【 アホンダラ達の空 】

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裏切りの大海戦
  『追跡指令』
  前回のあらまし
  大規模な海底エネルギウム鉱床を発見し、突如アメリア国から独立を宣言、
そのまま『独立空母国家』として活動を始めた元・アメリア海軍所属原子力空母『レールガン』・・・・・
  湧き上がる国民感情への配慮、同士討ちを避けたがる軍部等の諸事情から
表立った軍事介入の出来ないアメリア政府は、同盟国に対し是の説得、又は軍事介入を要請、
世界各国のアメリア同盟国、若しくはキクメン軍参入国は直ちに是に呼応し、様々な方法でアプローチするも、
レールガン艦長の意思は固く、説得・実力行使に対し、相応の態度を以って撥ね付けて来た。
  ジャプン政府もアメリア政府の要請を受け、高まる国民の反発をのらりくらりとかわし、
もっともな言い訳を並べ立て本作戦を実行するに至った・・・・・・・・
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  航海日誌、20××年□月△○日
  結局我々の説得工作は失敗に終わった・・・・
原因はジャプンからの2人の交渉人のあまりにも無謀な説得工作だ、
怒ったレールガン艦長は、即刻この2人に対し『国家冒涜罪』なる罪状を被せ、
そのままレールガン内に拘束しようとしたが、
アメリア大使のS・V・タイン大使の必至の努力の末、無事釈放される事となった。
  タイン大使は、その後も説得工作を続行する為に、レールガンに留まる意向を表し、
現在レールガン艦長とジャプン・アメリア両政府とのパイプ役となっている・・・・・
  本作戦の失敗を元にこれからのジャプンの対アメリア政策は益々厳しい物になるだろう。
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  母港への帰還途中、我々に新たな指令が下った、
どうせジャプン政府の決定事項ではなく、アメリアからの要請・・・
いや、強制された指令には違いなかった。
  『本日付で貴艦は《キクメン海軍に編入される》
是に基づき直ちに逃走中の元アメリア海軍所属航空母艦レールガンの追跡・拿捕を実施する』
  まったくもって勝手な言い草だ、
正面きって表沙汰に出来ない為にキクメン軍の名前で
ジャプンを巻き込もうと言った魂胆が見え見えじゃねえか・・・・
  指令書の最後にはこうある・・・
  『尚、作戦実行中にラスア海軍との戦闘になった時には自制心を以って専守防衛に努めよ・・・』
  オイオイ・・・ラスアのパシフィック艦隊相手に専守防衛なんてお題目ぶち上げたって
何の意味があるっていうんだ?
  冗談じゃない・・・・・・
  今時『専守防衛』なんてのは死語だぜ・・・・って言うか、『キクメン軍』に『編入』されたって言うのに
なんで『専守防衛』なんだ!? もう我々は『自衛隊』ではなく『海軍』じゃないのか? つじつまが合わないとはこの事だ・・・・
  オレは其の無茶苦茶な指令書を細かく千切り海原に捨てた・・・
  「艦長、今のは指令書では?」
「ああ・・キミか・・そうだ、余りにも馬鹿げているんで・・・な」
「そんなことして、査問委員会が黙っては・・・」
「気にするな、そうだ、若しオレが退役させられるようなことがあったら此の艦の次期副長にはキミを推薦するよ」
「そ・そんな私は・・・」
  まだ歳若いウシオ航海長は慌てて否定した・・・
しかし彼にはこの艦の副長としての実力は充分にある、実際乗組員の信頼は
現副長の『ミエダ』より厚いのは確かだ。
  体裁を繕い、何かと司令部に媚びる彼より、現場の隊員を第一に考えるウシオ航海長の方が
人気が有るのも無理からぬ事だ。
  「艦長、先程司令部より連絡が・・・」
「うむ」
「本艦は是より『大樽』に寄港、補給・整備を受けた後に直ちに直衛艦並びに旧海上保安庁艦艇を率い、
『レールガン追跡作戦』に参加すべしとの事です」
  う〜む・・・詳細は後程連絡するとあったが、大仰な艦隊を編成させられるとは思わなかったな・・・・
  「艦の編成は?」
「はっ、 旗艦は当艦『みょうこ』、護衛艦として『ちくわ』並びに同型艦の『うきわ』、それと急造艦ではありますがヘリコプター母艦『とりのす』」
「うむ、で、海上保安庁の艦艇は?」
「こちらは『しきがみ』が同行予定であります」
「『しきがみ』か・・・一番でかいクラスを出してきたな」
「はい、兵装を強化してありますので装甲の弱いのを除けば・・・・」
「自衛艦並の火力・・・・か」
「は、『みょうこ・改』型のヘリ母艦もありますのでかなりの戦力かと・・・」
  みょうこ・改ヘリ母艦とは最近ジャプン周辺海域でも頻繁に戦闘が起きるようになったため
国会で与党がゴリ押しで建造を認可した艦である、建造中のイージス護衛艦を急遽ヘリ空母に仕立てた急造艦だ、
どうせなら本格的な航空母艦・・・いっその事原子力空母でも造りゃ良かったのに・・・・
  海上保安庁も自衛隊と任務を一本化して、現在はキクメン海軍に編入されたばかりである、
当然『海軍』に編入された訳であるから、兵装強化も当たり前の事であり、
是に関しては議会は相当もめたらしい・・・・・
  勿論、通常の海難事故の処理にも当たっているのは言うまでも無いが、
現在は新しく認可された民間のコーストガードがそのウエイトを占めている。
  「で、大樽到着予定時は?」
「はい、明日の15:11時の予定です」
「うむ・・・長丁場になるな・・・隊員には充分な休息をとらせる様にせねば・・・それと・・・」
「なんでありましょうか?」
「全員に遺書を書かせておけ」
「!?」
「驚く事は無い、キクネイビーに編入された以上我々は『軍人』だ、それにこの艦も『軍艦』なんだ・・・
今直ぐ攻撃を受け撃沈されても可笑しくないんだよ」
  歳若いウシオ航海長の表情が強張る、無理も無い、彼を含め、隊員の殆んどは実戦経験が無いのだ・・・・
  「心配するな、むざむざ命を無駄にするような事は向こうだって望んじゃいないさ」
  気休めにもならない言葉で誤魔化す、しかし幾らかは彼の表情が和らいだ。
  「は・・はい」
「この事はラスアも予測しているだろう、直ちに対潜哨戒体制に入る、哨戒ヘリの準備を急がせろ」
「ハッ! 復唱致します、直ちに本艦は対潜哨戒体制に入ります!」
「対空哨戒も怠るな、事によってはラスアパシフィック艦隊空母、『ピロシキ』の出撃も予想される」
「了解致しました」
    彼が去った後、フライトデッキ上には俺一人が残り煙草を燻らせていた・・・・
紫煙がサッと風に流される・・・長く伸びた航跡を眺めながらこれからの事を考える・・・・
  このままレールガンとラスア艦隊相手に一戦交える事になるのだろうか?
水平線の向こうに薄暗い雲が分厚く重なっているのが見えた・・・・・
    END
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    今回のお話は前作の続編です、海上自衛隊、イージス護衛艦『みょうこ』での艦長と航海長との会話をメインに進めてみました。
  さて、今回のキットは海上自衛隊のホムペから頂いてきた物です、イージス護衛艦『みょうこう』と護衛艦『ちくま』です。
  ストーリー内で出てきた『みょうこ・改ヘリ空母とりのす』は私の俺設定です、実在はしていませんのであしからず(^^;
国会で急遽認可された改造艦という設定で与党がゴリ押しで認可・・・・・
野党が国民感情を盾に是に反発するも時の総理大臣オオイズミがアメリアとの安保条約を逆手にとって無理やり押し通した・・・・
スンマセン、二度とこの様な無茶な設定は致しませんので今回はカンベンしてください!!
  で・では、気を取り直して今回のキットの画像をどうぞ・・・・・
結構やっつけ仕事で製作しちゃったのでかなり粗が目立っちゃいますが、この際恥を忍んで晒しちゃいます(^^;
      イージス護衛艦『みょうこ』   みょうこ・改ヘリ空母『とりのす』   護衛艦『ちくわ』 同型艦『ちくわ』   海上保安庁艦艇『しきがみ』   艦隊集結(一部スケール揃ってません)
  次回はラスア艦隊を予定していますが、是がかなりのスキルを必要とするキットなので上手く作れるかどうか・・・・・
いっそプラモデルで作った方が早いかもしれません・・・・・だって、糊しろ付いてないんですモン! 自分で作るしか・・・嗚呼(←アホウ)
それでは皆様、またいつか・・・・・(何時になるやら)

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