【 我が軍 勝利 Vol.17 】
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2010年8月14日
【 古参兵の帰還 ２章 】
いやはや、シャトルに乗るのも随分久しぶりだな。
えーと・・・惑星アルモスの情報は・・・と・・・
ところで、隊長。
何故情報収集する時はその機体なんですか？
ん？コレか？
いや、大して意味はないんだが、
この機体で情報収集しているとなんだか頭が冴えるような気がしてな。
そうですか、確かになんだか、頭良さそうに見えますよ。学者さんみたいだ。
え？そう？ニヤリ・・・
おっと、そろそろ着くようだ。
・・・って、あれ？皆買ったばかりの機体にチェンジしないのか？
いやー・・・やっぱ、なんだか緊張してよ・・・
久しぶりの最前線だろ？
それならやっぱ使い慣れた機体の方がいいかな、と思ってよ。
ボクも！じゃない、自分もであります！
フムン・・・確かに、ルックスだけのあまり乗り慣れてない機体で、
無様なサマで戦うよりは、
慣れた機体で、実戦での実力をこそ見てくれ、というんだな。
確かにそれはそうだな。
まぁオレはせっかく買ったんだし、この機体で様子を見てみるよ。
いやーーー久しぶりの前線だなぁー！空気が違うぜ！
お・・お土産屋さんあるかな・・・
おいおい、皆何しにきたと思ってるんだよ・・・
と、先任兵殿がいらっしゃるようだ、早速挨拶に行かねば・・・
おーー、いかにも最前線に来たって気がするぜ！何かこう胸のエンジンに火がついてくるぜ！
若さ！若さって何だ！振り向かないことさ！愛ってなんだ？ためらわないこと・・・
（Respect for Akira Kushida）
コラコラ先任兵殿が説明してるんだ、ちょっと黙ってろって。
元悪魔軍って・・・なんか、スゴイことになってるな・・・
・・・ヨシッ！！キクメン小隊行くぞ！！
オ・・・オウ！！あばよ涙！よろしく勇気！！
・・・ガクガクブルブル・・・お・・おっかさん・・・
おいおい、まだどこもやられてないうちから、
ロボチェンジしなくても大丈夫だろう。
いえ！そんなことはないです！備えあれば、備えなしです！
え・・・？・・・なんか・・まぁいいや。
最初のフィールドの敵は大したことなかったな。
いつもの辺境区域の敵よりは、弱いし。
・・・お、前線基地があるぞ。
なんか、見慣れない装置があるぞ・・・
近くに技師がいる。聞いてみよう。
なるほど、この装置でパワーバランスゲージをチャージするのか。
しかもゲージの源をチャージすれば、その機体の経験値も上がるのか。
確かにこれはどの惑星にもなかった仕組みだな・・・
要するに敵をバンバン倒して、ここにきてジャンジャカチャージすりゃいいんだろう？
早速行こうぜオイ！どんどん敵を倒しによ！！
お・・・おう、気合入ってるな。ヨシ、行こう！！
我が小隊は久しぶりの前線で、大いにはりきった。
よその隊も見かけ、俄然他の隊に遅れをとらぬよう奮起した。
なんか、最前線というから、もっとこう熾烈な戦場をイメージしたけどよ、大したことねぇな。
コワクないです！いつものトコよりも平気です！
そうだな、案外拍子抜けって感じだな・・・
いったん戻って、先任兵殿の話をもう一度聞いてみよう。
このフォルディ峠ってトコから先は、強敵が多いそうだ。
なーに、これまでの敵からして、たかがしれてるって、とりあえず腕鳴らしと行こうぜ？
あまり油断するなよ・・・
・・・数十分後・・・
キクメン小隊は「ほうほうのてい」で逃げ帰ってきた・・・・
ガチだ・・・ガチでヤヴァイ・・ほとんどぶっ壊された・・・
ああ、自分もだ。
突発で転送されてきた、悪魔軍精鋭部隊の中にスゴ腕がいたな。
オウ、オレもそいつにやられた、油断してたら小型機なんて一発で瞬殺されちまったぜ。
まさか、ここまでとは・・・やるな、悪魔軍。
・・・って、あれ？サクは・・・・サクはどうした・・・・
その後、必死の捜索活動により、サクは発見されたが、
岩陰の隙間の奥からかたくなに出てこようとせず、
最後は他の隊の人手も借りて、
岩ごと破壊して救出という何とも不名誉なカタチでキクメン小隊は有名になったのであった・・・・
キクメン小隊の戦いはまだまだ続く・・・
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