【 アホンダラ達の空 】
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Ｏ．Ｈ．Ｄ． サイド・ストーリー
Ｒｅｐｏｒｔ・ｉｎ・Ａｔａｍａｋａｔａｉ
レポーター１（以後Ｒ１）
「皆さん、ご覧下さい・・ただいま戦闘が始まりました。
私たちは今、アタマカタイ砂漠におけるキクメン・イシケン
両陣営の戦闘現場に来ております。」
レポーター２（以後Ｒ２）
「現在、現地時間でＡＭ７：２６、
今回の戦闘ではキクメン軍が、エネルギウム鉱山を占拠すべく直接地上部隊を展開しましたが、
イシケン軍がこれを察知しての迎撃作戦と世界各国の情報省の発表が有りました、
あ、今キクメン戦車部隊がイシケン側に対し、激しい砲撃戦を仕掛けました！！」。
（Ｒ１）「カメラさん！！ あっち、あっち！！・・・・
皆さん、ご覧になれますでしょうか？ 物凄い砲撃音が此処まで聞こえてきます！！」
（スタジオ 以後 Ｓ）
「レポーターさん、イシケン軍の様子はどうなっていますか、
そこから見えますでしょうか？」。
（Ｒ１）「いえ、此処からではまだどうなっているのか・・・・・
あっ！！ご覧下さい、今、上空を戦闘機が通り過ぎて行きました、
キクメン空軍の支援部隊と思われます・・ウワーッ!!」。
（Ｒ２）「キャァーーッ！！」
（激しい着弾音、一時画像が乱れる、再び画像が出るとレンズにヒビが走っている）
（Ｓ）「大丈夫ですか！！ 何が在ったんですか！？」
（Ｒ２）「た、只今イシケン軍側からの砲撃の流れ弾が・・・・
ああっ！？・・・」。
（Ｓ）「ど、どうしました！？」
（Ｒ２、カメラの前で座り込む、彼女の視線の先にカメラが行く、
其処には彼女を庇い砲弾の破片を受け、
倒れている男性レポーター１の姿が、頭に大きなタンこぶが出来、気絶している）
（Ｓ）「ど、どうしたんですか！？ 大丈夫なんですか！？」
（Ｒ２）「イヤーーッ！！ もうこんなトコ帰る！！ ママン、ヘルプ・ミー！！」
（パニッくって、カメラに向かってそこ等に散らばっている機材を投げつけている）
（Ｓ）「大変な事になりました、イシケン軍側の砲撃が逸れ、
レポーターの中継車の近くに着弾した模様です」。
（その内Ｒ２がカメラを叩き落とし、映像が途切れる）
（Ｓ）「あ、映像が切れました、如何したんでしょうか?
今、Ｒ２がカメラを叩いた様に見えましたが・・・・
視聴者の皆様、申し訳御座いません、何かトラブルが有った模様です、
只今現地との連絡が途絶えました・・・・
アタマカタイ砂漠の戦闘の様子はこの後連絡が付き次第再び、
御送り致します、どうぞチャンネルはそのままで・・」。
（番組のアイ・キャッチ、派手なテーマミュージックと共に、キャッチ・コピーが出る）
「Ｃ．Ｍ．Ｍ！ モーニング・サテライト！！」
〜 ＥＮＤ 〜
◆◆◆ ストーリー作者解説 ◆◆◆
どうも、ＫＥＩです。
早速ですが、第２弾Ｏ，Ｈ，Ｄ サイドストーリー
「Ｒｅｐｏｒｔ ｉｎ Ａｔａｍａｋａｔａｉ」
御送りいたします、前作の執筆中にストーリーの原案を練っていた時に出来たショートストーリーで、
戦場のレポーターに起きたヒゲキと、視聴率を確保したい、番組サイドを皮肉ったつもりで書いたものです。
今回、戦闘機モデルは在りませんが、地上部隊の戦闘風景のレポートと云う形ですのでご了承下さい。
又、砲弾の破片を受け、倒れたレポーターの設定が在りましたが、
実際の戦場では在りうると考え、敢えて掲載しました。
出来るだけ、悲惨な表現は避けたつもりですが、嫌悪感を覚えた方にはこの場でお詫び致します。
ちなみに、このレポーター、生存が確認されています
次の作品に登場予定！？
（よし、これで＜アホンダラ＞らしいぞ？）
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