【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ 製作者:TAK01様 「 EA-6B プラウラー 」 ◆◆◆










◆◆◆ 「 EA-6B プラウラー ストーリー 」 ◆◆◆

某国沿岸に新設された監視哨を叩く為、A-6を単機で差し向けた「レールガン」。
だが、その司令室にはA-6の発進と入れ違いに、ラスア海軍艦隊司令部より緊急電が入っていた。
なんと、当該監視哨は先の報告からここ数日の間に大幅に増強されているというのだ!

情報によると、新たに攻撃ヘリや地対空ミサイルなどが確認されているという。
どうやらあれはただの監視哨ではないらしい。
ヘリだけならまだしも、これほど早期にSAM部隊を展開させてくるとは。

そしてこの情報伝達の遅れは、ラスア海軍との協調が一ヶ月を経てもなおぎこちないものであることを痛感させた。
しかし、泣き言を言っても始まらない。事ここに至って事態は風雲急を告げる。

本艦の特異な立場上、例え二線級の戦力といえどもこれを失うわけにはいかない。
母国と袂を分かった以上、これまでのような補給はもはや受けられないのである。
よって艦長以下幕僚たちは迅速な判断を下した。

「スクランブル!スクランブル!」

先に発進したA-6はただちに上空待機、そしてその支援に向けるべくEA-6Bプラウラーに緊急発進が発令された。



◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

EA-6B プラウラー
1/300 ニチモ

えーっと、このキットは今時ではなかなか希少ではないかと思います。
実はこれ自体かれこれ8年ほど前に「夢屋」というちっこい模型屋の隅から発掘したものでした。
そして当時の私はまだ塗装など知らず、キャノピー枠などをサインペンで塗る(!?)だけの素組みでありました。

しかしこのキット、サイズの割にはなかなか出来が良いのです。
パーツ点数も7点(胴体、尾翼、主脚、増槽など)と少ないものの、繊細な筋彫りにフォルムもまあまあ。
そのまま捨て置くのは勿体無いと思ったので、インクやマーキングをきれいに落としてアホンダラ仕様に改造&リペイントしてみました。
まあ、ちょっとしたお遊びということで。

このサイズだと主脚扉やアンテナなどさすがにパーツ化されておらず、かろうじて給油プローブが用意されているくらいでした。
そこで、主脚扉を紙で(確か説明書にも”紙などで作りましょう”とか書いてあった。ヲイヲイ。)、
アンテナは目立つ大きなものだけをプラ板から自作しました。
それとついでにエアインテークと排気口をピンバイスで開口してやりました。
追加工作はせいぜいこんなもんです。

塗装はこれまたイシケン軍仕様、しかも同じ「レールガン」搭載機ということで、前回のイントルーダーのパターンを流用しました。
ただし小さい分配色は濃い目に。
胴体と一体化でモールドされているキャノピーは塗り潰しで表現するしかなく、手元の資料からこうなりました。
プラウラーの写真を見てみると、キャノピーのスモークがことさら濃いことに気がつきます。
聞くところによると、EA-6Bのキャノピーには特殊な加工がしてあるので金色っぽくみえる。
これは垂直尾翼の膨らみにあるECMアンテナから輻射される強力な電磁波から乗員を保護するためなんだとか。

それから今回はモノが小さいだけに単体では味気ないので展示台を作成しました。
まず切り出したプラ板にホワイトサフを吹いてマスキングテープでラインの形を押さえます。
それからネービーブルーを吹いて、マスクを剥がすという単純な手法です。
あとはホームセンターで買ってきた台座に貼り付けてタッチアップするとお手軽なプチラマの完成です。
本当はデッキクルーとか欲しかったんですがね。
いや、今しばらく時間と予算をいただければ......無理です。


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