【 アホンダラ達の空 】
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◆◆◆ 裏切りの大海戦(番外編) ◆◆◆
〜〜〜 始めに 〜〜〜
機体レギュに反しておりますが、作戦(戦闘)に参加していないのと、
登場する機体と話のネタ的にこのカテゴリーに入れるのに相応しいイカした内容なので、
番外編として登場していただきました。
◆◆◆ お客様にはお茶と大福で御持て成ししよう ◆◆◆
アワモリはミシャワ基地…突然だがスクランブルが掛かる、
アメリア空軍のF−16や、防空自警隊(航空自衛隊のアホンダラ名:略して空自)のF−2が飛び立つ、
「AWACS!機影は何機だ?」
怒号にも似たアメリア空軍パイロットの声、
「一機でーす!!」
AWACSから返答が返って来る。
「おい!俺たちにも情報くれよ!!」
防空自警隊のパイロットもAWACSに呼び掛ける。
やがて、両軍飛行隊は問題の機影の主にご対面、
「あれ?F−16?」
「いやいやF/A−18か?」
「やけに小さく見えるなぁ…う〜ん」
「あれれれれ?」
混乱するアメリア軍をよそに防空自警隊は
「不明機に告ぐ、国籍と所属は?」
「…ザザ……トイワン空軍第12飛行隊です。訓練中に迷子になっちゃって…」
「…ハァ…了解した…我々の誘導に従え」
「りょ…了解」
そして、ミシャワ基地、
不明機の周りに黒山の人だかりが出来る。
「おい、F−16じゃないの?A型?」
「いやいや、F/A−18?」
「YF−17かもよ?」
突然、アメリア兵同士で喧嘩が勃発!!
「俺がF−16って言ってんだろが!」
「うるせーっ!!F/A−18じゃ」
「いいや隼だ」
「違うっ!!蜂じゃ」
この不毛な喧嘩はMPによって鎮圧された。
パイロット宿舎にて、不明機パイロットと、空自トップ、アメリア空軍基地司令が集まる。
ことん、かたん、
「お茶をどうぞ、大福もね」
「あ…はい、これはこれはご丁寧に」
基地司令がパイロットに問う。
「あー、ごめんね、トイワンの人、君が乗ってきたあの機体、何てゆうの?」
「F−CK−1です。」
空自司令が問う。
「訓練中に迷ったんだって?」
「…すんません」
「いやいや、良いんだよ、こっちも味方でホッとしたしね。で、どうする?
そちらの司令に無事を報告しといたし、今日は泊まって行きなよ」
「はい、」
…その夜、ささやかな歓迎パーティーが開かれた。
翌日の朝、パイロットは
「いやもう本当に、何から何まで有り難うございます」
防空自警隊、アメリア空軍の両トップと敬礼を交わす。
パイロットは振り返って機体に乗り込もうとする。
「あ、待って、御土産持って行きなさい!」
「?」
「簡単なもので悪いんだけど、お菓子ね」
「有り難うございます」
「あ、実はね、近々ここで航空ショーがあるんだけどね、君が乗ってきた機体、
珍しいせいか妙にウケててね、また友達連れてゲストって形で来て見ない?」
「はい、友人も連れてまた来ます。」
パイロットは機上で敬礼し、機体に乗り込む。
F−CK−1は優雅に空へと舞い、去っていった。
「緊張してたのかな?」
「ああ、だが実直そうな青年だったな」
防空自警隊、アメリア空軍の両トップは
「あっ!!名前聞き忘れてた。」
◆◆◆ 製作者:イソップ 「 F-CK-1(経国) 試作機 」 ◆◆◆
◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆
F-CK-1 試作機(メーカー不明)です。出来は難ありと言わざるを得ません。
押えつけたらヒビが入る硬いキャノピー、反ったパーツ、ヌルいモールド、
切り離したらパーツが抉れるように計算されてるとしか思えないランナー、
で、実機に似てるのかは…解りません。どうですかね?
まあ製作してワクワクするキットではありますね。…あらゆる意味で、
万が一、もう一機手に入れたときは、大人しくキクメン大明神様にお供えとして献上します。
ちなみにキットの後ろのギャンは、形にしたときにキャノピーにヒビを発見した時の俺の姿です。
キクメンさんの誕生日に間に合わせるつもりでしたがキャノピーのせいで台無しです。
稚拙で粗だらけの作品ですが、キクメンさんに捧げます。
最後にひとつ言わせてください。ごめんねF−CK−1、チクショウ
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