− 東京マルイ : VSR-10 − | |
箱出しノーマル | |
(201〜300発目 射手:イシケン)エクセル 0.25g 使用 | |
(301〜400発目 射手:キクメン)マルゼン製 スーパーグランドマスター弾 0.29g 使用 | |
測定日 | : 2003年12月23日 |
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天気・風 | : 晴れ・無風(時々微風) |
気温 | : 16度 |
湿度 | : 48% |
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射撃位置から的までの距離 | : 20m (メジャーで測定) |
射撃姿勢 | : 座射 |
射撃方法 | : 膝の上に肘を乗せて固定 |
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標的 | : 350mlのジュースの空缶 |
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射撃数 | : 100発 |
使用弾 | : エクセル0.25g |
射撃者 | : イシケン |
命中確率 | : 33%(100発中33発命中) |
射撃数 | : 100発 |
使用弾 | : マルゼン スーパーグランドマスター弾0.29g |
射撃者 | : キクメン |
命中確率 | : 60%(100発中60発命中) |
− キクメン の 実射インプレッション --- | |
リベンジしました。 毎回毎回手を抜くことなく真剣に当てるつもりで撃っています。 今回も睡眠もしっかりとった健康状態で適度な集中力で撃ちました。 今回は4X40ロングスコープを標準的な普通の位置にマウントしました。 マウントリングはレミントン社製のハイマウントタイプです。 そんでもって、箱出し状態で真っ黒クロスケだったインナーバレルを アキュレイトアップでクリーニングしました。(クリーニングをしたのは射撃の前の晩) ![]() ![]() 1回目 ![]() 4回目・・・ってマジかよ!? 4回もやってるのにまだこんなに汚れているのか!? 結局7回試行しました。 で、結果は以上のとおりです。 エクセル弾では右に左に上に下に大暴れでした。 ほとんど箱出しノーマルの電動ガンの平均性能でした。 (ちなみにP90は48発命中) で、ここまで300発(プラス調整用に約100発)撃っているので、 まぁ慣らしとしては十分かと思い、 最後にもう一度SGM弾を使って撃ちました。 結果はコバ・ツイストバレル搭載のAUGと同等になりました。 今日は暖かく、風もほとんどなく、絶好のコンディションでしたが、 それでも弱い風が吹いた場合の影響は無視出来なく、 リード射撃は必要でした。 あまり声高には書きたくないのですが、 type96に比べるとやはり銃口初速が遅いのでその辺りも影響が出ています。 次に無視できない重要な問題があります。 「初弾は必ずドロップする」という点です。 16回以上マガジンチェンジしてきましたが、 必ず初弾がドロップします。 イシケンとあれこれ理由を考えました。 マガジンには25発こめて撃っているのですが、 マガジンスプリングが縮められてシリンダーノズルを上に押し付ける圧が高いからだろうか、 と考えて、それならば5発だけ込めて試してみようということで、 5発装弾で初弾を撃ってみても、やはりドロップします。 じゃぁ弾の込め方に問題があるのかということで、 ![]() ![]() と、こういう風にあれこれ位置を試してみましたが、これでもドロップしました。 そういうわけで、どうしてドロップするのか分かりません。 どうしたら初弾ドロップを回避できるのかも分かりません。 まぁ10M程度ではそれほど影響は出ないと思いますが、 それでも、ものすごくシビアなアキュラシーと安定性を求める人には、 この特性はかなりネガティブ要素であるかと思います。 もちろん射撃後もいつも通りクリーニングしました。 ![]() 結構汚れていますが、JIS鉄鋼企画種類書を保有するイシケンによると、 アルミは酸化皮膜が出来やすいので、 これは汚れというよりも酸化皮膜ではないだろうか? と言っていましたが、我等は専門家でもなんでもないので、 単なる断片的知識での推測です。 さて、ここらで総評をまとめます。 正直今回は気合を入れました。 射撃前の入念な調整や慣らしなども十分に行ったと思います。 正直VSR-10の方があれこれ「ひいき」してあげたと思います。 type96の時などは、なにもせず、 ただスコープつけて現場で本番射撃だったのにもかかわらず、 VSR-10よりも成績は良かったのです。 値段と初速の違い、 そしてこのジャンルでの蓄積してきた技術、情報の違い、 これらの要素から考えるとむしろよくぞここまでのものを作ってきた、 と、評価するべきだと思いますが、 やはり初弾のドロップ問題という点も含めて、 よりタイトで安定したアキュラシーを求める方にはやはりtype96を選択した方が良いかもしれません。 しかし、やはりVSR-10の軽さは魅力で、 大会であってもサバゲであっても1日中銃と付き合わなければならないのならば、 (体力を鍛えれば良いのでしょうけれど)銃は軽いほうが体への負担は小さいですし、 結果としてそれが、集中力の維持にもつながると思います。 今回の結果はあくまでも箱出しのノーマル状態での比較なので、 サードパーティ製のパーツの使用や調整などでどれだけ性能が引きあがるか、 そして、銃本体が持っている可能性とポテンシャルはまだまだ未知数です。 ところでことわざに(ことわざか?)「百発百中」という言葉があります。 で、ネットを見ると、 「オレ様のスーパーデリシャスゴージャスグレイトウッヒッヒガンは、 30mで(場合によっては50m以上・・・)小さいコーヒー缶百発百中だぜ!どうよ!スゲェだろう!」 みたいな文面を良く目にします。(ヘンメリーとかファインベルクバウで国体選手でしたというのはナシ) 本当はその銃とその本人に我々が測定する前で100発撃って見て欲しいのですが、 たいていそういう類の文面は試行回数が極端に少ない「主観」がかなり強く入った感想だったりします。 真剣に測定している尊敬に値する方々にも僭越ながら主張したいのですが、 やっぱり「百発百中」という言葉を、より大切に重要視して欲しいのです。 というのは10発以上連続命中ということが、これまでの測定でよく起きたからです。 結論から書くと1回の計測で出来れば100発は撃ってみて欲しいということなのです。 試行回数が少ないと、客観的な確立的数値としては不十分なのです。 自分個人で行うにはあまりにも自分という個体のクセも出るでしょうし、 個人で行うには時間、金銭、気象条件、その他のコンディションという点で偏りは必ずあると思うのです。 そういうことなので、もしもこのジャンル、この条件での数値に興味のある人は、 是非ともこのレギュレーションで100発撃って見て欲しいと思います。 でも、最後に「どっちらけ」なコトを書くと、 ものぐさでぐうたらへっぽこショッパイ御大名射撃手のキクメンとしては、 毎回100回以上コッキングするのは面倒なので、 やはりトリガーを絞るだけで発射される電動ガンで、70発当たるヤツをこさえたいと思います。 (もちろん強いレートのスプリングを入れて無茶なパワーを出さすなんてことはダメです、そんなことはしません) ところで最後に、マルゼンのスーパーグランドマスター弾は最近、深刻な品不足になっているようで、 自分も今回で2箱消費してしまってとうとうストックがなくなってしまいました。 しばらくはスーパーグラマス弾でのテストは出来なさそうです。 |