【 ハンドガン実測データ 】
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射撃場所 | 室内(キクメンアジト) |
気温 | 20度 |
湿度 | 68% |
銃口から的までの距離 | 5m (メジャーで測定) |
射撃姿勢 | 立射 |
射撃方法 | 両腕(レストなしフリー) |
標的 | 厚紙 |
射撃者 | キクメン |
詳細な測定風景は コチラ を見てください |
--- キクメンの実射リポート ---
三日前から始めた新・室内射撃測定であるが、自分の腕のヘッポコさに愕然とし、
絶望の淵に突き落とされた気分であったので、
何かもう少し変わったことをして気を持ち直そうと思い立ち、
今回のちょっと変わったトライアルを行って見た。
まぁ写真を見て分かると思うが、F-1マシンとカローラを比較しようというくらい無謀なことを行ったのである。
では早速結果を交えてリポートして行こう。
マルゼン・スーパーグランドマスターBB弾を使用しての対決。
(以降、マルゼン・スーパーグランドマスターBB弾はSGM弾と表記する)
まずはPC356から。
一回目 | 東京マルイ PC356 | 6.6cm |
二回目 | 東京マルイ PC356 | 3.7cm |
う〜・・・ん、やっぱり今日も給弾不良全開で、初弾以外は全て弾詰まりした。
ただ、これに関しては思い当たる点があって、それは、
自分は今測定の時は全て、マガジン内に常に5発しか弾を込めていないから、
上へ押し上げるスプリングテンションが弱いんじゃないか、ということだ。
まぁ対応策はいろいろあると思われるが、さすがに精密測定を行っているので、
マガジン内にオイルを吹くなどということは出来ない。
仕方ないので、我慢して毎回毎回弾を押し上げてコッキングした。
で、射撃してみての感想だが、たかが10発しか撃っていないので、
まったくもって確率的な正確性を欠くが、
恐らく、本当に、恐らく、
やはりSGM弾を用いたほうが命中精度はあがると感じた。
では次、
次はマルゼンのAPSグランドマスターをかなり久しぶりに撃ってみる。
(以降、APSグランドマスターはグラマスと表記する)
三回目 | マルゼン APSグランドマスター | 3.5cm |
四回目 | マルゼン APSグランドマスター | 1.5cm |
さて、三回目と表記したが、あくまでもPC356から通しで数えた数字であって、
グラマスを用いて撃った回数としては一回目である。
で、感想だが・・・
違う・・・当たり前のことで書いても仕方がないことだが、違いすぎる。
そもそも出発点からして違う。
まずトリガーがメチャ軽い、上の三回めの射撃時などはフライング気味で撃ってしまった。
そして、重い。
重いといっても、ウエスタンアームズの45クーガーのようなミッチリズッシリ感ではなく、
バランスのとれた、本来この銃だけを撃っていると重さを感じさせない重さなのだが、
いかんせん、その直前に撃った銃が軽すぎるのである。
そんなもんだから、その直後に撃つとやっぱり重いのである。
ズッシリくる・・といったのとは違う重さなのだが、
呼吸と心臓の鼓動が邪魔で仕方がなくなる程の超精密真剣シューティングにおいては、
(シューティングスタイルはウィーバースタイルではなくビアンキスタイルで撃ってます)
やはり肩の前の筋肉はその重さをきちんと感じているのだ。
要するに分かりやすく書くとプルプルしちゃってダットサイトのダットがゆらゆら揺れるのであります。
そりゃもう情けないくらいに・・・
で、上で書いた三回目を撃った後、的紙をとりかえに行ったときに、
その結果を見て、かなり愕然として四回目はそりゃもう死ぬくらいの覚悟で(大袈裟、それはウソ)
気合入れてシュートしたら、やっぱり1.5センチですわ。
いや・・・もうね、全然違う。
だから、そんな分かりきったことを何度も書くなって、と、言われそうだけど、やっぱり違う。
もう、撃っててすぐ分かる。
違うな、っていうことが。
ようするに5メートルで完全に台座に固定して微動だにしない状況で撃ったら、
恐らくほとんど一つの穴しか空かないくらいの性能を持っているものなんですよ。
だから、ちょっと調子が良いとすぐ1センチ台になるわけです。
そういうわけで、あぁやっぱりコイツだけは別格だわ・・・と再認識しつつ、
さらにトライアルを続行した。
次、次は東京マルイ・スーパーグレード0.25グラムBB弾を使用しての射撃だ。
五回目 | 東京マルイ PC356 | 4.4cm |
六回目 | 東京マルイ PC356 | 6.8cm |
これまた、たかだか10発しか撃っていないでコメントを書くのは正確性をまるで欠くのだが、
やはりエクセル0.25g弾よりも良さそうだけど、でもやっぱりSGM弾の方が良いんじゃないか?
と、思える結果になった。
それにしてもやはり給弾不良は毎回起きて、
次の全くノントラブルのグラマスに比べると射撃行為自体があまり愉快でなくなってくる。
と、いうことで、次、グラマス。
七回目 | マルゼン APSグランドマスター | 2.4cm |
八回目 | マルゼン APSグランドマスター | 1.8cm |
毎度のコトながら、軽すぎるPC356を撃った後で、重いグラマスを、
しかしトリガープルの方はフライング気味になるくらい軽くてシャープな状態のものを撃つと、
頭では分かっているつもりでも体がその違いを拾ってしまう。
なので、上の八回目はやはりそれを見て気合を入れなおした結果になった。
--- まとめ ---
このレポートだけを見ると、まるでPC356がダメな銃だと思われてしまう危険性を持っているが、
それは大きな誤解であって、あくまでも対象評価物が対極過ぎる存在なのだ。
しかし、そんな中でも一つだけ指摘出来る事は、
PC356は給弾不良が頻繁に起きてしまったことで、このことは楽しい射撃を行う妨げになることである。
まぁそれもこれも5発しか装填しないで撃ったからかもしれないので、間違いのない不良個所とは書けないが・・・
それ以外ではとりたてて火の打ち所のないおもちゃとしてはかなりのコストパフォーマンスを誇る製品だと思った。
そして、グラマスは・・・
グラマスは、おもちゃとして手に入れられる製品とは思えない内容のもので、
とにかく現時点における、命中精度のみを突き詰めるたエアーソフトガンの最高峰を知りたければ、
一度は撃ってみるべし、手に入れてみるべし、という物である。
ちなみに勢いよくシリンダーを戻すとその勢いで弾ポロするので気をつけなければならない。
つまりそれくらいパッキンホールドは重要だってことが痛いほど理解できる。
最後に・・・
やっぱりグラマスはすごい。
だけど、これに近いくらい良く当たる、もう少し軽くて、
気軽な感じで撃てる高級エアーコッキングハンドガンが欲しい。
例えばスタームルガーとかコルトウッズマンマッチターゲットとか・・・・
出してくれませんかねぇ・・・どこのメーカーでもいいから・・・
忘れていたが、上の射撃結果を見ると、やっぱりつくづくショッパイ腕前だな、我ながら・・・
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