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皆様御機嫌如何でしょうか、KEIです。

前回お届け致しました電動BOYsのレポに引き続き今回は第2弾、
「BOYs分解レポート」を御送り致したいと思います。

前回のテスト後、実はスイッチ部分に無理が生じた為かスイッチの入りが悪くなる症状が出てしまいまして、
今回はそのリペアも兼ねましてバレルクリーニングとついでに分解レポもやってしまおうと思いつき企画致しました。

尚、此処で紹介した内容を見て、「よし、僕も!」なんて思わないように、
思いつきで分解→訳判らなくなって復元不可能→メーカー修理(勿論有償・最悪サポート不可)
以上、王道パターンにハマら無い様にして下さい、
一切の責任は負いかねます、もし如何してもと言われるのならば全て御自身の責任の下において実行して下さい。
(警告はしましたよ、ビギナーエアガンファン諸君)

先ず、コチラをご覧下さい、全ての固定ネジを外し側面カバーを開けた所です、
アウターバレル、バッテリーケース、ストックが着いて居りますが、撮影上の演出ですのでご注意を・・・・



実際はこれらの他、リアサイト、コッキングハンドル等の外装パーツ全て取り払わねばなりません、
また、各種SP,ピン類の紛失にもご注意を。

お気付きでしょうがキャリングハンドルからストック基部、バレル部まで見事な一体成型です、
しかもエレベーション調整ダイアルまでとは・・・
ダミーと言えど普通別パーツにしても良さそうな物ですが、コスト削減のためでしょうか?
しかし成型は一級です、ダイアルに刻まれたゲージもしっかりしていますし塗り分けもちゃんとしていて購入当初は別パートだと思っていました。



次にトリガー付近です、写真上部がトリガー部、
写真下部がセイフティ機構の説明になっております。

どこぞの『某国製品』のトリガーシステムを見慣れている私にしてみればチョッとがっかりでしたが、
フェザータッチを期待する物でもないので良しと致しますか。



これがインナーバレル部です、御覧の通り実際は短いものになっております、
エアポンプ容量とのバランスでこの長さだと推察されます。

チャンバー部分、給弾口から測り14.5cm程でしょうか、
対比物は東京マルイUSPのインナーバレルです。





チャンバー部分を真下(マガジン挿入口側)と斜め前から見た写真です、
システムはフルサイズ電動Gunと大差ありません。

マガジンの分解写真は在りません、後々ややこしくなりそうなので今回はパス(笑)



さて、此処が肝心目玉の心臓部、メカボックスです、 非常にコンパクトに構成されており、
シースルーのカバーで覆われています(お陰でレポし易い)

モーターの回転によってギアを介しピストンを後退させるメカニズムはそのままに此処まで小型化させるのに成功させて居ります、
この分だとフルサイズ電動ガンのメカボックスにもいずれ反映され、更にバリエーションが増えて来るでしょう(又憶測で物を言う・・・・)
マシンガンのステンシリーズがリリースされたらチョッピリ嬉しいかも!?

分解してみて思ったことですが非常に手の込んだ作りをしております、単純に分解・組み立てが出来ないと言うか、
ある程度の知識・経験が無いと組み付けは難しいでしょう。

実際、分解時には順番がキチンと決まっており、滅多やたらにネジを外して行けば良いわけじゃ在りません。
(真似して壊れた・・・なんて言われても困るので敢えて手順は書き込みません)

ボディを分割した途端に先に説明したセイフティ機構はいきなりバラケますし、
考え無しに無理に引っぺがそうとしたら確実にボディが破損致します、
細かいピン・スプリング等の位置関係も把握出来ずにバラけると後の始末が大変です。

もしも故障や調子が悪いと言う時は迷わず購入したお店か、説明書にある様に東京マルイに送る事をお勧めいたします。

さて、肝心のトリガースイッチの不調ですがコチラは速攻で解決致しました、
先ず、メカボックスを慎重に取り外し裏返します、ボックス後端部にスイッチの裏側部分が見えるので其処に
「接点復活剤」なるスプレーを付属ノズルを付けかる〜く一吹き・・・・・・
(メカボックスの写真を参照)

これだけでスイッチのレスポンスと言うか導通が良くなり、反応が良くなりました。
(本当に少量で結構です、付けすぎは百害あって一利なし・・・・・・)
エアガンで言うならトリガーの切れが良くなった・・・でしょうか、
もっとも、オイルの効果が切れれば元のようになってしまいますが、
とことんこだわるならば使われている配線をフルサイズ電動ガンのカスタムコード、
又は高級オーディオ用のスピーカーケーブル等電導率の高いコードで配線を行う必要があります
(費用に見合った効果があるかはやってみないと解らんが)

さて、この「接点復活剤」なるスプレーですが少々専門的なアイテムですが、
今回使用した物は「接点復活王」ポリコールキングと言う固有名詞で販売されており、
電子部品専門店等で販売されております。
(NET95g900円前後)



今回のお役立ちアイテム、シリコンスプレーはホームセンターでなんと120円!!

スライド接点専用で別途でリレースイッチ専用剤もあります、
αオレフィンなる基材に特殊添加物を加えた優れもので、
磨耗・汚濁した接点等の補修・洗浄等に使われ(炭素含有量が多い)オーディオファン・電子工作ファンには御馴染みの製品です。
(その他潤滑オイルとしても利用、航空機にも一部使用!?)
(ネットで「αオレフィン」「ポリコールキング」と検索、詳細が判ります)

今回使用した接点復活剤は殆どのプラ製品・金属を侵さない製品ですので安心して使えます。

もしもコレで駄目ならパーツ交換です、電子部品店にて同規格(サイズ・スイッチング構成)のパーツを購入して組み付けるより在りません、
使用機材は、半田コテ(低温精密機器タイプ)コテクリーナー・ヒートストッパー半田吸収線・ペースト入り糸半田(電子部品用がベスト)
余裕があれば作業ヘルパー(ルーペと基盤を押えるクリップが一緒になった物)
中学校・技術の授業で習った程度の知識で換装が可能です(フルサイズ電動ガンオーナーなら余裕で作業可)

此処で組み立て時の注意としてですが、
ネジはキチンと元の場所に組み込みましょうその他ピン・スプリング等全てもとの場所に(ちゃんと覚えておきましょう)

カバーを取り付ける際には配線の取り回しにも注意して下さい、基本的には外す時の逆をすればほぼ確実に復元できます。

え〜如何だったでしょうか?今回の分解レポ、紹介しておいてなんですが決して無理に分解はしないで下さい、
エアガンの知識・経験ある程度の工作技術、電気部品の知識、それから失敗した時の諦めの良さと冷静さ(そしてチョッとの財布の余裕)
これらが無ければ分解・組み立てなんてものはしないに越した事はありません。

素直にメーカー修理に出して下さい、冒頭にも書きましたがこれらを無視すると、
メーカーでの保障期間でもあっても有償(実費)修理となります、
今回のレポートは飽くまでも上記の条件を満たした者だからこそ出来る技術である事をお忘れなく。
(もっとも分解だけなら誰でも可能、問題はその後)

よしんば分解したとしても此処まで、メカボックスには絶対手を着けない事、シースルーのボックスですのでその必要は在りません、
各パーツの配置から動きまで良く解ります(果たしてメーカーはコレを意図したのだろうか?)
相当の知識が無ければ分解後泣きを見るのは必至でしょう。

それからモーターはBOYs専用機種ですのでミニ4駆のカスタムモーターは使用不可です(笑)
よしんば換装したとしても正常には作動致しません。
同サイズで純正以上のハイパワーモーターが在ったとしても今度は各種ギア、リンクバー等が持ちませんのであしからず。
(さて、これで警告何度目かな?)

以上、KEIの電動BOYs M4A1分解レポートでした。

♯CAUTION!!

※BOYs対象年齢(10歳以上)のオーナー・保護者各位さま

  今回のレポートはトイガン(電動・ガス・エアコキ)の構造(仕組み)・動作特性等を知り尽くしたベテランユーザの
  方々への一寸したリペアのヒントとして製作したものです。

  見かけは甘口レポートですが、実際はかなり突っ込んだ所まで分解・考察しておりますので決して真似などして
  分解はしないで(させないで)下さい。

  不用意に分解・改造行為を致しますとメーカー修理を拒否される可能性もあります、
  修理、調整は症状等のメモを添付の上必ずメーカーに送って下さい。

  御購入の際には保護メガネ等、防護用品も一緒に御購入下さい、低めのパワー設定ですが
  目に当たると危険です、遊ぶ時には保護メガネの装着は徹底させて下さい。

※ベテランマニアの方

  「おいおいこの程度かよ」とか「まだまだまだァ、ぬるいワァ!」・・・ごもっともです、
  まァ、実際のリペア・調整時の参考にして頂ければ程度ですのでどうか御容赦の程を・・・・・

  分解時には電池ボックス、メカボックスは出来れば配線を外した方がやり易いです、いっその事コノ部分は
  コネクターを新設したほうが後々便利かも知れません。

  また、インナーバレルをカスタム品に換装する場合、個人的な見解を申し上げると純正以上に長いと
  シリンダー容積・メインSPのテンションから推察すると性能が落ちるかも知れません。

  飽くまでも私個人の経験と少しの想像の意見ですので不確定要素が多いのは御容赦の程を、
  先ずやってみましょう・・・・コレしかありません(いい加減でスマン)

 画像がかなりゴタついて見難いかもしれませんが、余り大量の画像を添付すると
 編集して下さるサイトオーナー様にご負担をお掛けする事になりますので
 一枚の写真に出来るだけの情報を詰め込みました、御理解頂ければ幸いです。

 また、サイトオーナーのキクメンさん、いつも無茶なレポートのアップ有難う御座います
 この場を借りて御礼申し上げます。

 暖かくなったらフルサイズM4A1、気合をいれてレポートさせて頂きますので
 其の時には又、宜しく御願い致します。

                            電動BOYsレポ・・・・・・Fin
                            製作者・・・・・・・・・・・KEI


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