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APS-2SV
◎測定結果
測定日:2004年7月21日(水)
天気・風:晴れ:ほぼ無風
気温:33度
湿度:未測定(乾燥状態。)
射撃位置から的までの距離:20m(銃口から的までの距離を10mメジャーで2回に分けて計測。)
射撃姿勢:座射(ブロックを積んだ上でバイポッドを使用。)
標的:350mlジュースの空き缶(水を8分目で、後方にブロック片を添えて固定。)
使用弾:マルゼンのスーパーグランドマスターBB弾0.29g
射撃数:各100発
射手:TAK01
命中確率:84%(100発中84発命中。)
射手:Mr.K(以下K氏)
命中確率:80%(100発中80発命中。)
◎はじめに
もうおなじみ水面下の極秘ミッシ…(以下略
というわけでキクメンさんより頂いたAPS−2SV(以下SV)の測定です。
ところでこの銃はキクメンさんのところにインプレが見当たらない謎の銃です。
インナーバレルが少しぐらつくようなので、測定前に同梱していただいてたバレルスペーサー二つをセットしました。
しかし、どうもまだ隙間があるらしく銃を上下に傾けると中でシュ〜コシュ〜コ動くんです。
それからバットプレートは二枚にしてあります。
また、毎回距離を測り直すのも面倒なので、今回特別に用意したダンボールとスプレーで10m間隔で線を引いてやりました。
これで次回からの距離計測は不要です。
◎測定状況の詳細
測定の場所はもはやおなじみ「チャイナタウン」。
相方は前々回APStype96の測定に協力してくれたK氏です。
今回もそんな二人で25発装填で1マガジン。それを交互に各4回、計100発ずつ撃ちました。
(本当は150発)←!?
150発といいますのも、二枚目の写真で標的の空き缶の手前に立ててある謎のペットボトル。
これは、今回測定したSVのホップがキツくターゲットをそのまま狙うと弾が直前で上に行ってしまう。
0.29gのグラマス弾を使っても、ちょうど空き缶一つ分くらい上がりました。(空き缶の下の空間を狙うと当る)
しかもこのSVは固定ホップなのでどうしようもありません。
そこで標的よりも下の手前同軸線上にペットボトルを置き、
これを狙って撃つことでちょうど標的に当るように計算したというわけです。
んで、実際にこの方法は好調でして、そのまま測定を決行しました。
1回目、2回目と前半の50発をこれで消化したんですが、やはり標的を直接狙うことが出来ないというのはちょっとね〜。
ということになってアレコレ考えたら。
これって、空き缶一つ分の誤差ならスコープのエベレーション調整でなんとかなるんぢゃあ…?
という事に思いいたりまして、測定の途中でしたが思いきってそれで調整し直すことにしました。
んで、結果は大当たり。見事にレティクルどんぴしゃと相成ったわけです。
しかし、もう。なんというか…。バカだなぁ…俺たち。(遠い目
そこで、気をとり直して測定再開となったのですが。
結果を相対的にみると結局大きな差は出ていないようでした。
が、前半と後半でこれだけ測定方法が変わってるのなら、やはりそのままではマズかろうと判断しました。
それで前半の50発分をやり直すことにしたのです。
と、いうわけで、今回挙げた測定結果は実は3回目から6回目の結果の合計なのであります。
測定条件の違う1回目と2回目は無視です。
◎測定結果の内訳
さきほど無視と書きましたが1回目と2回目の測定結果も参考までに載せておきます。
1回目
TAK:17 ※25発中17発命中。
K氏:24 (← まぐれ!? K氏恐るべし。)
2回目
TAK:18
K氏:19
そして以下からが結果に計上される数値です。あとコンボは取っていませんが連続ヒットは結構出ました。
3回目
TAK:23
K氏:17
4回目
TAK:22
K氏:22
5回目
TAK:20
K氏:22
6回目
TAK:19
K氏:19
総合結果
TAK:84%(100発中84発命中。)
K氏:80%(100発中80発命中。)
◎感想と反省点
今回はやはり前半の調整判断のミスが一番イタかったです。
テストに撃った0.25弾があまりに跳躍したのと、固定ホップであるという点に惑わされて、
スコープ調整での弾道修正という基本的な方法を見逃していたのはまさに痛恨の極みであります。
これによって無駄となったグラマス弾50発もそうですが、(1発3円、しかも残り少ない。トホホ…)
それよりなにより体力と集中力の消耗がイタい!
しかもそれは測定の後半の結果にはっきりと表れていると思います。
結果的に80%台は出たものの(かろうじてと言うべきか?)type96の時と同様に、
もう少しコンディションを維持できればまだいけたであろうと感じることしきりです。
他の準備はぬかりなかっただけに非常に残念です。
それからSVそのものの実射についてですが、若干左右に散りました。
これはインナーバレルのガタが影響してるのではないかと思います。
上下のずれはさほど感じられませんでしたが、左右に外れた弾もまさに「紙一重」といった逸れ方でした。
また、その集弾は明らかに右に寄る傾向がありました。
射撃の際は的の中心軸よりも少し左寄りに狙うとちょうどいい感じでした。
それならスコープで左に調整すればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、
ゼロインはそれで確かに合っていて、いく時は狙い通り真っ直ぐ飛びました。
左寄りに修正しすぎたため、真っ直ぐ飛んで外れた弾もあったのです。
長物の本格的測定もこれで三回目となったわけですが、ここまではっきりとクセがわかったのは初めてです。
最終的にみて、この銃は少し直せばかなり当るようになるだろうと確信するに足るものでした。
特にこれはバレルのガタを無くすだけでもかなり変わると思います。
前々回同様、さすがはAPSシリーズといったところでしょうか。
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