これは主戦場と離れた砂漠と乾燥した山肌が剥き出しになった 荒野の空で繰り広げられる男達の物語である。 【砂漠の田舎飛行隊での整備兵とパイロットの会話より】 「なぜ今時こんな戦闘機(mig-21)が飛んでいるのか? この機体自体もうとっくに耐久年数は過ぎているじやないかって?」 整備してもらって、こう言うのもなんだが、嫌味なことを言うねぇ。 まぁ、しょうがないさ、これがお国の台所事情なんだから・・・ お偉いさん達が10年前の食料危機のときに最新の機体を全部カップラーメンと交換しちまったんだ。 おかげで、退役した俺もこの仕事にありつけたわけだ、 それにこんな機体を飛ばせる奴はこの軍にはもういないからな。 若い奴らは、最新鋭機を取り上げられたのと同時に皆、 外国の民間航空に鞍替えしてビジネスジェットを飛ばしているよ。 そのほうが金になる。 だが、こいつ(mig-21)にだってそれなりのことは出来るんだ、要は適材適所ってことさ。 こいつの最高速なら世界の最新鋭に引けは取らない・・・ 砂漠を横切り、敵さんの鼻先を駆け抜けて、 ヤツラを山岳部の対空陣地に引き込むなんて簡単な任務ならどうにでもなるさ。 願わくば、新米やウォトカ漬の地上部隊の奴らが間違って俺を落とさなければというところさ。 それでも金は出るんだろ・・・か、嫌味なことを言うねぇ 「俺の給料がその賞味期限の切れたカップ麺なのさ・・・ こんな機体と年金泥棒の退役軍人なら落とされても痛くはない・・・か。 資本主義とかが入ってきてから、うち(空軍)のお偉いさんも計算高くなったもんだ。」 さて、グルメな奴等が不味そうな魚料理(オンボロ)に喰いついて来るかどうかだが・・・ |
* Mig-21水平最高速 | ・・・ | 低高度での最高速はマッハ1.6ぐらいになるそうです。 |
* カップラーメン | ・・・ | 10年程前某国の首都が大寒波に襲われ食糧難に陥り、 食糧配給が止まったそうです。 そのときの政府がとった苦肉の策が、 最新戦闘機と食料(大量のカップラーメン)の交換だったそうです。 |
* フィッシュベッド | ・・・ | ニャトー・コードネーム、直訳すると魚の寝床。意味は魚類堆積層(らしい)地層? |
メーカー | MINICRAFT |
スケール | 1/144 |
購入場所 | 新宿イエローサブマリン |
価格 | 500円前後・・・正確には忘れてしまいました。 |
備考 | モールドは凸モールド・デカール付き・パイロット無・増槽の出来は最悪です。 キャノピーのモールドが非常に浅いので塗り分けが大変です。 |
全長 | 15.76m |
全幅 | 7.15m |
最高速度 | Mach 2.1 |