【 アホンダラ達の空 】
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◆◆◆ 製作者:TAK01様 「A-6E イントルーダー」 ◆◆◆
◆◆◆ 「A-6 ストーリー」 ◆◆◆
原子力空母「ドナルド・レールガン」の造反から一ヶ月。
同艦はかねてからの協定にもとづき、ラスア海軍太平洋艦隊司令部直下の軍港にて補給を受けるべく某海域を北上中である。
そしてその艦内では一機の攻撃機の出撃準備が慌しく行われていた。
三日前、この「レールガン」にラスア艦隊司令部より某国沿岸の監視哨を壊滅せよとの要請(命令)があったのだ。
情報によると当該区域の監視哨は、ここ最近になってアメリア合衆国の特殊工作部隊によって設営されたものであるらしい。
当初は本艦の突然の蜂起に対応が後手後手に回っていた合衆国であるが、徐々に本艦追跡の体制を整えてきているようである。
そもそもこの監視哨はラスア軍に協力する地元ゲリラが発見したもので、本来ならば当該方面のラスア軍がその掃討に当たるべきものであったが、
同ラスア軍は近隣のエネルギウム争奪戦に手一杯であるというのを理由に本艦に要請が回ってきたのである。
さらには「当該監視哨は貴艦を追跡するために設置されているものであり、その存在は貴艦にとっても見過ごせるものではあるまい」という言い分であった。
しかし、これには最大敵対勢力の主力であった本艦に対する疑念が払拭できずにいる艦隊司令部の思惑がはっきりと見て取れる。
要するに、我々がラスア側に付いたということを実戦でもって証明せよ。と、いうことだろう。
今回の作戦はその小手調べというわけだ。
本艦の立場上、当然ながらこの要請に応じないわけにはいかない。
さりとて、まとまった補給を受けるまで、できるだけ主力は温存しておきたい。
A-6イントルーダー。
このすでに一線を退いた攻撃機に出番が回ってきたのはそうした理由からだった。
いよいよ飛行チェックを終えた機体に乗員が乗り込んだ。エレベーターがゆっくりと上昇してゆく。
甲板に現われた機体の翼には「イシケン軍」を示すアルファベットの 「 I 」 が星明りにひときわ鮮やかに浮かび上がった。
そして独特な始動音の後、推力4,220kgのエンジンが重い唸りをあげて回転を始める。
数分後、射出されたA-6の灯火はゆるやかなバンクを描くと北の星空に溶け込んでいった...。
◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆
A-6E イントルーダー
1/144 ドラゴン
えーと、ドラゴンのキットです。
全体的に悪くはないのですが、ドラゴンのキットは合わせが悪い部分が結構あるんですよね。
このキットも各部のすり合わせにちょっと手間取りました。
それよりなにより、私のものぐさにも最近磨きがかかってきた感がありまして。
もはや至る所ガタガタです。
唯一がんばったのは背中の形状の修正で、本来キャノピーから緩やかにつながるラインが、
キットでは極端に傾斜していて、側面形のシルエットが明らかに違っているのに気づいてしまったのです。
そこをパテを盛って削ってを繰り返してようやく納得のいく形になおしました。
本機のロービジ塗装は実機のパターン参考にアレンジしました。
せっかくなので「裏切りの大海戦」ネタにイシケン軍仕様としてみました。
相変わらず水性ホビーを筆でべた塗りです。モールド潰れてるし...。
おかげでスミ入れも上手くきまりませんでした。
仕上げにつや消しクリアーを吹いてあります。
「海戦」ネタなのにクラスター爆弾などと明らかに地上攻撃装備だったので、
ストーリーで無理やりこじ付けました。
今回のストーリーが今までのテイストと違うのはそのせいです。
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