【 ウラヌス 】
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さてこのキット、これだけ出来の良いキットにも関わらず、当時は相当値引きされていました。
実際ワゴンセールで半額以下で売られていたのを目にしたものです。
オープニングではヤラレ役としてクレスト中量級にボコられてたし、
カラーリングも今ひとつ合っていないような色だったし、頭がカッパだったし・・・
しかしながら実際にキットを手に作っていると、各パーツはかなり魅力的デザインであることが分かります。
腕・足・コア、どれをとっても複雑な面構成でかなりイカしたデザインだと思います。
(腰下がどうにもパンパースみたいなオムツちっくなのが残念ですが・・・)
まぁとにかくこうして配色を変えて、出来上がったブツを手にしてみるとかなりシヴィれます。
写真だと濃淡2色用意した青色が今ひとつクッキリ明瞭に分からないのが残念ですが、
それでも随分元のイメージよりはスパルタンな軍用兵器になったんじゃないでしょうか。
■ オレ設定&ショートストーリー ■
かつて、国という概念が存在し、例の「大破壊」が起こる前の軍事研究施設跡がミラージュ領内で発見された。
この情報はキサラギ社からもたらされたものであるが、それを知る者は極わずかである・・・
建築・土木作業用MT乗りから念願のAC乗りになって半年、
オレはまだ自分の機体を持っていない。
同期の連中のほとんどが既に新型の機体を手に入れているってぇのに・・・
どうにも運が悪いのか、オレんとこに回ってくる仕事は安い仕事ばかりで一向に機体を買う金が貯まらない。
まぁその分、死ぬ確立どころか怪我すらしないような楽な仕事をこなしてきたので、おかげさまで五体満足で過ごせているが・・・
実際、同期の仲間も既に3割程があの世行きになっているし。
とはいえ、ようやくあともう少しで自分の機体が買えるまで金が貯まってきた。
なんでも今回のミッションは旧軍事研究施設跡内部の探索と重要研究物資の入手だそうで、まぁいわゆるサルベージってやつだな。
このミッションもミラージュ社が機体を用意してくれていて、今回はかなり上等な機体を用意してきた。
まさにミラージュを象徴するかのような流れるようなフォルム。
オレはこの流線型に憧れてミラージュ社に入ったといってもいいくらいだ。
レーダーと、レーザーブレード、そしてエクステンションが搭載されていないのが気になったが、
ミッション内容にその理由が全て説明されていた。
まずそもそもミラージュ領内のミッションなので、敵ACの存在がないこと。
敵となる脅威も、旧世代の対コンバットビークルか対人用の無人防衛装置程度ということ。
レーダーやエクステンションを搭載していては侵入出来ないポイントがあること。
既に施設内の構造はある程度判明しており、あらかじめコンピュータマップに登録されていること。
有線ワイヤーを使って常に連絡可能であること。
また、縦に長い縦穴式施設のため、長時間のブーストジャンプが必要になること。
まぁミッションを立案した会社が、必要に応じて考えた結果なのだから問題ないだろう。
下手にケチってむざむざ機体を失うようなことはしたくないだろうし。
さて、今回も楽なソロミッションなわけだが、一点だけ困ったことがある・・・
それは暗い坑道のような「一応」無人の施設内にたった独りで入っていかなければならないという点だ・・・
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