【 ライフル実測データ 】
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H&K G36C
◎測定結果
測定日:2004年10月8日(金)
天気・風:小雨/曇り・微風
気温:27度
湿度:未測定(台風接近による小雨で湿気は多い。)
射撃位置から的までの距離:20m(計測線の基準は銃口から的まで。)
射撃姿勢:座射(ブロックを積んだ上にダンボールを敷いてレスト。)
標的:350mlジュースの空き缶(水で満たした上で、後方にブロックを添えて固定。)
使用弾:マルゼンのスーパーグランドマスターBB弾0.29g
射撃数:各100発
射手:TAK01
命中確率:79%(100発中79発命中。)
射手:Mr.A(以下A氏)
命中確率:49%(100発中49発命中。)
射手:Mr.X(以下X氏)
命中確率:75%(100発中75発命中。)
◎測定の前に
キクメンさんから与えられたミッションもいよいよ今回で最後となります。
というわけでトリを務めるまするは、G36Cであります。
これもキクメンさんがインプレしていたやつと同一の固体ですが、
ちょっと違うのはロングスコープを載せていることと、
その為にリア&フロントサイトを取り外してあることです。
サイトの取り外しによる重量減など微々たるものですが、
キクメンさんが測定に使ったのはショートスコープなので念の為ここに明記しておきます。
◎測定状況と下準備の詳細
測定場所はやっぱり例の某廃墟内の某フロア。
前回の測定からはだいぶブランクがあったため設置していたブロックが動かされていたりしましたが、
スプレーで引いておいた20mラインは健在でセッティングは難なく完了しました。
今回の測定は台風の接近で一時は実施が危ぶまれましたがなんとか大丈夫でした。
しかし、その影響で朝から生憎の雨、小雨が降ったり止んだりのグズグズした天気になってしまいました。
それでも測定自体は屋内でできるので問題はないと判断し実施に踏み切りました。
気温は27度。風はややあったのですが時折窓から吹き込む程度であり、
射撃の際にもこれまでと同様に吹流しや肌で確認しているのでそれほど支障はありません。
今回測定に協力してくれたA氏はなんと保育園以来という、仲間内では最も付き合いの長い友人です。
しかし、射撃の腕は「ド」がつくほど下手で、残念ながら結果はごらんの通り。
彼の場合経験が浅いとかそういうレベルではないと思うんですが...。
んで、あまりにも不甲斐ないA氏とG36の名誉にかけて後から急遽参加させたのがX氏。
彼とも小学校以来の付き合いで、腕はまあそこそこ。何かに付けて競り合う仲です。
今回はこんな幼なじみトリオでそれぞれ100発ずつ、計300発撃ちました。
測定の状況はご覧の通りです。
まず測定前の慣らしと調整はマルイの0.25弾を使ってみっちりやります。
この時の弾道は上下左右に散りまくり、ホップの調整にも難儀しました。
しかし、グラマス弾に変更しての最終調整はなかなか良好で、そのまま測定に入ることができました。
さて、今度の測定もステアーと同様に50発1マガジンで測定することにしました。
が、一回目はそれで何事も無く消化できたのですが、二回目も同様にやろうとするとなぜかジャムりました。
電動ガンは全弾撃ち尽くしたと思ってもチャンバー内に弾が数発残ってしまうもので、ステアーとこのG36の場合は2発残ります。
そこで今回はマガジンに50発装填したところでチャンバー内に2発余計にいれて、要するに52発装填して測定していたのです。
しかし、これでは容量がきっちり50発の純正マガジンにはキツいようで、どうもジャムの原因はそこにありそうでした。
そこで二回目以降は25発1マガジンで作り、途中にマグチェンジを入れて射撃を継続、50発を消化しました。
純正マガジンを買い足しておいた甲斐があったというものです。当然チャンバー内に残る2発を考慮に入れて計算してあります。
◎測定結果の内訳
1回目
TAK:45発 ※50発中45発命中
A 氏:30発
2回目
TAK:34発
A 氏:19発
ゲスト参加 X氏
1回目:33発
2回目:42発
総合結果
TAK:79%(100発中79発命中。)
A 氏:49%(100発中49発命中。)
X 氏:75%(100発中75発命中。)
◎感想と反省点など
まずはご覧のとおり、射手の腕による差がこの上なくハッキリと出ています。
しかし、このA氏の結果も日頃の彼の下手っぷりからすれば上出来で、そこはさすがにグラマス弾だと思います。
それにステアーと比べれば明らかに当たるのが実感できました。
ところがやはり電動ガンの限界なのかどうしても弾道にバラつきが多く、上下はもとより特に右への逸れが顕著にみられました。
まあ、ハズレ弾のほとんどは的をかすめるように逸れたものでしたが、まれに大ハズレ弾も出ました。
一回目の時点ではこれはもしや90%台もいけるのではと思ったのですが、
やっぱりAPSシリーズを抜くことはできませんでした。
もっともそう簡単にAPSの結果を超えられるようではボルトアクションの立場がありませんよね。
それでも今回の結果はそれにせまるものであり、調整次第ではもっと良い結果が出せたものと思います。
なかなか手ごたえのある一丁でした。
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