【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ 援軍 ― その任務 ― ◆◆◆

反逆の空母、ドナルド・レールガン。
彼らを味方として迎える事になったラスア海軍は、援護の部隊を差し向ける事になった。



隊長:…俺の機体、やっぱり派手じゃない?

整備:何を言ってるんですか大尉、あなたの機体なんて、ごく普通の迷彩じゃないですか?
あなたの機が小隊で一番地味なんですよ?見て御覧なさいよ、列機の面々を。

2番機:そうですよ、今度の仕事はあの陽気なヤンキー共の応援なんですから少しは派手にやらないと。

隊長:でもなあ、この程度でも俺には似合わないと思うんだけどなあ。
この前までのグレーが良かったなあ、シンプルで。

3番機:あれじゃあまるで、下塗りみたいでみっともないじゃないですか?

整備:大尉も立派なエースなんだから、もうちょっと威張って下さいよ。

4番機:我々も隊長のおかげで、みんな「コブラ」が出来るようになったんですよ?
それに今回のレールガン行、隊長と御一緒できてみんな嬉しくてならないんです。

隊長:そんな事言っても、俺はまだアメリアの空母になんか、着艦した事無いんだぞ?
もう心配で心配で…

全員:それは皆同じです!

3番機:でもさあ、いざ到着ってなって、ただ着艦てのも面白くないよな。

2番機:そうだ!せっかくこの機体に乗ってるんだから、みんなで連続コブラなんていいんじゃない?

整備:そりゃあ面白そうだな!見てる方は度肝を抜かれるよ、最高だよ。

4番機:…まったく、自分は操縦しないからって簡単に言ってくれますね?

隊長:あのなあ、別に俺達はアクロバットしにいくわけじゃ…

3番機:そうと決まったら、明日からの訓練で、予行演習もしないとな!

隊長:いや、まだ何も決まって…

2番機:よし!明日から鍛え直してやるからな!

4番機:よろしくお願いします!

隊長:あの、勝手に話を…

整備:俺達も気合入れなくちゃな!整備はまかしといて下さい、大尉!

隊長:だから、俺はまだ何も…



人は皆、希望と不安を併せ持って生きている。
しかしその感じ方は、それぞれの立場によって大きく異なるようだ。



◆◆◆ 製作者: S.T 様 「 Su-33 」 ◆◆◆













◆◆◆ S.T 様のキット解説と製作後記 ◆◆◆

タミヤ・イタレリ 1/72 ウォーバード Su-33

■ 凸モールドが何だ!
 私は凸モールドは認めない人だったのですが、完成させてみたらその考えは偏狭だったようです。

彫り直してやる!

面倒だからいいや、でもやっぱり凸はヤ

モールドなんか削っちまえ!それも1つの模型としてのアプローチとしていいかも

削る事すらめんどくせえ…じゃあそのまんまでいいや

以上のような思考プロセスを経て、凸モールドそのままとなりました。
…別に気になりませんね。フランカーなら形だけでも格好良いだろうし、
何よりも時間が無い!&早く形にしたいという気持ちが大きかったです。

■ キットの出来
 飛行機のキットとしては組みやすいと思います。変な隙間とかないし、キャノピーの合いもいいです。
インテーク内側に結構な段差のパーティングラインがあってやすりにくい位。
背中のエアブレーキはそのまま付けると凹みます→作例。ボディーとの間に何か挟みましょう。
しかし、Su-33としてみると、カナードとかテールコーンが適当で中途半端みたいです。

まあ、サクッと完成させられたし、色も決まったし、パッと見非常に格好いいので良い事にします。



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