【 アホンダラ達の空 】

アホンダラ達の空 の入り口へ戻る



************ ストーリー前解説 ************

昨夜、偵察衛星の写真によって大規模なイシケン軍地上部隊が発見された。

イシケン軍地上部隊はチュリの隣国アルジンゼンより山脈を越えて
アタマカタイ砂漠に進行しようとしているのである。
アルジンゼンはイシケン軍の参加を表明し、
イシケン軍はアルジンゼンをチュリ進行の為の大補給基地として使用している、
しかし、アルジンゼンへの直接攻撃は政治、軍事両面でのリスクを伴うため、
キクメン軍はイシケン軍をチュリ国内で迎撃することしか出来なかった。

衛星写真からの情報では、
イシケン軍は細い山岳地帯の街道を進軍しているため隊列は長く伸び、
対空監視も手薄ということだった。
今、イシケン軍の増援が本体と合流することは戦局を揺るがすに十分な効果が予想される、
それは現在進行中のホットデザート作戦の結果にも影響を及ぼすだろう、
よって、イシケン地上部隊を叩き、その進路を塞ぐとともに進軍速度を遅らせなくてはならない。

キクメン軍第24航空隊による夜間攻撃を慣行するよう、出撃命令が下った。

第24航空隊
キクメン軍第24航空隊はそれぞれの国の事情により表立って
キクメン軍に参加できない国々が研修という名のもとに参加する、
苦肉の策で結成された航空部隊である。
政府のペテンをよそに、各国から選抜された人員のレベルは高く
アメリアのこの部隊への期待の高さはアメリアの至宝、
史上最高の戦闘爆撃機ストライクイーグルの供与という形で証明された。


夜間攻撃作戦作戦名「Ninjya」

「笹本大尉・・・どうして、アメリア人はニンジャが好きなでしょうか?」
「・・・」
「今回の作戦名も名前が安直過ぎませんかねぇ?、マッチョはこれだから駄目なんですよ」

バックシートの「佐々木少尉」は、何かしゃべる事で平静を保とうとしているのだろう。
無理もない、さっきまでの地獄絵図の状況では嘔吐、
失禁なんてまだ可愛い方だし防水性の紙袋を使っているほどの余裕は何処にもなかった。
実は、佐々木少尉が常軌を逸した行動に出なかっただけでも、大助かりなのだ。

24時間もたった衛星写真なんて当てにするもんじゃない、
山並みを縫って低空で進入した我々を待ち受けていたのは、
自分達めがけて夜空を昇る無数の光の柱だった。

俺たちは運がいい、アメリア人コンビの101は早々に山腹に激突し夜を昼に変え、
我々を緑色のディスプレー越しの仮想世界から、キャノピー越しの現実世界へ引き戻し、
喚きっぱなしの警報は、下手なヒーロー願望を吹き飛ばしてしくれた。

「大尉・・・戦果はどのぐらい上がったでしょうかねぇ・・・」

正直いってそんなものを確認している暇はなかった、
そこそこの戦果はあるにしても期待もしていなかった、
機体を左右に振って逃げ回るのが精一杯だったのだからだ。
「戦果の心配より、整備班長にする汚したシートの言い訳を考えておいた方がいいんじゃないのか?」
敵の損害は分からない、しかし、出撃8機のうち3機とラジオが通じない。

ストライクイーグル、この機体は世界最高の猛禽だ、
暗闇で獲物を見つけ素早く獲物に襲い掛かり強力な爪で狩をする、
人類の生み出した、チタンの翼を持つ鷲なのだ。
しかし、真のイーグルとは生き残った者のことだ。空にあってこそイーグルなのだ。
帰還する鷲の翼は爆煙で煤けているが、
ジャングルを下に見ながら明け方の空を何ごともなかったように滑っていく。




イシケンの キクメン軍 F-15E EAGLE です。














◆◆◆ イシケンのキット 解説 ◆◆◆

商品名F-15E DUAL-ROLEFIGHTER
メーカーハセガワ/DRAGON
スケール1/144
購入場所近所の模型店
価格¥400円
備考戦闘攻撃機という事で爆弾満載です、値段はナント\400円とお得キットです。
最近イシケンの周りではDRAGONの1/144の航空機は見ませんが
ARIIに比べると装備が充実しています
合いの悪さを腕で解決できるのならばお奨めのKITです。

イシケンは上手なモデラーではありません、コックピット周りのアップはさすがに辛いです。
でもいいの、楽しいんだもん・・・それにピトー管だって造りません、伸ばしランナーの事もありますが
ピトー管があまりカッコウいいとは思っていないもので。

今回、キクメン軍デカールは、インクジェットプリンターで透明シールシートに印刷したものを切り取って貼りました。
チョット段差が気になりますが・・・
今回のイーグルはイシケン的には70%でOKの出来です。

さーて、次は何を作りますか・・・


アホンダラ達の空 の入り口へ戻る