イシケンの大空

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◆◆◆ 闘いはいつまで続くのか ◆◆◆

流浪の空母レールガンは慢性的な戦闘状態の中で新年を迎えた。

個性の強いパイロット連中のなかには、新年を機にパーソナルマークを書き換える者もいる。
その小さな変化が、閉塞した艦内の乗組員にとっては密かな楽みとなっているのだ。

そんな暇を持余す一人（以下、男Ａ）が、尾翼に男性雑誌のマークのようなものが描かれた機体を見つけ、
これまた時間つぶしにと機体近くにいたパイロット（以下、ＰＴ）に話しかけてみた。

男Ａ：随分と魅力的なマークですね？
ＰＴ：東洋の風習によると今年の「ラッキーアニマル」なんだそうだ、ちょっとあやかってみたくてね。
受ける側も、興味を引いてくれたことへの感謝として快く答えた。

男Ａ：では昨年のラッキーアニマルは何だったんです？と疑問をぶつける。
ＰＴ：「タイガー」だったそうだ、昨年知っていればカッコウ良く飾ったんだが、
　　どうにもラビットはネタが限られるね～～
　　ちなみに、次はドラゴン、スネーク、そしてホースと続き全部で１２種類あるんだそうだ・・・。
そう話を続けた。

東洋の豆知識に少し興味を抱いている様子の男に向けて更に話を続ける。

ＰＴ：実は来年のドラゴンを東洋風か北欧風のどちらにするか迷ってるんだ。
男Ａ：どちらでもお好きに・・・
そう心で思うと同時に「この状況が何年も続くということの暗示か？」との思いが頭をよぎるのであった。

果たして流転の空母レールガンの旅はまだまだ続くのであろうか？

男の思いと同時に「うっ！！」と呻いた者がいた・・・
呻いたのは、いったい誰であろうか？

この会話に登場した人物ではなさそうだ。

◆◆◆ 製作者：イシケン「 F-14A　TOMCAT 」 ◆◆◆

◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

レベル製 1/144 F-14A　BLACK TOMCAT

いわずと知れた、144史上最高の出来栄えのRevellのトムキャットです。

製品は2004年の製品ですが、以降これを抜いたものは出てきていないと思います。
で、久しぶりに作ってみるとプラ表面の処理が甘かったり、インテークの淵がまだまだ厚かったりと意外と満たされていない点があることに気がつきました。

それでも、アリイやアカデミーの駄目キャットと比べるのもおこがましい、段違いに高いレベルにあります。
今回はつい手を出しそびれましたが、この商品を活かすために、次回は表面処理とインテークを薄くし、インテーク内のプレートも付けてみたいと思います。

ところで、イシケンの手にした商品は残念なことにキャノピーに気泡が入っています。
こういうのって結構ボディーブローなんですよねぇ・・・

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