【 アホンダラ達の空 】
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DogfightCircus
#6 Lady Fighter
Section2 Doubt< 疑惑 >
翌朝、私はいつもより早く目が覚めた。
昨夜の事がムカついて良く眠れなかった、
熱いシャワーを浴びてパイロットスーツに着替え会場に向かい愛車のアクセルを踏み込んだ。
ハンガーに着き、愛機の点検をする為にコクピットに入ると何と無く気分が
落ち着いた(よし、昨夜の事は忘れて頑張んなきゃ・・・・・)
ブリーフィングが始まった、私はエースのTaurusとペアを組み、
4manBattle(1チーム2名で空中戦)にエントリーが決まった。
「足、引っ張るなよお嬢さん」。
(フン、そっちこそ)
「今日の相手はアンタのお友達のSbaruのチームだ、
だからって手加減したりしたら、すぐ追い出してやるからな」。
「判ってるわ」。
私は其れだけ言うと、ブリーフィングルームを後にした。
(なによ、この前相手に追いまくられて最後にミスって失速して墜落したくせに・・
エースが聞いてあきれるわ・・・・)
私は、其の時の事を思い出し1人で笑いながらハンガーに向かった。
「ふぁ、あ〜〜あ・・・・」。
身体を伸ばすと同時に大きなあくびが出てしまった。
結局昨夜はあの奇妙な電話の事が気になって一睡も出来ず朝を向かえてしまったのだ、
(う〜ん?・・・・)考え込んでいるとRonが声を掛けて来た。
「Sbaru、如何した? まさか又、夜更かしでもしてたんじゃ」。
(相変わらず鋭いおっさんだ・・・)
「あれ程きつく注意しているのに、まだ判らんのか?・・・
だからお前は・・・・・・」。
「はいはい、小僧だってんだろ?」。
「なら、言われん様にしろ!!」。
「そ、其れよりRon、今日の対戦相手、何でSky・Pirateなんだよ?
規定じゃ前回の対戦チームとは最低2ゲーム空ける筈だろ?」。
「さあな、運営本部からの通達じゃ向こうの希望らしいぞ」。
「そんな勝手な、他のチームのポイント計算が狂っちまうじゃねえか」。
「知らんよ、パイレーツのオーナーは本部、スポンサー両方に顔が利くからな、
大方コッチとのポイント差を縮めたくて大金積んだんだろ」。
「なんて奴らだ」。
Sky・Pirateは、規模は小さいがエネルギウム鉱床の権利と精製プラントを持つ
数少ない民間企業グループの代表がオーナーを務める有力チームだ。
だが、fight自体は実力主義、チームの大小、財力の差なんて関係ない、
勿論、個人の1匹狼の連中にも当てはまる、DogfightCircus始まって以来の不変の掟だ・・・・・
(と、Ronが酔っ払う度に聞かされていた)
「なあ、Ron、何か変じゃないか?
幾ら連中がタカビーなチームでも其処までした事は無かったゼ?」。
「ああ、確かにな・・・・Subaru、気を付けろ、連中何か企んでいるぞ」。
「OK・・・何かやらかしたら承知しねえぞ・・・」。
Section2 End
◆◆◆ 作者解説 ◆◆◆
KEIです、またまたお届け致します D,F,C#6 LadyFighter
今回は前回の続編<Doubt>(疑惑)です。
何となく火曜サスペンス風のタイトルとラストになってしまいましたが
こんなのもアリかなと・・・
相変わらずの稚拙な文章で申し訳無いですが、どうか最後まで
お付き合いの程を(是ばっかりだな俺・・・笑)
処で、劇中のGloriaの愛車ですがモデルキットがなかなか見つからなくて
大変困りました(おいおい、戦闘機じゃナイノカヨ!)
その代わり別の物で代用致しましたのでどうかご勘弁を
大体、1957型Coruvettoのスケールモデル置いてある店、
私の住んでいる周辺にゃ御座いません、ああ、選択ミスだった
(でも、私のイメージにピッタリなんだもん・・・Gloria嬢談)
では、次こそDogFightシーンたっぷりの最終章をお届け致します(ホントか?)
勿論、Gloriaの搭乗機も・・・・・
1957Corvette
Gloriaの愛車です(上下)キットが手に入らず残念
プルバック走行します、(結構早い!!)¥500でした。
アメ車はこの時代辺りの年代が好きです
下の飛行機はホームセンターで¥300で購入しました、
プルバックでプロペラが回転して走行?します。
おまけのヒコーキ
これで<アホンダラ達の空>の面子がたったぞ?
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