【 アホンダラ達の空 】

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   Dogfight-CIRCUS       Stage5 in Japun     

「皆さん、お聞きくださいこの大歓声をっ!!
 今年もやって参りました20??年、Dogfight-CIRCUS、
第5Stage in JapunはTONKIO湾New-float-Airportから
全世界へ向けてデジタル衛星生中継でお届け致します。

なお、従来型地上波放送は野球中継、TONKIO=Valkyrie VS USAKAN=Puma 戦が終了しだいお届け致します、
ご了承ください・・・・・」。

TV−キャスターの興奮ぎみのアナウンスが終わるとすぐに
スポンサーCMが始まった、俺はハンガーの片隅に有る整備員の控え室で、
熱いほうじ茶で海苔煎餅をいただきながらTVを見ていた。(今年の優勝どっちかナ・・・)

その時、携帯の着メロ(TOPGUNのOPテーマ)が流れ、
俺はスイッチを入れた、その途端・・・・・・

「すばる昴っ!! 何処にいるんだっ!!
 さっさとスタンバイしないと、オープニング・ゲームに間に合わんぞっ!!」。

それだけ言うと携帯が切れてしまった。

「はい、はい、ただいまっと・・・」。

俺は渋々立ち上がりその場を去った、
ハンガーに戻り、自分の愛機に目をやると軽い溜め息を付いた。
(何で今日なんだよ、それもJapunで開催だなんて・・・)

諦めてコクピットに乗り込む、メカニック整備員に目線を送ると、
OKサインを返してきた、ドーリーに引かれハンガーを出る、
その間、スイッチ類をONに入れ計器とラジオ無線のチェックを済ませる・・・・

誘導員がタキシング準備のサインを寄越すと、俺はイグニッションスイッチを入れ、エンジンを温めた、
そのとたんにラジオ無線が入った、「この馬鹿野郎っ、今の今まで何処行ってやがったっ!!
 おえらいさんスポンサーのれんちゅう方々がギャアギャア騒いでえらい事になったんだぞっ!!」。

「だってよ〜、なんぼ幾等なんでもこんなフライトしたくねえよ」。

「五月蝿い、スポンサー連中が居なけりゃ俺達プライベートは飛ぶ所か機体の維持だって出来ネエンダ」。

「そりゃそ〜だけど・・・・」。

「解かってんだったら文句を言うなっ!!さっさと準備をしろ、この大間抜けっ!!」。

「・・・・・・」。

それだけ言うとチームマネージャーのロンRonは無線を切ってしまった、・・・・
(やれやれだ、これだから年寄りは・・・)

「あ、それから、今度俺の事年寄りなんて言ってみろ、チームから追い出してやるからなっ!!」。
(おいおい、聞こえてんのかよっ!?)

間抜けなやり取りが済むと今度はコントロールからタキシング開始の連絡が入った、
規定に従い滑走路に入ると、俺と一緒に飛ぶ予定の機がすでにスタンバイしていた。

「スバ〜ル、又Ronのとうさん親父と口喧嘩?」。

「ああ、Gloria、今日は遠慮しないゼ」。

「OK、ねえ、そのペイント結構チャーミングよ、ずっとそれで飛んだら?」。

「やだよ、其れより舐めてかかると大怪我するぜ」。

「はいはい、出来たらね、じゃまたうえ空でね・・Chu?」。

マイクでキスすると彼女はラジオ無線を切った。

彼女はグロリアGloria−-メルセデスMercedes、チームは違うが結構仲がいい、
対戦成績は5勝3敗1分けで俺、カテゴリポイントでは彼女が10ポイント勝っている、
今日俺が勝てば20ポイント加算でコッチのリードだ・・・
(よし、今日はいけるぞ・・・)

やがて、コントロールからスタートの合図が入る。
ブレーキを外しスロットルを全開にする、速度が増し、体にかかるGが強くなる。
スティックを引き機体を持ち上げると規定高度まで上昇して互いに反転して旋回する。
その瞬間、下のスタンドではゲーム開始のサイレンが鳴り響き、観客が総立になる・・・
俺は観客とスポンサーの期待に応えるべく相手の尻に喰らい付き、ガン機銃のトリガーを引く・・・・・・・

「さあ、始まりました、今回のオープニングファイトは
スバルSbaru・トヨタToyota  VS グロリアGloria−-メルセデスMercedesの第10戦です」。

「今年のJapunでの開催は5月5日という事で、
JapuneseTOYメーカーをスポンサーにつけているチームの機体は普段と違うペイントを施しています」。

「はい、世界中の子供たちもTVを見て居ますからね、
TOYメーカーも宣伝効果を期待してのことでしょう」。

「あれは何を表しているペイントですか?Subaru選手の機体の機首に有るマークは、
あと、漢字カンジですかあれは?」。

「ああ、あれはJapunの伝統行事で使う:こいのぼりKOINOBORI:を表わした物です、
今日5月5日はその:KOINOBORI:をポールに飾って子供の成長を祈るそうですよ」。

「何か、フィッシュ魚のアイ目にみえますが・・・・」。

「はい、:KOINOBORI:とは、魚のこいCarpのことです、
それが滝を登るとドラゴンDragonになって天に昇るという伝説が・・・」。

「ハハハ、さすがは不思議の国、Japunです」。

下でそんな間抜けな解説をされているのを知らずに俺はGloriaとのスカイ・ダンスを楽しんだ・・・・

さあ、いくぞ俺のMig-15bis<カープCarp>仕様、見た目じゃない所をみせつけてやれ・・・・・・

  To be Continue? 





KEI さんの Mig15 bis です。





◆◆◆ KEI さんのキット 解説 ◆◆◆

タミヤ Mig15 bis 1/48 ITEM No 61043
価 格 \2000 (特価で¥500で購入)
製作者 KEI(ブランク5年の出戻りモデラー)
使用塗料 タミヤ paintマーカー XF-56 X-1 X-12
     タミヤ エナメルXF-1
     タミヤ スプレー AS-12  TS-6 TS-49

--- 作者コメント ---

いや、参りました、5年ぶりのキット製作です。
以前はバイクとか車等のキットばかりで、戦闘機は苦手分野だったのですが、
あえて今回チャレンジしてみました。
タイトルとストーリーの内容が合って無い気もしますがそこはどうかご容赦の程を・・
(センス無くて御免)

機体のマーキングも結構<アホンダラ>にしてみたつもりですが、如何でしょうか?
細かいレギュレーション違反が有りましたらば重ねてお許しの程を・・・・
写真、下手ですみません。・・・・



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