************ ストーリー前解説 ************ |
舞台はオペレーション・ホット・デザートなどが、 行なわれている華やかな場所とは全く異なる、 辺境のとある一戦闘地域である。 ここはあまり採掘量のない、どちらかというとひなびた場所である。 それでもごく一部の小国や、 貪欲に利益を貪る企業などには捨て置けない場所でもあった。 小国や企業が私的な軍隊に投じられる費用は、 オペレーション・ホット・デザートなどが、 行なわれている場所において大国が投じる巨費に比べたら、 実にささやかなものであった。 そのため、この戦場に投入されるのはどちらかというと、 退役した古参パイロット達、及び老朽化した機体であった・・・ |
コイツとはもう長い付き合いになる。 よくまぁこれまで持ち応えてきたもんだ・・・ ココにはそんな機体を相棒にしたヤツらがたくさんいる。 空はいい・・・ そう、それも、昔から馴染んできた相棒と一緒に飛べるココの空は・・・ 最近の機体というのにはどうにも馴染めねぇ。 しかし実際のところは、 パイロットにとっては操縦の負担を軽減する、 というようなことらしいそうだが、 だとしてもオレみたいなロートルになるともうダメだ。 とりわけコンピューターというのがどうにもうまく扱えない。 アナログの計器メーターと、 長年の機体を通して外部を感じ取る感覚が身に付いちまって、 どうにもコンピュータとやらに任せて飛ぶというのは馴染めねぇんだ。 ま、そうは言ってもオレみたいなロートルが、 最新鋭戦闘機を翔って空を飛ぶことはないけどな。 おっと、そろそろ出撃だ。 そうそう、もう一つここには救いがある。 それは、オレ達がやるのは生身の人間じゃなく、 コンピュータによる全自動の無人採掘機械ということだ。 さしものコンピュータ様とやらも、 オレと同じロートルの、コイツにはかなわねぇってことだ。 |