【 アホンダラ達の空 番外編 】

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◆◆◆ (ドッグファイトサーカス外伝)コーストガード ◆◆◆

「エンジンチェック、急げ!!」
[ファーストエイドキット積んでねーぞ! 早く持てコイ!!」
「酸素ボンベ良し! アクアラングチェック良し!」

慌しいいつもの光景だ、オレは冷たいアイスコーヒーを飲みながら
其の光景を見ていた、其の時インターフォンからやかましい声が・・・

「チーフ、点検完了しました、下に来てください」
「ああ、今行く」

ったく、相変わらずでかい声だ、アイツが来てからチーム内の
雰囲気が更に明るくなった、其れは良い事だ、
しかしあのでかい声だけは何とかならんのか?

オフィスで迎える朝のまどろんだ時間が一発でかき消されちまう、
オレはこの時間が一番好きだって言うのに・・・・・・

(さて、また大声で呼ばれない内に行くとするか・・・・)

デスクの上にまとめて置いたスケジュールのクリップと
ロッカーの中のライフジャケットを引っ掴み足早に部屋を出る、
下の桟橋では既にスタッフが各チーム毎に整列しオレを待っていた。

「お早う諸君、さて今日も・・・・・・」

いつもの訓示をぶち上げた後,今朝は付け加える事項があった。

「今日から一週間このハーバーでドッグファイトが開催される、
ヒコーキ野郎共がハエの様に頭の上を飛び回る訳だが・・・・・・」

そう、今日から俺たちの管轄内でドッグファイトサーカスが始まる、
今回は特別に軍のレスキューチームと合同で任務に当るのだが、
コッチもその道のプロであるから連中ばかりに良い所を見せる訳にはいかん。

もっとも事故なんて起きないに越した事は無いが。

「・・・・で、我々の主な任務は危険エリア、即ち飛行区域下の海上に
進入して見物する連中を安全区域に誘導するのと軍の連中との
共同でのレスキューである、当然通常の任務もこなさなければならないので、
本日はチームを4班に分ける」

「エリック、トーマスの班は午前中はドッグファイト、
メアリーの班は本部で待機、ジョンソンの班は通常業務だ、いいな?」

『イエッサー!!』

各班のボートがけたましいエンジン音と航跡を残し桟橋から離れる、
其れを見送りながら自分のボートに乗り込み待機班のリーダーに声をかける。

「メアリー、オレも一回りしてくる。 何かあったら・・・・」
「アイサー!直ぐ連絡します」
「宜しい、あ、そうだ」
「なにか?」
「おまえな、元気なのは良いが朝呼び出す時はもう少し小さい声で良いからな」
「は?」
「・・・・・いや、なんでもない、行って来る」

オレはキョトンとした顔の彼女を残しボートをスタートさせた、
アクセルをユックリ、徐々に舵を切る・・・・・
馴染みのヨットのオーナーが挨拶してくる、
其れに応えながらエンジンの回転数を上げ飛沫を上げながら沖に向かって進む。

さァ今日はいつもより忙しくなりそうだ、
ドッグファイト委員会からの情報では今日からのゲームは雷撃ゲームが主体らしい、
ドジって機を落とす奴がどの位出るか・・・・・・

ボートは波を切って進んで行く、潮風が心地良い。


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さて、予てから予告(!?)しておりましたとってもショッパイアイテムが完成致しました、
ヤマハのプレジャーボート[STR-19CR]です、アリイのキットで予価800円でした。



キャビンの窓がモールドだったので、思い切って抜いて裏からプラ版を張り窓を表現、
中はがらんどうなので、荒隠しにスモーク塗装で誤魔化しました(笑)



キャビン上部の手すりもモールドだったので削り取り、伸ばしランナーで作り直しました、
全体の塗装は、甲板、船体共にスプレーでブライトオレンジ、キャメルイエローをチョイス、
アメリカ西海岸辺りのコーストガードをイメージしました。



船首・船腹のステッカーはA-ONEのつや消しラベルを使用しました、
結果進水式をすると塗料がはげてしまいます(おいおい)



今回のストーリーはアホンダラにこじつけ、外伝と言う形で出しましたが如何でしたでしょう?
コーストガードチームの朝の一コマと言う設定でした・・・・(あ、石は投げないで!!)

次は必ずドッグファイト3部作完成させるから許して!!

そ、それではコレにて撤収!!




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