはラブリーなフラワーの香りではなく、磯と魚とまさしく男の体臭に包まれて数日間過ごすことになった・・・



◆◆◆ 製作者:キクメン 「 F-14A トムキャット 」 ◆◆◆













◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

キット紹介記事は コチラ を読んでください。

フジミ製 1/72 F-14A トムキャット

箱に貼られた「純国産」のシール。
キットのクォリティを謳ったセールスアピールなわけです。
で、その名に恥じないクォリティだったというと、えーと・・・

いや、確かにパーツの合いも良いし各パーツもシャープでディティールも申し分ないものです。
これぞ国産クォリティなのでしょう。

しかし最近は韓国のアカデミーと中国のトランペッター、
そしてさらにドイツレベルから発注されて金型を製造している韓国・中国の無名メーカー。
これらの国のキットが国産キットを凌駕する程になっています。

東欧のかなりショッパイキットよりは確かに遥かに品質は高いですが、
「純国産」が有無を言わさない免罪符になる時代は去りつつあるわけです。

で、キットを作って思ったことは、フジミのパーツの分割ラインはちょっと厄介だということです。
MiG-21 は作りやすかったのですが、それ以外のスカイホーク、ホーネット、トムキャットは、
部品分割が多く(複座型と金型流用する為)分割ラインが結構厄介な位置にあるので、
ここの修正に手を焼くのです。

そのため、せっかくのシャープなスジボリは繊細でもあるためヤスリがけしたら消えてしまいます。
フジミのキットはそこが不満点です。

また、部品同士の接合部に出来る段差も結構ありました。
広い平面のパーツも歪んでるらしく、接合部がズレてしまう個所もありました。

チト厳しい評価になりましたが、座席のキャノピーブレイカーなどのパーツのディティールは好感持てまし、
主翼パーツがアトハメになっているなど、好評価出来る点も数多くありました。



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